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公開番号2024033141
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022136555
出願日2022-08-30
発明の名称温感化粧料
出願人日油株式会社
代理人個人
主分類A61K 8/34 20060101AFI20240306BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】油溶性有効成分を含み、肌に塗布した際に温感効果が得られる温感化粧料であって、油溶性有効成分の安定性が高められ、油溶性有効成分の効果を向上させることができる温感化粧料の提供。
【解決手段】(A)グリセリンを40~99質量%、(B)油溶性有効成分を0.0001~50質量%、(C)2-(メタ)アクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに基づく構成単位および(メタ)アクリル酸アルキルに基づく構成単位を有する共重合体を0.01~10質量%含有する温感化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)グリセリンを40~99質量%、
(B)油溶性有効成分を0.0001~50質量%、
(C)下記の式(1)および式(2)で表される各構成単位を有する共重合体を0.01~10質量%含有する温感化粧料。
TIFF
2024033141000007.tif
71
118
(式中、R

は水素原子またはメチル基を示す。)
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2024033141000008.tif
43
118
(式中、R

は水素原子またはメチル基を示し、mは3~21の整数を示す。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油溶性有効成分を含み、肌に塗布した際に温感効果が得られる温感化粧料に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
スキンケアは一般的に、化粧水による水分補給に始まり、乳液やクリームなどの油分を含有する化粧料を使用することで、皮膚の乾燥や肌荒れを防止する方法が採られている。加えて、美白や抗シワなどの美容効果を得るため、有効成分が配合された化粧料が使用される。特に油溶性の有効成分は、皮膚への浸透性が高いため広く用いられている。これらの有効成分の効果をさらに高めるため、化粧料において様々な方法が提案されている。
例えば特許文献1には、ポリグリセリン脂肪酸エステルとポリオールを組み合わせたベシクル組成物を用いて、油溶性の有効成分を皮膚や毛髪への浸透性を高く向上させることが記載されている。
また特許文献2には、ナイルレッドなどの有効成分の浸透性を高めるため、特定のカチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、油剤、高級アルコールを組み合わせる方法が記載されている。
【0003】
また有効成分の効果を高める方法として、使用者の血行を促進させる方法があり、一般的な手段としては入浴やマッサージなどが挙げられる。そのため、油溶性有効成分を含む化粧料としては、マッサージの工程に適するものが求められる。
加えて、多価アルコール等の水和熱を利用した温感化粧料は、塗布した肌の温度を温めるので、マッサージによる血行促進の効果をより高めることができる。
温感効果を有し、マッサージに好適な化粧料として、特許文献3や特許文献4などに記載の化粧料が挙げられる。
【0004】
しかしながら、油溶性有効成分を含み、温感効果を有しておりマッサージに適する化粧料はこれまで十分には検討されてこなかった。特に油溶性有効成分は酸化により変臭、変色や機能の低下など品質の劣化を引き起こし易く、特に熱や光によってこれらが促進されるので、化粧品中の油溶性有効成分の品質を維持することが必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-199669号公報
特開2017-160236号公報
特開2013-180997号公報
特開2013-91619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決すべき課題は、油溶性有効成分を含み、肌に塗布した際に温感効果が得られる温感化粧料であって、油溶性有効成分の安定性が高められ、油溶性有効成分の効果を向上させることができる温感化粧料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明者らが鋭意検討した結果、グリセリンと油溶性有効成分をそれぞれ所定量含有する温感化粧料において、特定のアクリル系共重合体を所定量含有させることによって、上記課題を解決できることを見出し、本発明の完成に至ったものである。
【0008】
すなわち本発明は、(A)グリセリンを40~99質量%、(B)油溶性有効成分を0.0001~50質量%、(C)下記の式(1)および式(2)で表される各構成単位を有する共重合体を0.01~10質量%含有する温感化粧料である。
【0009】
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2024033141000001.tif
71
118
(式中、R

は水素原子またはメチル基を示す。)
【0010】
TIFF
2024033141000002.tif
43
118
(式中、R

は水素原子またはメチル基を示し、mは3~21の整数を示す。)
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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