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公開番号2024007875
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-19
出願番号2022109247
出願日2022-07-06
発明の名称自動判別チップ置台
出願人株式会社FUJI
代理人個人
主分類B23Q 13/00 20060101AFI20240112BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】チップの取り付けに間違いが生じないようにするための自動判別チップ置台を提供すること。
【解決手段】同一のチップを収納するチップ収納容器、前記チップ収納容器の開口部を塞ぐ蓋部材および、前記蓋部材を開閉動作させるアクチュエータをそれぞれに備えた複数のチップ収納ユニットと、工具交換指令に従い対応するチップを収納した前記チップ収納ユニットについて前記アクチュエータを動作させる駆動回路と、を有する自動判別チップ置台であり、例えば、前記チップ収納ユニットは、前記チップ収納容器が上面を開口するチップ収納箱であり、前記蓋部材が前記チップ収納箱の上面開口部を塞ぐ蓋プレートであり、前記アクチュエータは、前記蓋プレートを上下に変位させるエアシリンダであり、前記駆動回路は、電磁切換弁によってエアポンプから供給されるエアの切り替えを行うエア駆動回路である。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
同一のチップを収納するチップ収納容器、前記チップ収納容器の開口部を塞ぐ蓋部材および、前記蓋部材を開閉動作させるアクチュエータをそれぞれに備えた複数のチップ収納ユニットと、
工具交換指令に従い対応するチップを収納した前記チップ収納ユニットについて前記アクチュエータを動作させる駆動回路と、
を有する自動判別チップ置台。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記チップ収納ユニットは、前記チップ収納容器が上面を開口するチップ収納箱であり、前記蓋部材が前記チップ収納箱の上面開口部を塞ぐ蓋プレートであり、前記アクチュエータは、前記蓋プレートを上下に変位させるエアシリンダであり、前記駆動回路は、電磁切換弁によってエアポンプから供給されるエアの切り替えを行うエア駆動回路である請求項1に記載の自動判別チップ置台。
【請求項3】
前記駆動回路は、工作機械の工具交換の指令に従い対応するチップを収納した前記チップ収納ユニットについて前記アクチュエータを動作させる請求項1または請求項2に記載の自動判別チップ置台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械におけるワークの加工に使用される複数種類のチップを用意し、タレット装置の交換対象工具に対応して所定のチップを判別する自動判別チップ置台に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
チップの交換に関しては、例えば下記特許文献1に、フライス盤やマシニングセンタ等の工作機械で使用されるチップ交換装置が開示されている。そのチップ交換装置は、工作機械の近傍に配置され、或は工作機械の一部として構成されるものである。チップ交換装置は、多関節ロボットなどからなる駆動装置、転削工具のねじを自動的に着脱するドライバユニット、チップを保持するチップ保持部、清掃するためのエアブローノズル、ねじの供給と回収を行うねじ供給機、ホルダの位置決めを行うホルダ保持部などによって構成されている。
【0003】
チップ交換装置にはさらに、チップを収納するチップ台が設けられている。ホルダに対して取り外しするチップを収納する従来例のチップ台は、使用前チップ用トレイと、使用済チップ用トレイが設けられている。使用前チップ用トレイは、使用前の複数のチップを並べてセットされたチップマガジンとして機能するものであり、使用済チップ用トレイは、使用済のチップを回収するための回収トレイである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-154434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記従来例はチップ交換を自動で行うものであるため、チップ台のチップ用トレイに単にチップが整然と並べられているだけである。使用されるチップは同じような形状のものが多く存在し、作業者が見分けて取り付けようとすれば間違いが生じることがあるものの、自動で行われるチップの取出しに間違いが生じることはない。しかし、従来例のようなチップ交換装置は、コストがかかるだけではなく、可動域も含めた設置スペースが必要になってしまい、その適用が進まない。そこで、作業員が手作業でチップを交換する方法を採用しながらも、取付けに間違いが生じてしまいワークを無駄にしてしまうことが無いようにすることが望まれる。
【0006】
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、チップの取り付けに間違いが生じないようにするための自動判別チップ置台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る自動判別チップ置台は、同一のチップを収納するチップ収納容器、前記チップ収納容器の開口部を塞ぐ蓋部材および、前記蓋部材を開閉動作させるアクチュエータをそれぞれに備えた複数のチップ収納ユニットと、工具交換指令に従い対応するチップを収納した前記チップ収納ユニットについて前記アクチュエータを動作させる駆動回路と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
前記構成によれば、工具交換指令に従い、対応するチップを収納したチップ収納ユニットについてアクチュエータが動作し、チップ収納容器の開口部を塞ぐ蓋部材が開くことにより、作業者が収納容器から工具交換の対象となっているチップを取り出すことができる。よって、似ている形状のチップが使用されていたとしても、自動によって該当するチップが収納されたチップ収納容器において蓋部材が開くため、作業者は間違うことなくチップの交換が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
工作機械の一例として正面2軸旋盤を示した外観斜視図である。
機体カバーを除いた正面2軸旋盤の内部構造を示した斜視図である。
自動判別チップ置台の一実施形態を上方から示したイメージ図である。
自動判別チップ置台の一実施形態の一部を側方から示したイメージ図である。
工作機械を制御する制御システムを示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る自動判別チップ置台の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。本実施形態の自動判別チップ装置は、例えば図1に示す工作機械に対して近傍に配置され、或はその一部として機体側部などに取り付けられる。図1は、工作機械の一例として正面2軸旋盤を示した外観斜視図であり、図2は、機体カバーを除いた正面2軸旋盤の内部構造を示した斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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