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公開番号2024037494
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022142392
出願日2022-09-07
発明の名称標示付与方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類B23K 26/00 20140101AFI20240312BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】改良された標示付与方法を提供する。
【解決手段】部品(カバー1)に標示を付与する標示付与方法は、板金にレーザー光を照射して、所定形状に切断する際、切断面の一部(先端部221)に、前記標示に対応した段差部(5)を形成するように、前記レーザー光を照射する。この標示付与方法によれば、レーザーカットのプログラムを変更することで、カバー1の切断面の一部に段差部5を形成するので、板金の表面にめっき処理がされている場合であっても、板金の表面性状への影響を抑制しながら、標示を付与できる。また、コストを増加させることなく、半永久的に消えない標示をカバー1に付与できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
部品に標示を付与する標示付与方法であって、
板金にレーザー光を照射して、所定形状に切断する際、切断面の一部に、前記標示に対応した段差部を形成するように、前記レーザー光を照射する、
標示付与方法。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記標示は、数字を含み、
前記段差部は、前記数字に対応した数の凹部を有する、
請求項1に記載の標示付与方法。
【請求項3】
前記段差部は、第1凹部と、前記第1凹部と深さの異なる第2凹部とを有する、
請求項2に記載の標示付与方法。
【請求項4】
前記段差部は、前記凹部と、大きさ及び形状の少なくともいずれか一方が異なる段差形状を有する、
請求項2に記載の標示付与方法。
【請求項5】
前記段差部は、前記凹部と、大きさ及び形状の少なくともいずれか一方が異なる段差形状を有し、
前記段差形状は、前記第1凹部と同じ深さの凹部と、前記第2凹部と同じ深さの凹部とを含む、
請求項3に記載の標示付与方法。
【請求項6】
切断された前記板金に、曲げ加工を施して、前記部品を成形する、
請求項1に記載の標示付与方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部品への標示付与方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
部品には、品質管理やトレーサビリティ管理のために、製造日やロット番号等の標示が付与されることがある。標示は、部品の素材に応じた手法で付与される。例えば、特許文献1は、化粧料容器を包装する包装箱の表面に、レーザー光照射による凹凸模様を形成する技術を開示する。包装箱の表面に、印刷ではなくレーザー光照射によって模様を形成することにより、化粧料の製造番号やロット数等が順次変化する場合にも、簡単に対応可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-302113号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、表面がめっき処理されている等、表面の性状が重要な部品に対して、レーザー光照射によって標示を付与すると、表面が変性するおそれがある。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、改良された、部品への標示付与方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る標示付与方法は、下記を特徴としている。
部品に標示を付与する標示付与方法であって、
板金にレーザー光を照射して、所定形状に切断する際、切断面の一部に、前記標示に対応した段差部を形成するように、前記レーザー光を照射する、
標示付与方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、改良された、部品への標示付与方法を提供できる。
【0008】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、カバーの斜視図である。
図2は、カバーを箱本体に組付けた状態の電気接続箱の要部縦断面図である。
図3は、段差部が設けられた庇部の正面図である。
図4は、段差部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。以下の実施形態では、部品の一例としての板金カバー(カバー1)に、標示を付す例を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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