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公開番号2024006719
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022107877
出願日2022-07-04
発明の名称乗員保護装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B60N 2/42 20060101AFI20240110BHJP(車両一般)
要約【課題】着座した乗員のシートから離れる移動を好適に規制して、乗員を保護することができる乗員保護装置を提供すること。
【解決手段】乗員保護装置70は、座部10と背もたれ部2とを有したシート1に着座した乗員MPを保護可能に、着座した乗員の左右両側の部位に、可撓性を有した肩拘束材20が収納され、作動時、左右の肩拘束材が、乗員の左右の肩部MSの前面側に配設される。左右の肩拘束材は、上端20a側を背もたれ部の上端3側に固定させて、下端20b側を巻取り装置30に連結させて、収納時、着座した乗員の左右を囲むように、背もたれ部の上端側から左右両縁側に延びて、座部の左右両縁側から座部の前縁11c側を経て、巻取り装置に連結されるように、収納される。座部の前縁側には、巻取り装置とともに作動される構成として、乗員の着座した座面11の前縁11c側を隆起させる持ち上げ装置40が、配設されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
座部と背もたれ部とを有したシートに着座した乗員を保護可能に、
着座した乗員の左右両側の部位に、可撓性を有した肩拘束材が収納され、作動時、左右の前記肩拘束材が、乗員の左右の肩部の前面側に配設される構成の乗員保護装置であって、
左右の前記肩拘束材が、それぞれ、上端側を前記背もたれ部の上端側に固定させて、下端側を前記座部の前縁側に配設された巻取り装置に連結させて、配設されるとともに、収納時、着座した乗員の左右を囲むように、前記背もたれ部の上端側から左右両縁側に延びて、前記背もたれ部の左右両縁側を下方に延びて前記座部の左右両縁側に連なり、前記座部の左右両縁側から前記座部の前縁側を経て、前記巻取り装置に連結されるように、収納され、さらに、
前記座部の前縁側に、前記巻取り装置とともに作動される構成として、乗員の着座した座面の前縁側を隆起させる持ち上げ装置が、配設されていることを特徴とする乗員保護装置。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記巻取り装置と前記持ち上げ装置とが、作動時の駆動源を共用されていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項3】
左右の前記肩拘束材が、前記巻取り装置に巻き取られる可撓性を有した芯材と、該芯材を覆う可撓性を有したチューブ材と、から構成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の乗員保護装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗員保護装置としては、座部と背もたれ部とを有したシートに着座した乗員を保護できるように、乗員の左右両肩を背もたれ部側に拘束できる可撓性を有したベルト状の肩拘束材を配設させたものがあった(例えば、特許文献1参照)。肩拘束材は、着座した乗員の上半身の左右両側にそれぞれ配設され、それぞれ、下端側を背もたれ部の下端側に固定させておき、そして、背もたれ部の上端側で、回動アームに保持されるとともに、巻取り装置に連結されていた。この乗員保護装置では、着座した乗員の左右の両側における背もたれ部の前面側に、左右の肩拘束材を待機させておき、作動時、左右の回動アームを、乗員の外方側から乗員の前方側に回動させ、各回動アームで支持した左右の肩拘束材の上端側を、乗員の左右の肩部の前方側に配置させ、ついで、巻取り装置を作動させて、左右の肩拘束材を、回動アームから離脱させつつ、乗員の左右の肩部の前面側に当てて、左右の肩部を拘束するように、構成されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-15541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の乗員保護装置では、作動時、乗員の左右の肩部を背もたれ部から離れないように、左右の肩拘束材を乗員の左右の肩部の前面側に当接させるものの、肩拘束材の下端側では、乗員の腰部から左右に離れるように、背もたれ部の下端に固定されている。そのため、左右の肩拘束材が、乗員の腰部自体の前方移動を的確に拘束し難く、乗員保護装置としては、腰部を含めた乗員の移動を好適に規制することが望まれる。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、着座した乗員のシートから離れる移動を好適に規制して、乗員を保護することができる乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る乗員保護装置は、座部と背もたれ部とを有したシートに着座した乗員を保護可能に、
着座した乗員の左右両側の部位に、可撓性を有した肩拘束材が収納され、作動時、左右の前記肩拘束材が、乗員の左右の肩部の前面側に配設される構成の乗員保護装置であって、
左右の前記肩拘束材が、それぞれ、上端側を前記背もたれ部の上端側に固定させて、下端側を前記座部の前縁側に配設された巻取り装置に連結させて、配設されるとともに、収納時、着座した乗員の左右を囲むように、前記背もたれ部の上端側から左右両縁側に延びて、前記背もたれ部の左右両縁側を下方に延びて前記座部の左右両縁側に連なり、前記座部の左右両縁側から前記座部の前縁側を経て、前記巻取り装置に連結されるように、収納され、さらに、
前記座部の前縁側に、前記巻取り装置とともに作動される構成として、乗員の着座した座面の前縁側を隆起させる持ち上げ装置が、配設されていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る乗員保護装置では、乗員がシートに着座した状態で、乗員の拘束が必要な場合(例えば、車両の衝突の予知、あるいは、実際の衝突時)があれば作動され、その際、左右の肩拘束材が、巻取り装置により、下端側を巻き取られれるとともに、座部の前縁側が、持ち上げ装置により、隆起する。左右の肩拘束材は、巻取り前の収納状態では、背もたれ部の上端側の固定端側から背もたれ部の上端側を左右の縁側まで延び、その後、背もたれ部の左右の縁と座部の左右の縁とを経て、座部の前縁側に延びるように収納されており、下端側が牽引されれば、背もたれ部の左右の上端側から側面側に曲がる屈曲部位が、前方側に引っ張られる状態となり、その慣性力により、乗員の左右の肩部の上面側から前面側に、容易に配置されて、乗員の左右の肩部の前面側を拘束可能となる。また、座部の前縁側で持ち上げ装置が作動すれば、座面の前縁側が隆起されることから、その隆起部位によって、乗員の大腿部や臀部の前方移動が規制される。さらに、巻き取られた左右の肩拘束材は、上端側の肩部の前面側から下端側の座部の前縁側まで、略直線状に伸びた状態で、側方から見て、背もたれ部と座部との間のスペースを斜めに横切るように、着座した乗員の左右両側に配置されることから、上端側と下端側との間の中間部位において、乗員の左右の移動を規制できる。すなわち、着座した乗員は、左右の肩拘束材により、上半身における左右の肩部の前方移動が規制され、持ち上げ装置により、下肢側の臀部や大腿部の前方移動が規制され、さらに、左右の肩拘束材の上下端の間の中間部位により、腰部を含めた上半身や大腿部付近の左右の移動が規制され、その結果、乗員は、シートから離れるような前方移動や左右へのずれ移動が抑制されて、的確に保護される。
【0008】
したがって、本発明に係る乗員保護装置では、着座した乗員のシートから離れる移動を好適に規制して、乗員を保護することができる。
【0009】
そして、本発明に係る乗員保護装置では、前記巻取り装置と前記持ち上げ装置とが、作動時の駆動源を共用されていることが望ましい。
【0010】
このような構成では、シートに搭載する巻取り装置と持ち上げ装置との駆動機構の構成部品を共用できて、簡便に構成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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