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公開番号2024005564
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022105792
出願日2022-06-30
発明の名称塗布装置
出願人ニデック株式会社
代理人個人
主分類B05C 1/02 20060101AFI20240110BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】スクレーパの位置精度が高くない場合でも、粘性材料を所望の厚みにすることが可能な塗布装置を提供する。
【解決手段】塗布装置1は、供給テーブル19と、スクレーパ21と、転写部29とを有する。供給テーブルは、粘性材料が配置される円環状の溝191を有する。スクレーパは、粘性材料に接触する。転写部は、供給テーブルに対して相対移動可能で、溝内の粘性材料に対して接触する。供給テーブルは、溝の径方向内側に配置される内側上面192と、溝の径方向外側に配置される外側上面193とを有する。スクレーパは、内側上面および外側上面に跨って配置される。スクレーパは、内側上面および外側上面に接触した状態で、粘性材料に接触する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粘性材料が配置される円環状の溝を有する供給テーブルと、
前記粘性材料に接触するスクレーパと、
前記供給テーブルに対して相対移動可能で、前記溝内の前記粘性材料に対して接触する転写部と
を有し、
前記供給テーブルは、前記溝の径方向内側に配置される内側上面と、前記溝の径方向外側に配置される外側上面とを有し、
前記スクレーパは、
前記内側上面および前記外側上面に跨って配置され、
前記内側上面および前記外側上面に接触した状態で、前記粘性材料に接触する、塗布装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記供給テーブルを回転させる回転機構をさらに有する、請求項1に記載の塗布装置。
【請求項3】
前記転写部を移動可能に支持する支持部材を有し、
前記回転機構は、前記転写部の動作に連動して、前記支持部材に押されることによって、前記供給テーブルを回転させる、請求項2に記載の塗布装置。
【請求項4】
前記粘性材料の表面状態を検出する検出部を有し、
前記検出部は、前記スクレーパと接触位置との間における、前記粘性材料の表面状態を検出し、
前記接触位置は、前記転写部が前記粘性材料に接触する位置である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の塗布装置。
【請求項5】
支持部材と、
複数の前記転写部と
を有し、
前記複数の転写部は、同一の前記支持部材に支持される、請求項1または請求項2に記載の塗布装置。
【請求項6】
前記複数の転写部は、第1転写部および第2転写部を有し、
前記第1転写部は、第1接触位置で前記粘性材料に接触し、
前記第2転写部は、第2接触位置で前記粘性材料に接触し、
前記第1接触位置は、前記スクレーパと前記第2接触位置との間に配置され、
前記供給テーブルは、前記転写部の1回の転写動作当たり、回転軸線を中心としてα°ずつ回転し、
前記回転軸線を中心とする、前記第1転写部と前記第2転写部との間の角度をβ°とし、
nを整数とすると、
β≠n×α
である、請求項5に記載の塗布装置。
【請求項7】
前記スクレーパは、弾性部材である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の塗布装置。
【請求項8】
前記転写部の先端部に向かって空気を吹き出す吹出部を有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の塗布装置。
【請求項9】
前記スクレーパは、
基端部と、
先端部と、
前記基端部と前記先端部との間に配置される接触部と
を有し、
前記基端部は、前記接触部に向かって、前記スクレーパに対する前記供給テーブルの回転方向の下流側に延び、
前記先端部は、前記接触部に向かって、前記回転方向の上流側に延び、
前記接触部は、湾曲するとともに、前記内側上面および前記外側上面に接触する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の塗布装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、塗布装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、被塗布部材にグリス等の粘性材料を塗布する塗布装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、グリス供給テーブルと、グリス供給テーブルの上方に配置される支持部材と、支持部材に取り付けられるスキージと、支持部材を往復移動させる駆動シリンダと、転写ロッドとを有する塗布装置が記載されている。特許文献1の塗布装置では、スキージは、グリス供給テーブルの上方を移動され、グリスを略均一な厚さに広げる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-334567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の塗布装置では、グリスを所望の厚みにするためには、支持部材に対してスキージを高精度に取り付ける必要がある。言い換えると、グリスを所望の厚みにするためには、スキージの位置精度を高くする必要があるという問題点がある。
【0005】
本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、スクレーパの位置精度が高くない場合であっても、粘性材料を所望の厚みにすることが可能な塗布装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の例示的な塗布装置は、供給テーブルと、スクレーパと、転写部とを有する。供給テーブルは、粘性材料が配置される円環状の溝を有する。スクレーパは、前記粘性材料に接触する。転写部は、前記供給テーブルに対して相対移動可能で、前記溝内の前記粘性材料に対して接触する。前記供給テーブルは、前記溝の径方向内側に配置される内側上面と、前記溝の径方向外側に配置される外側上面とを有する。前記スクレーパは、前記内側上面および前記外側上面に跨って配置され、前記内側上面および前記外側上面に接触した状態で、前記粘性材料に接触する。
【発明の効果】
【0007】
例示的な本開示によれば、スクレーパの位置精度が高くない場合であっても、粘性材料を所望の厚みにすることが可能な塗布装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の第1実施形態の塗布装置の概要を示す図である。
図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。
図3は、本開示の第2実施形態の塗布装置の構造を示す斜視図であり、転写部が鉛直姿勢に配置された状態を示す図である。
図4は、本開示の第2実施形態の塗布装置の構造を示す斜視図であり、転写部が水平姿勢に配置された状態を示す図である。
図5は、レバー部材の構造および動作を説明するための斜視図であり、転写部が鉛直姿勢に配置されるときのレバー部材周辺の構造を概略的に示す図である。
図6は、レバー部材の構造および動作を説明するための斜視図であり、転写部が水平姿勢に配置されるときのレバー部材周辺の構造を概略的に示す図である。
図7は、レバー部材の構造および動作を説明するための平面図であり、転写部が鉛直姿勢に配置されるときのレバー部材周辺の構造を概略的に示す図である。
図8は、レバー部材の構造および動作を説明するための平面図であり、転写部が水平姿勢に配置されるときのレバー部材周辺の構造を概略的に示す図である。
図9は、供給テーブルおよびスクレーパの構造を示す斜視図である。
図10は、スクレーパの側面図である。
図11は、転写部の構造を示す側面図である。
図12は、供給テーブルに対する転写部の位置関係を示す平面図である。
図13は、塗布装置のブロック図である。
図14は、被塗布部材に粘性材料を塗布する方法の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、図中、理解を容易にするために、Z軸を適宜記載している。一例として、Z軸は鉛直方向に平行である。Z軸の正方向は鉛直上方向を示し、Z軸の負方向は鉛直下方向を示す。
【0010】
(第1実施形態)
図1および図2を参照して、本開示の第1実施形態に係る塗布装置1について説明する。図1は、本開示の第1実施形態の塗布装置1の概要を示す図である。図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。なお、図1では、図面簡略化のため、粘性材料Mを省略している。
(【0011】以降は省略されています)

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