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公開番号2024004324
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-16
出願番号2022103935
出願日2022-06-28
発明の名称ショウガ風味アルコール飲料
出願人麒麟麦酒株式会社
代理人個人,個人
主分類C12G 3/04 20190101AFI20240109BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】アルコールの辛味が緩和されたショウガ辛味成分含有アルコール飲料の提供。
【解決手段】6-ショウガオールおよび/または6-ジンゲロールと、乳酸とを含んでなる、アルコール飲料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
6-ショウガオールおよび/または6-ジンゲロールと、乳酸とを含んでなる、アルコール飲料。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
6-ショウガオールの含有量が0.2ppm以上である、請求項1に記載のアルコール飲料。
【請求項3】
6-ジンゲロールの含有量が1.0ppm以上である、請求項1に記載のアルコール飲料。
【請求項4】
6-ショウガオールおよび/または6-ジンゲロールを含むショウガ抽出物を含有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
【請求項5】
乳酸の含有量が1ppm以上である、請求項1~3のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
【請求項6】
乳酸を含む植物発酵産物を含有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
【請求項7】
前記植物発酵産物が、乳酸菌による発酵産物である、請求項6に記載のアルコール飲料。
【請求項8】
前記植物発酵産物が、ショウガ、ブドウ果汁、リンゴ果汁およびモモ果汁からなる群から選択される少なくとも一種の植物材料の発酵産物である、請求項6に記載のアルコール飲料。
【請求項9】
前記植物発酵産物のアルコール濃度が、1v/v%未満である、請求項6に記載のアルコール飲料。
【請求項10】
6-ショウガオールおよび/または6-ジンゲロールを含有するアルコール飲料を製造する方法であって、該アルコール飲料の製造過程において、乳酸を添加することを含んでなる、方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ショウガ風味アルコール飲料に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、乳酸菌飲料にしょうが成分を添加したことを特徴とするしょうが入り乳酸菌飲料が記載されている。この技術によれば、本来の乳酸菌飲料としての味覚と機能を損ねることなく、ノドを酷使しても、ノドの状態を良好に保ことが出来る乳酸菌飲料を提供できることが記載されている。しかしながら、アルコールを含む飲料に関しての具体的な記載はない。
【0003】
特許文献2には、清酒醸造の際に発生する板粕を用いた滋養飲料罐詰の製造において、僅少量のショウガのすり卸し汁と乳酸を用いることが記載されている。この技術では、乳酸はpHを4~5に調整してコクのある酸味を生じさせること等のために用いられている。ここで、飲料のアルコール度数は0.2~0.5体積%であり、いわゆるアルコール飲料(アルコール度数1体積%以上)ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-133746号公報
特開昭53-056392号公報
【発明の概要】
【0005】
一方で、ショウガ風味のアルコール飲料、特にショウガ抽出物を含有するアルコール飲料には、ショウガの辛味だけでなく、アルコールの辛味に起因する飲みづらさをより顕著に感じるという課題を見出した。
【0006】
本発者らは、ショウガの辛味成分(ショウガオールまたはジンゲロール)を含有するアルコール飲料において、乳酸を含有させることにより、アルコールの辛味が緩和されることを見出した。本発明はこの知見に基づくものである。
【0007】
従って、本発明は、アルコールの辛味が緩和されたショウガ辛味成分含有アルコール飲料を提供する。
【0008】
すなわち、本発明によれば以下の発明が提供される。
(1)6-ショウガオールおよび/または6-ジンゲロールと、乳酸とを含んでなる、アルコール飲料。
(2)6-ショウガオールの含有量が0.2ppm以上である、前記(1)に記載のアルコール飲料。
(3)6-ジンゲロールの含有量が1.0ppm以上である、前記(1)または(2)に記載のアルコール飲料。
(4)6-ショウガオールおよび/または6-ジンゲロールを含むショウガ抽出物を含有する、前記(1)~(3)のいずれかに記載のアルコール飲料。
(5)乳酸の含有量が1ppm以上である、前記(1)~(4)のいずれかに記載のアルコール飲料。
(6)乳酸を含む植物発酵産物を含有する、前記(1)~(5)のいずれかに記載のアルコール飲料。
(7)前記植物発酵産物が、乳酸菌による発酵産物である、前記(6)に記載のアルコール飲料。
(8)前記植物発酵産物が、ショウガ、ブドウ果汁、リンゴ果汁およびモモ果汁からなる群から選択される少なくとも一種の植物材料の発酵産物である、前記(6)または(7)に記載のアルコール飲料。
(9)前記植物発酵産物のアルコール濃度が、1v/v%未満である、前記(6)~(8)のいずれかに記載のアルコール飲料。
(10)6-ショウガオールおよび/または6-ジンゲロールを含有するアルコール飲料を製造する方法であって、該アルコール飲料の製造過程において、乳酸を添加することを含んでなる、方法。
(11)6-ショウガオールおよび/または6-ジンゲロールを含有するアルコール飲料におけるアルコールの辛味を緩和する方法であって、該アルコール飲料の製造過程において、乳酸を添加することを含んでなる、方法。
(12)6-ショウガオールおよび/または6-ジンゲロールを含有するアルコール飲料におけるショウガの辛味を緩和する方法であって、該アルコール飲料の製造過程において、乳酸を添加することを含んでなる、方法。
【0009】
本発明によれば、ショウガの辛味成分を含有するアルコール飲料におけるアルコールの辛さが緩和される。また、本発明によれば、ショウガの辛味成分を含有するアルコール飲料におけるショウガの辛さを緩和することも可能である。さらに、本発明によれば、ショウガの辛味成分を含有するアルコール飲料におけるマイルドな味わい(まろやかな味わい)を強化することも可能である。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0010】
本明細書において「アルコール飲料」とは、酒税法上アルコール飲料とみなされる、アルコール度数1度以上の飲料を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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