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公開番号2024002852
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-11
出願番号2022112058
出願日2022-06-24
発明の名称モータ消音装置
出願人MiZ株式会社
代理人
主分類F04B 39/00 20060101AFI20231228BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】対象となる気体を被験体に送り届けるモータを備えたポンプにおいて、ポンプの動作音を消音するモータ騒音装置を提供する。
【解決手段】中空空間を有する消音装置1であって、前記消音装置は、流体を前記中空空間に流入する流入口1-1と、前記中空空間に流入した前記流体を流出する流出口1-2を有し、中空空間に、消音効果を高めるための吸音材を設置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
中空空間を有する消音装置(1)であって、
前記消音装置(1)は、流体を前記中空空間に流入する流入口(1-1)と、前記中空空間に流入した前記流体を流出する流出口(1-2)を有することを特徴とする消音装置(1)。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記流体を吐出する電動ポンプ(2)であって、
前記電動ポンプ(2)は前記流体を流入する電動ポンプ流入口(2-1)と、電動ポンプに流入した前記流体を流出する流出口(2-2)を有し、
前記消音装置(1)の前記流出口(1-2)と電動ポンプ(2)の前記流体の流入口(2-1)を前記流体が流通するように接続することを特徴とする請求項1に記載の消音装置(2)。
【請求項3】
前記消音装置(1)の前記流出口(1-2)と電動ポンプ(2)の前記流体の流出口(2-2)にさらに接続することを特徴とする請求項2に記載の消音装置(1)。
【請求項4】
前記流体を吐出する電動ポンプ(2)であって、
前記電動ポンプ(2)は前記流体を流入する電動ポンプ流入口(2-1)と、電動ポンプに流入した前記流体を流出する流出口(2-2)を有し、
前記消音装置(1)の前記流入口(1-1)と電動ポンプ(2)の前記流体の流出口(2-2)を前記流体が流通するように接続することを特徴とする請求項1に記載の消音装置(2)。
【請求項5】
前記電動ポンプ(2)と前記消音装置(1)を一体とすることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の消音装置(1)。
【請求項6】
前記中空空間に、消音装置の消音効果を高めるための吸音材を設置することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の消音装置(1)。
【請求項7】
前記中空空間は、前記流入口(1-1)および前記流出口(1-2)以外に他の開口部を有さないことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の消音装置(1)。
【請求項8】
前記消音装置(1)の前記流出口(1-2)の前記流体の流通部の断面積が、前記消音装置の流入口(1-1)の前記流体の流通部の断面積よりも広いことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の消音装置(1)。
【請求項9】
前記消音装置(1)の流入口(1-1)に流入する流体の向きと、前記消音装置(1)の流出口(1―2)から流出する流体の向きが逆方向であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の消音装置(1)。
【請求項10】
前記流体が気体であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の消音装置(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、安価で簡便なモータの騒音装置を提供する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
気体をヒトや動物などの被験体に吸入させる吸入機では、対象となる気体を被験体に送り届けるためにモータを備えたポンプが必要となる。気体を送出するポンプでは、モータの回転をダイヤフラムの運動に変換することで、ダイヤフラムが上下運動させ、この上下運動により中央空間のポンプ室の容積が膨張・収縮を繰り返し、膨張する際に空気を吸引し、収縮する際に空気が吐出される。ダイアフラムの上下運動の際に振動や騒音を伴うため、動作音が大きくなる傾向がある(非特許文献1)。
【0003】
水素や酸素などの疾病に罹患している被験体は、体調を崩しているため、気体を吸入する吸入機のポンプの動作音が気になり、吸入機を長時間使用することができない問題がある。特に精神・神経系の疾病の患者は音などの外界の刺激に対して過度に敏感になっており、吸入機のポンプ音が刺激となり、吸入機による気体の吸入を中断せざるを得なくなるため、ポンプ音の消音が課題となる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
村田製作所HP「マイクロブロア(エアポンプ・空気ポンプ)の基礎知識」https://www.murata.com/ja-jp/products/mechatronics/fluid/library/basics
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、気体を送り出すポンプで発生する際の上述の問題を解決することである。また、本発明の目的は、気体を送風するモータ式ポンプの動作音を消音する消音装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明は、以下の特徴を包含する。
(i)中空空間を有する消音装置(1)であって、前記消音装置(1)は、流体を前記中空空間に流入する流入口(1-1)と、前記中空空間に流入した前記流体を流出する流出口(1-2)を有することを特徴とする消音装置(1)である。
(ii)前記流体を吐出する電動ポンプ(2)であって、前記電動ポンプ(2)は前記流体を流入する電動ポンプ流入口(2-1)と、電動ポンプに流入した前記流体を流出する流出口(2-2)を有し、前記消音装置(1)の前記流出口(1-2)と電動ポンプ(2)の前記流体の流入口(2-1)を前記流体が流通するように接続することを特徴とする(i)に記載の消音装置(2)である。
(iii)前記消音装置(1)の前記流出口(1-2)と電動ポンプ(2)の前記流体の流出口(2-2)にさらに接続することを特徴とする(ii)に記載の消音装置(1)である。
(iv)前記流体を吐出する電動ポンプ(2)であって、前記電動ポンプ(2)は前記流体を流入する電動ポンプ流入口(2-1)と、電動ポンプに流入した前記流体を流出する流出口(2-2)を有し、前記消音装置(1)の前記流入口(1-1)と電動ポンプ(2)の前記流体の流出口(2-2)を前記流体が流通するように接続することを特徴とする(i)に記載の消音装置(2)である。
(v)前記電動ポンプ(2)と前記消音装置(1)を一体とすることを特徴とする(ii)から(iv)のいずれか一項に記載の消音装置(1)である。
(vi)前記中空空間に、消音装置の消音効果を高めるための吸音材を設置することを特徴とする(i)から(v)のいずれか一項に記載の消音装置(1)である。
(vii)前記中空空間は、前記流入口(1-1)および前記流出口(1-2)以外に他の開口部を有さないことを特徴とする(i)から(vi)のいずれか一つに記載の消音装置(1)である。
(viii)前記消音装置(1)の前記流出口(1-2)の前記流体の流通部の断面積が、前記消音装置の流入口(1-1)の前記流体の流通部の断面積よりも広いことを特徴とする(i)から(vii)のいずれか一つに記載の消音装置(1)である。
(ix)前記消音装置(1)の流入口(1-1)に流入する流体の向きと、前記消音装置(1)の流出口(1―2)から流出する流体の向きが逆方向であることを特徴とする(i)から(viii)のいずれか一つに記載の消音装置(1)である。
(x)前記流体が気体であることを特徴とする(i)から(ix)のいずれか一つに記載の消音装置(1)である。
(xi)前記電動ポンプ(2)がブラシレスモータであることを特徴とする(i)から(x)のいずれか一つに記載の消音装置(1)である。
(xii)前記消音装置(1)がプラスチック製であることを特徴とする(i)から(xi)のいずれか一つに記載の消音装置(1)である。
(xiii)前記消音装置(1)が、ヒトまたは動物に気体を吸入するために用いられる装置に用いられることを特徴とする(i)から(xii)のいずれか一つに記載の消音装置(1)である。
(xiiii)前記気体が水素を含有する気体であることを特徴とする(i)から(xiii)のいずれか一つに記載の消音装置(1)である。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る騒音装置を気体を送り出すもポンプのモータに備えることにより、モータ稼働時の動作音を低減することができる。特に、電動ポンプの流体の流入口に消音装置を接続または設置したほうが、電動ポンプの流体の流出口に消音装置を接続または設置した時のよりも消音効果が高いことを初めて見出した。
【図面の簡単な説明】
【0008】
消音装置の図である。
電動ポンプの図である。
消音装置と電動ポンプを接続した図である。
実施例に用いた消音装置の写真である。
実施例に用いた消音装置を分解した写真である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明をさらに詳細に説明する。
本明細書に記載の事項は、自然法則と矛盾が生じないように組み合わされるべきものであり、自然法則と矛盾するような実施ができないような組み合わせについては、当然に本願の特許請求の範囲の範囲外のものとみなすべきである。
【0010】
本明細書に係る発明おいて「消音装置」とは、流体を吐出する電動ポンプに直接または間接に設置するものであって、電動ポンプ稼働時の動作音を動作音を低減させるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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