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公開番号2024044412
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022149913
出願日2022-09-21
発明の名称液圧ポンプユニット
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F04C 14/04 20060101AFI20240326BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】液圧ポンプにおいて流体の逆流を防ぐとともにポンプ内部での負圧の発生を防止する。
【解決手段】液圧ポンプユニット100は、液圧ポンプ1と、吸込通路10と、吐出ポート3から吐出される流体を供給対象に導く吐出通路20と、吐出ポート3または吐出通路20と、タンク50と、を連通する循環通路30と、吐出通路20に設けられ、循環通路30よりも下流において吐出通路20内の流体の流れを制御する第一の弁と、循環通路30に設けられ、循環通路30内の流体の流れを制御する第二の弁と、を備え、回転軸の正転時には、第一の弁は液圧ポンプ1から供給対象への流体の流れを許容し、第二の弁は液圧ポンプ1からタンク50への流体の流れを遮断し、回転軸の逆転時には、第一の弁は供給対象から液圧ポンプ1への流体の流れを遮断し、第二の弁はタンク50から液圧ポンプ1への流体の流れを許容する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
液圧ポンプユニットであって、
吸込ポートと吐出ポートとを有し、駆動源により回転軸が回転されて駆動する液圧ポンプと、
流体が貯留される貯留部から前記吸込ポートに流体を導く吸込通路と、
前記吐出ポートから吐出される流体を供給対象に導く吐出通路と、
前記吐出ポートまたは前記吐出通路と、前記貯留部と、を連通する循環通路と、
前記吐出通路に設けられ、前記循環通路よりも下流において前記吐出通路内の流体の流れを制御する第一の弁と、
前記循環通路に設けられ、前記循環通路内の流体の流れを制御する第二の弁と、を備え、
前記回転軸の正転時には、前記第一の弁は前記液圧ポンプから前記供給対象への流体の流れを許容し、前記第二の弁は前記液圧ポンプから前記貯留部への流体の流れを遮断し、
前記回転軸の逆転時には、前記第一の弁は前記供給対象から前記液圧ポンプへの流体の流れを遮断し、前記第二の弁は前記貯留部から前記液圧ポンプへの流体の流れを許容することを特徴とする液圧ポンプユニット。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液圧ポンプユニットであって、
前記第一の弁は、前記液圧ポンプからの流体の流れのみを許容する第一逆止弁であり、
前記第二の弁は、前記貯留部からの流体の流れのみを許容する第二逆止弁であることを特徴とする液圧ポンプユニット。
【請求項3】
請求項1または2に記載の液圧ポンプユニットであって、
前記駆動源としての電動モータを有する車両に搭載され、
前記回転軸は、前記車両が前進する際に正転し、前記車両が後退する際に逆転することを特徴とする液圧ポンプユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液圧ポンプユニットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両用駆動ユニットが、電動機もしくは発電機として機能する回転電機であるモータジェネレータと、オイルポンプと、を有する構成が開示されている。オイルポンプは、モータジェネレータのロータコアの回転に伴ってオイルを吐出する。オイルポンプから吐出されたオイルは、モータジェネレータに導かれ、モータジェネレータの各部を冷却もしくは潤滑する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-223075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のようなオイルポンプでは、ロータコアが逆転すると、オイルポンプの吐出側から吸込側にオイルが逆流してしまう。オイルが逆流すると、ポンプ内部が負圧になってしまう。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、液圧ポンプにおいて流体の逆流を防ぐとともにポンプ内部での負圧の発生を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、液圧ポンプユニットであって、吸込ポートと吐出ポートとを有し、駆動源により回転軸が回転されて駆動する液圧ポンプと、流体が貯留される貯留部から吸込ポートに流体を導く吸込通路と、吐出ポートから吐出される流体を供給対象に導く吐出通路と、吐出ポートまたは吐出通路と、貯留部と、を連通する循環通路と、吐出通路に設けられ、循環通路よりも下流において吐出通路内の流体の流れを制御する第一の弁と、循環通路に設けられ、循環通路内の流体の流れを制御する第二の弁と、を備え、回転軸の正転時には、第一の弁は液圧ポンプから供給対象への流体の流れを許容し、第二の弁は液圧ポンプから貯留部への流体の流れを遮断し、回転軸の逆転時には、第一の弁は供給対象から液圧ポンプへの流体の流れを遮断し、第二の弁は貯留部から液圧ポンプへの流体の流れを許容することを特徴とする。
【0007】
この発明では、吐出通路には第一の弁が設けられ、回転軸の逆転時には、第一の弁により供給対象から液圧ポンプへの流体の流れが遮断される。さらに、液圧ポンプユニットは第二の弁が設けられる循環通路を備え、回転軸の逆転時には、貯留部から循環通路を通じて液圧ポンプの吐出側に流体が導かれる。そのため、回転軸が逆転しても、第一の弁により供給対象からの流体の逆流を防止しつつ、循環通路により液圧ポンプ内での負圧の発生を防止できる。
【0008】
また、本発明は、第一の弁は、液圧ポンプからの流体の流れのみを許容する第一逆止弁であり、第二の弁は、貯留部からの流体の流れのみを許容する第二逆止弁であることを特徴とする。
【0009】
この発明では、第一逆止弁及び第二逆止弁により、簡易な構成で、液圧ポンプにおいて流体の逆流を防ぐとともに液圧ポンプ内での負圧の発生を防止できる。
【0010】
また、本発明は、駆動源としての電動モータを有する車両に搭載され、回転軸は、車両が前進する際に正転し、車両が後退する際に逆転することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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