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公開番号2024024132
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-22
出願番号2022126722
出願日2022-08-09
発明の名称送風装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類F04D 33/00 20060101AFI20240215BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】従来とは異なる手法で自然な風を供給でき、且つ設置スペースの問題を生じにくい送風装置を提供することを目的とする。
【解決手段】送風装置は、駆動源と、上下方向と交差する方向に延びる可撓性の翼部と、前記駆動源の駆動力を前記翼部に伝達し、前記翼部を上下に揺動する伝達部と、を備え、前記翼部は、前後に延びる揺動軸の軸方向と交差する方向に延びる翼軸部と、前記翼軸部から後側に延びる翼面部とを有し、且つ前記翼軸部の剛性が前記翼面部の剛性よりも高く、前記伝達部は、前記翼軸部の両端のうちで前記揺動軸と近い端部に連結されて、前記駆動源の駆動力によって、前記揺動軸を中心として前記翼軸部を上下に揺動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
駆動源と、
上下方向と交差する方向に延びる可撓性の翼部と、
前記駆動源の駆動力を前記翼部に伝達し、前記翼部を上下に揺動する伝達部と、を備え、
前記翼部は、前後に延びる揺動軸の軸方向と交差する方向に延びる翼軸部と、前記翼軸部から後側に延びる翼面部とを有し、且つ前記翼軸部の剛性が前記翼面部の剛性よりも高く、
前記伝達部は、前記翼軸部の両端のうちで前記揺動軸と近い端部に連結されて、前記駆動源の駆動力によって、前記揺動軸を中心として前記翼軸部を上下に揺動させる、
送風装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記翼部の一方側は、前記伝達部と連結される駆動側であり、
前記翼部の他方側は、前記駆動側とは反対側の翼外端側であり、
前記翼部は、前記翼外端側の剛性が前記駆動側の剛性よりも高い、
請求項1に記載の送風装置。
【請求項3】
左右対称に設けられた一対の前記翼部と、
前記伝達部は、前記駆動源の駆動力を前記一対の翼部の夫々に伝達し、
前記一対の翼部は、前記駆動源の駆動力によって互いに同期して上下に揺動する、
請求項1又は2に記載の送風装置。
【請求項4】
前記翼部は、前記伝達部に対して着脱自在である、
請求項1に記載の送風装置。
【請求項5】
前記翼部は、所定の待機位置まで下方に揺動可能であり、
前記翼部が前記待機位置にある場合、前記伝達部から真下に延びる前記翼部を、前記送風装置の装置本体の外側で支持する逃げ部を備える、
請求項4に記載の送風装置。
【請求項6】
前記伝達部は、前記駆動源の駆動力が供給される第一伝達部材と、前記翼軸部の前記端部に連結される第二伝達部材とを含み、
前記第一伝達部材及び前記第二伝達部材は、互いに独立して前記揺動軸を中心に揺動可能であり、且つ各々に設けられた磁性体の磁力によって互いに連結可能であり、
前記第一伝達部材と前記第二伝達部材とが前記磁力で連結されている場合、前記第一伝達部材及び前記第二伝達部材が前記駆動源の駆動力によって一体に揺動することで、前記翼部が上下に揺動される、
請求項4に記載の送風装置。
【請求項7】
前記第一伝達部材と前記第二伝達部材との前記磁力による連結が解除された場合、前記翼部は自重によって所定の待機位置まで下方に揺動し、
前記翼部が前記待機位置にある場合、前記第二伝達部材から真下に延びる前記翼部を、前記送風装置の装置本体の外側で支持する逃げ部を備える、
請求項6に記載の送風装置。
【請求項8】
前記翼部の揺動運転を実行しているとき、前記翼部が揺動実行範囲内を繰り返し上下に揺動され、
前記揺動運転を終了したとき、前記翼部は前記揺動実行範囲内で最も下向きとなる待機位置で停止される、
請求項1に記載の送風装置。
【請求項9】
前記翼部の揺動運転を実行しているとき、前記翼部が揺動実行範囲内を繰り返し上下に揺動され、
前記揺動運転の開始時に、前記揺動運転の本運転よりも揺動速度が遅い前記翼部の準備運転が実行され、
前記準備運転は、前記翼部が少なくとも前記揺動実行範囲の全体を揺動するまで継続される、
請求項1に記載の送風装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、送風装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来の送風装置は、例えばプロペラファンを用いる扇風機や、クロスファンを用いるエアコンなど、旋回流を用いたものが主流である。これに対し、旋回流よりも自然の風に近い風を発生可能な送風装置が望まれている。このような送風装置として、扇子を自動的に扇ぐ自動団扇が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭61-9597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の自動団扇では、団扇の後側に設けられた駆動機構が団扇を左右に揺動させるため、駆動機構と団扇とが送風方向に沿って直列に並ぶ。このような自動団扇を例えば壁際に配置すると、壁から自動団扇の前端までの突出幅が大きくなるため、設置スペースの確保が難しい場合がある。
【0005】
本開示は、従来とは異なる手法で自然な風を供給でき、且つ設置スペースの問題を生じにくい送風装置を提供することを目的とする。なお、本開示の一態様は、鳥の羽ばたきに着目した技術的思想を含んでいるため、バイオミメティクスに関係するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る送風装置は、駆動源と、上下方向と交差する方向に延びる可撓性の翼部と、前記駆動源の駆動力を前記翼部に伝達し、前記翼部を上下に揺動する伝達部と、を備え、前記翼部は、前後に延びる揺動軸の軸方向と交差する方向に延びる翼軸部と、前記翼軸部から後側に延びる翼面部とを有し、且つ前記翼軸部の剛性が前記翼面部の剛性よりも高く、前記伝達部は、前記翼軸部の両端のうちで前記揺動軸と近い端部に連結されて、前記駆動源の駆動力によって、前記揺動軸を中心として前記翼軸部を上下に揺動させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
送風装置の斜め上方から視た斜視図である。
送風装置の斜め下方から視た斜視図である。
伝達部を正面側から視た図である。
伝達部を背面側から視た図である。
翼部が揺動範囲の上端にある伝達部の正面図である。
翼部が揺動範囲の下端にある伝達部の正面図である。
翼部が待機位置にある送風装置の斜視図である。
翼部が待機位置にある伝達部の斜視図である。
翼部が待機位置にある伝達部の正面図である。
翼部の底面図である。
比較例1に係る翼部の底面図である。
比較例1に係る翼部の正面図である。
比較例2に係る翼部の底面図である。
比較例2に係る翼部の正面図である。
翼部の着脱構造を示す送風装置の斜視図である。
翼部の着脱構造を示す送風装置の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
<送風装置>
送風装置1の全体構成を説明する。 図1は、送風装置1の斜め上方から視た斜視図である。図2は、送風装置1の斜め下方から視た斜視図である。以下の説明では、図1の左下側、右上側、左上側、右下側、上側、下側を、それぞれ、送風装置1の前側、後側、左側、右側、上側、下側とする。
【0010】
送風装置1は、装置本体2と、装置本体2に着脱可能な翼部3とを備える。装置本体2は、駆動源10、伝達部20、支持部30、基部40等を含む。駆動源10は、翼部3を揺動させる動力を供給する部材であり、例えばステッピングモータである。伝達部20は、駆動源10の駆動力を翼部3に伝達し、翼部3を上下に揺動するが、詳細は後述する。支持部30は、装置本体2を位置決めされた高さで支持するための部材である。基部40は、送風装置1の土台となる部材である。
(【0011】以降は省略されています)

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