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公開番号2024051594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157842
出願日2022-09-30
発明の名称軸流ファン
出願人山洋電気株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類F04D 29/38 20060101AFI20240404BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ファン性能の高い軸流ファンを提供する。
【解決手段】吸い込み側から吐き出し側へ流れる気流を生じさせる、複数の羽根2を有する軸流ファンであって、羽根2は、羽根2の外周縁2aに、吸い込み側に向かって立ち上がった反り部10が設けられており、吸い込み側から見て、外周縁2aに亘って設けられた反り部10の開始位置11が、径方向外側に向かって突出する凸曲線となっており、吸い込み側から見て、凸曲線の全長をXとしたとき、羽根2の前縁2cから凸曲線の頂点bまでの長さYが、0<Y≦0.6Xである。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
吸い込み側から吐き出し側へ流れる気流を生じさせる、複数の羽根を有する軸流ファンであって、
前記羽根は、
前記羽根の外周縁に、前記吸い込み側に向かって立ち上がった反り部が設けられており、
前記吸い込み側から見て、外周縁に亘って設けられた前記反り部の開始位置が、径方向外側に向かって突出する凸曲線となっており、
前記吸い込み側から見て、前記凸曲線の全長をXとしたとき、前記羽根の前縁から前記凸曲線の頂点までの長さYが、0<Y≦0.6Xである、軸流ファン。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
0.2X≦Yである、請求項1に記載の軸流ファン。
【請求項3】
前記前縁での前記反り部の開始位置は、前記羽根の後縁での前記反り部の開始位置よりも、径方向の内側に位置する、請求項1に記載の軸流ファン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、軸流ファンに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、羽根の外縁に沿って凸縁を設けた軸流ファンが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3089140号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の軸流ファンによれば、羽根の外周縁に沿って反り部を設けることで、インペラ回転時に、遠心力によって外周縁の外側へ空気が流出するのを防止し、外周縁に沿って空気が流れるようにして、風量-静圧特性等のファン性能を向上させている。
【0005】
しかしながら、インペラの回転数や静圧が増加すると、空気が反り部を超えて外周縁の外側へ流出し、ファン性能が低下してしまう恐れがあった。
また、空気が反り部を超えて外周縁の外側へ流出するのを防止するために、反り部の反り角度を大きくすることが考えられる。しかしながら、反り部の反り角度を大きくすると、外周縁の外側への空気の流出は抑制されるものの、風量が低下し、却ってファン性能が低下してしまう恐れがあった。
【0006】
そこで、本発明は、ファン性能の高い軸流ファンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面に係る軸流ファンは、
吸い込み側から吐き出し側へ流れる気流を生じさせる、複数の羽根を有する軸流ファンであって、
前記羽根は、
前記羽根の外周縁に、前記吸い込み側に向かって立ち上がった反り部が設けられており、
前記吸い込み側から見て、外周縁に亘って設けられた前記反り部の開始位置が、径方向外側に向かって突出する凸曲線となっており、
前記吸い込み側から見て、前記凸曲線の全長をXとしたとき、前記羽根の前縁から前記凸曲線の頂点までの長さYが、0<Y≦0.6Xである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ファン性能の高い軸流ファンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る軸流ファンの斜視図である。
本発明の実施形態に係る軸流ファンのインペラの斜視図である。
従来例に係るインペラの一部を示す平面図である。
比較例1に係るインペラの一部を示す平面図である。
図4に示したインペラの一部の断面図である。
比較例2に係るインペラの一部を示す平面図である。
比較例3に係るインペラの一部を示す平面図である。
本発明の実施形態に係るインペラの一部を示す平面図である。
風量に対する静圧、および消費電力の測定結果を示すグラフである。
同様のPQ特性を有する複数のインペラにおいて、反り部の開始位置である凸曲線の頂点の位置に対する消費電力の測定結果を示すグラフである。
反り部の開始位置である凸曲線の頂点の位置に対するフリーエアーでの消費電力の測定結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、実施形態の説明において既に説明された部材と同一の参照番号を有する部材については、説明の便宜上、その説明は省略する。また、本図面に示された各部材の寸法は、説明の便宜上、実際の各部材の寸法とは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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