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公開番号2024031253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022134692
出願日2022-08-26
発明の名称ポンプ
出願人ニデック株式会社
代理人個人
主分類F04D 13/06 20060101AFI20240229BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ステータとロータとを精度高く位置決めすることが容易なポンプを提供する。
【解決手段】ポンプ1は、上ケーシング10と、下ケーシング20と、キャン部材40と、インペラ30と、モータ50とを備える。上ケーシング10は、流体が吸入される吸入口部11、及び、流体が吐出される吐出口部12を備える。下ケーシング20は、上ケーシング10の下方に配置される。キャン部材40は、下ケーシング20内に収容される。インペラ30は、上ケーシング10内に収容される。モータ50は、インペラ30と接続されたロータ51及びステータ52を備える。ロータ51は、キャン部材40内に収容される。ステータ52は、下ケーシング20の内周面とキャン部材40の外周面との間に配置される。キャン部材40は、外周面から径方向に突出する突出部41を備える。突出部41の下端とステータ52の上端とが接触する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流体が吸入される吸入口部、及び、前記流体が吐出される吐出口部を備える上ケーシングと、
前記上ケーシングの下方に配置される下ケーシングと、
前記下ケーシング内に収容されたキャン部材と、
前記上ケーシング内に収容されるインペラと、
前記インペラと接続されたロータ及びステータを備えるモータと
を備え、
前記ロータは、前記キャン部材内に収容され、
前記ステータは、前記下ケーシングの内周面と前記キャン部材の外周面との間に配置され、
前記キャン部材は、前記外周面から径方向に突出する突出部を備え、
前記突出部の下端と前記ステータの上端とが接触する、ポンプ。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記ロータ及び前記インペラと接続されたシャフトを回転可能に保持する軸受け部と、
前記軸受け部を保持する軸受保持部と
を更に備え、
前記キャン部材の内周面と前記軸受保持部の外周面とが対向し、
前記キャン部材の内周面と前記軸受保持部の外周面との間には、封止部材が配置される、請求項1に記載のポンプ。
【請求項3】
前記ステータは、環状体及びステータティースを備え、
前記ステータティースは、
前記環状体の内周面から径方向に突出する巻線部と、
前記巻線部の先端に配置された先端部と
を備え、
前記突出部の下端と前記先端部の上端とが接触する、請求項1に記載のポンプ。
【請求項4】
周方向において、前記巻線部の位置と前記突出部の位置とが重なる、請求項3に記載のポンプ。
【請求項5】
前記ステータは、複数個の前記ステータティースを備え、
前記キャン部材は、複数個の前記突出部を備え、
前記複数個のステータティースは、周方向に沿って第1間隔DAで並べられ、
前記複数個の突出部のうちの一つの突出部と、前記複数個の突出部のうちの他の突出部とが、周方向に沿って第2間隔DBで並べられ、
DBは、DAの倍数でない、請求項3に記載のポンプ。
【請求項6】
前記複数個の突出部は、周方向に沿って前記第2間隔DBで並べられている、請求項5に記載のポンプ。
【請求項7】
前記キャン部材は、フランジ部を更に備え、
前記フランジ部は、前記キャン部材の外周面に配置され、
前記突出部は、軸方向に沿って延びており、
前記突出部の上端と前記フランジ部の下端とは、接続されている、請求項1に記載のポンプ。
【請求項8】
前記下ケーシングの内周面と前記キャン部材の外周面との間には、合成樹脂が注入されている、請求項1に記載のポンプ。
【請求項9】
径方向において、前記インペラの最大径は、前記キャン部材の最大径より小さい、請求項1に記載のポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ポンプに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ポンプは、ケーシングと、固定子と、回転子を有する羽根車と、ブラケットとを備える(例えば、特許文献1)。ブラケットは、ケーシング内に収容されるとともに、内側に羽根車が収容される。固定子は、ケーシング内に設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-25356号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のポンプでは、固定子(ステータ)と回転子(ロータ)との位置決めの精度が低かった。その結果、ステータとロータとの位置関係にばらつきが生じ、ロータの回転効率が悪いものが生産される懸念があった。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステータとロータとを精度高く位置決めすることが容易なポンプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の例示的なポンプは、上ケーシングと、下ケーシングと、キャン部材と、インペラと、モータとを備える。上ケーシングは、流体が吸入される吸入口部、及び、前記流体が吐出される吐出口部を備える。前記下ケーシングは、前記上ケーシングの下方に配置される。前記キャン部材は、前記下ケーシング内に収容される。前記インペラは、前記上ケーシング内に収容される。前記モータは、前記インペラと接続されたロータ及びステータを備える。前記ロータは、前記キャン部材内に収容される。前記ステータは、前記下ケーシングの内周面と前記キャン部材の外周面との間に配置される。前記キャン部材は、前記外周面から径方向に突出する突出部を備える。前記突出部の下端と前記ステータの上端とが接触する。
【発明の効果】
【0007】
例示的な本開示によれば、ステータとロータとを精度高く位置決めすることが容易なポンプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の実施形態のポンプの全体断面図である。
図2は、本実施形態に係るキャン部材の全体斜視図である。
図3は、本実施形態に係る蓋部の全体斜視図である。
図4は、本実施形態のポンプの断面図である。
図5は、本実施形態に係るステータ及びキャン部材の斜視図である。
図6は、本実施形態に係るステータ及びキャン部材の平面図である。
図7は、本実施形態に係るステータの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書では、理解の容易のため、互いに直交する第1方向Z、第2方向X及び第3方向Yを適宜記載している。ここでは、下ケーシングから上ケーシングに向かう方向を「第1方向Z」と称する。また、第1方向Zに対して直交する方向を「第2方向X」と称する。更に、第1方向Z及び第2方向Xに対して直交する方向を「第3方向Y」と称する。
【0010】
また、第1方向Zの一方側の方向を「第1方向一方側(+Z方向)」、他方側の方向を「第1方向他方側(-Z方向)」と称する。第2方向Xの一方側の方向を「第2方向一方側(+X方向)」、他方側の方向を「第2方向他方側(-X方向)」と称する。そして、第3方向Yの一方側の方向を「第3方向一方側(+Y方向)」、他方側の方向を「第3方向他方側(-Y方向)」と称する。
(【0011】以降は省略されています)

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