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公開番号2024047860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153591
出願日2022-09-27
発明の名称油圧ポンプ構造
出願人株式会社 神崎高級工機製作所
代理人個人
主分類F04C 15/00 20060101AFI20240401BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】油圧ポンプ10を高回転で作動させた場合でも、キャビテーションの発生を防止できるとともに、設計目標通りの想定圧や想定量を十分に確保できるようにする。
【解決手段】本願発明の油圧ポンプ構造は、ポンプ入力軸13が回転可能に軸支されたポンプケーシング80と、ポンプ入力軸13のうちポンプケーシング80内の箇所に設けられた油圧ポンプ10とを備える。油圧ポンプ10は、第1ポンプ11と第2ポンプ12とに分離構成される。ポンプケーシング80には、第1ポンプ11及び第2ポンプ12の両方に作動油を分流して吸入させる共通分流油路93と、第1ポンプ11及び第2ポンプ12の両方から吐出した作動油を合流させる共通合流油路94とが形成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸が回転可能に軸支されたポンプケーシングと、前記回転軸のうち前記ポンプケーシング内の箇所に設けられた油圧ポンプとを備えた油圧ポンプ構造であって、
前記油圧ポンプは、第1ポンプと第2ポンプとに分離構成されており、
前記ポンプケーシングには、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプの両方に作動油を分流して吸入させる共通分流油路と、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプの両方から吐出した作動油を合流させる共通合流油路とが形成されている、
油圧ポンプ構造。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記共通分流油路は、前記ポンプケーシングのうち前記回転軸を挟んだ一方で且つ前記第1ポンプと前記第2ポンプとの間に位置し、
前記共通合流油路は、前記ポンプケーシングのうち前記回転軸を挟んだ他方で且つ前記第1ポンプと前記第2ポンプとの間に位置している、
請求項1に記載した油圧ポンプ構造。
【請求項3】
前記ポンプケーシングは、前記第1ポンプを収容した第1油路板と前記第2ポンプを収容した第2油路板とによって二つ割り状に構成されており、
前記回転軸は、前記第1油路板及び前記第2油路板の重ね合わせ方向に延びて、前記第1油路板及び前記第2油路板を貫通しており、
前記共通分流油路及び前記共通合流油路は、前記第1油路板と前記第2油路板との重ね合わせ面部に形成されている、
請求項2に記載した油圧ポンプ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、油圧ポンプ構造に係り、特にデュアルクラッチ式変速装置における油圧クラッチへの作動油供給に用いられるものに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に開示されるように、ユーティリティビークルや作業車両に備わるデュアルクラッチ式変速装置は公知になっている。
【0003】
デュアルクラッチ式変速装置は、奇数速(第1速、第3速等)ギヤ列群と、偶数速(第2速、第4速等)ギヤ列群と、奇数速ギヤ列群への動力伝達を継断する第1クラッチと、偶数速ギヤ列群への動力伝達を継断する第2クラッチとをハウジングに内装して構成されたものである。そして、第1クラッチと第2クラッチとを交互に継断することによって、切れ目なく動力伝達されるなかで第1速から第2速、第2速から第3速というように、円滑なギヤ変速が実現される。
【0004】
デュアルクラッチ式変速装置は、各クラッチ制御や潤滑等の油圧源として、油圧ポンプを備えている。油圧ポンプは、デュアルクラッチ式変速装置の駆動源であるエンジンの動力によって駆動するように構成されている。油圧ポンプから吐出された作動油は、各クラッチの作動用、ギヤシフタに対するアクチュエータの作動用、さらには各部の潤滑用としてそれぞれに供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4941833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
デュアルクラッチ式変速装置に用いられる油圧ポンプは、エンジン回転速度に比例して作動油吐出量が増大するものであり、作動油吐出量の十分な確保が必要なことから、油圧ポンプの高容量化が求められている。
【0007】
しかし、油圧ポンプを単に高容量化しただけでは、油圧ポンプを高回転で作動させた際に油圧ポンプ内部でキャビテーションが発生し、作動油吐出量が頭打ちになって設計目標時の想定圧や想定量を確保できないという懸念があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、上記のような現状を検討して改善を施した油圧ポンプ構造を提供することを技術的課題としている。
【0009】
請求項1の発明は、回転軸が回転可能に軸支されたポンプケーシングと、前記回転軸のうち前記ポンプケーシング内の箇所に設けられた油圧ポンプとを備えた油圧ポンプ構造であって、前記油圧ポンプは、第1ポンプと第2ポンプとに分離構成されており、前記ポンプケーシングには、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプの両方に作動油を分流して吸入させる共通分流油路と、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプの両方から吐出した作動油を合流させる共通合流油路とが形成されているというものである。
【0010】
本願発明の油圧ポンプ構造において、前記共通分流油路は、前記ポンプケーシングのうち前記回転軸を挟んだ一方で且つ前記第1ポンプと前記第2ポンプとの間に位置し、前記共通合流油路は、前記ポンプケーシングのうち前記回転軸を挟んだ他方で且つ前記第1ポンプと前記第2ポンプとの間に位置するようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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