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公開番号2024029646
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-06
出願番号2022132016
出願日2022-08-22
発明の名称軸流ファン
出願人山洋電気株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類F04D 29/52 20060101AFI20240228BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】送風効率を向上させることが可能な軸流ファンを提供する。
【解決手段】送風方向Wに風を送る軸流ファン1は、径方向に延びる翼5を有するインペラカップ3と、インペラカップ3を回転させるモータと、インペラカップ3及びモータを収容するハウジング2と、を備える。ハウジング2は、インペラカップ3の外周を覆うケーシング部21と、モータを支持するベース部9と、ベース部9とケーシング部21を接続するスポーク部10と、を有する。ケーシング部21は、風を吸い込む吸込面と、風を吐き出す吐出面23bと、を有する。ケーシング部21の内周面の吐出面23b側の少なくとも一部に段差部24が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
送風方向に風を送る軸流ファンであって、
径方向に延びる翼を有するインペラカップと、
前記インペラカップを回転させるモータと、
前記インペラカップおよび前記モータを収容するハウジングと、
を備え、
前記ハウジングは、
前記インペラカップの外周を覆うケーシング部と、
前記モータを支持するベース部と、
前記ベース部と前記ケーシング部を接続するスポーク部を有し、
前記ケーシング部は、
風を吸い込む吸込面と、
風を吐き出す吐出面を有し、
前記ケーシング部の内周面の前記吐出面側の少なくとも一部に段差部が設けられている、軸流ファン。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記ケーシング部の前記吐出面の少なくとも一部に、肉抜き部が設けられている、請求項1に記載の軸流ファン。
【請求項3】
前記スポーク部の長手方向の延長線上から外れた位置に、前記肉抜き部が設けられている、請求項2に記載の軸流ファン。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記送風方向に垂直な平面視において、複数の角部を含む多角形状を有し、
前記段差部および前記肉抜き部は、複数の前記角部の各々の近傍に設けられている、請求項2に記載の軸流ファン。
【請求項5】
送風方向に風を送る軸流ファンであって、
径方向に延びる翼を有するインペラカップと、
前記インペラカップを回転させるモータと、
前記インペラカップおよび前記モータを収容するハウジングと、
を備え、
前記ハウジングは、
前記インペラカップの外周を覆うケーシング部と、
前記モータを支持するベース部と、
前記ベース部と前記ケーシング部を接続するスポーク部を有し、
前記ケーシング部は、
風を吸い込む吸込面と、
風を吐き出す吐出面を有し、
前記ケーシング部の前記吐出面であって、前記スポーク部の長手方向の延長線上から外れた位置に、肉抜き部が開口している、軸流ファン。
【請求項6】
前記ケーシング部の内周面の前記吐出面側の少なくとも一部に段差部が設けられている、請求項5に記載の軸流ファン。
【請求項7】
前記ハウジングは、前記送風方向に垂直な平面視において、複数の角部を含む多角形状を有し、
前記段差部および前記肉抜き部は、複数の前記角部の各々の近傍に設けられている、請求項6に記載の軸流ファン。
【請求項8】
前記肉抜き部と前記ケーシング部の内部開口との間に前記段差部が設けられていて、前記肉抜き部と前記内部開口が連結している、請求項2から4、6、7のいずれか一項に記載の軸流ファン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、軸流ファンに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、軸流ファンにおいて、材料削減の観点や成形時の製品品質の観点からフレームに肉抜きを施すことが行われている。例えば、特許文献1には、フレームの吸込み面側に肉抜き部を設けた軸流ファンが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-137871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、フレームに肉抜き部を設けることで、軸流ファンにおける風の流れに影響を及ぼす場合がある。このため、フレームの肉抜き部を設ける位置が重要になる。しかしながら、特許文献1の軸流ファンには、肉抜き部を設ける位置と風の流れとの関係については開示されていない。したがって、フレームの肉抜き部を設ける位置とファンの送風効率との関係については、改善の余地がある。
【0005】
そこで、本発明は、送風効率を向上させることが可能な軸流ファンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る軸流ファンは、
送風方向に風を送る軸流ファンであって、
径方向に延びる翼を有するインペラカップと、
前記インペラカップを回転させるモータと、
前記インペラカップおよび前記モータを収容するハウジングと、
を備え、
前記ハウジングは、
前記インペラカップの外周を覆うケーシング部と、
前記モータを支持するベース部と、
前記ベース部と前記ケーシング部を接続するスポーク部を有し、
前記ケーシング部は、
風を吸い込む吸込面と、
風を吐き出す吐出面を有し、
前記ケーシング部の内周面の前記吐出面側の少なくとも一部に段差部が設けられている。
【0007】
本発明の一側面に係る軸流ファンは、
送風方向に風を送る軸流ファンであって、
径方向に延びる翼を有するインペラカップと、
前記インペラカップを回転させるモータと、
前記インペラカップおよび前記モータを収容するハウジングと、
を備え、
前記ハウジングは、
前記インペラカップの外周を覆うケーシング部と、
前記モータを支持するベース部と、
前記ベース部と前記ケーシング部を接続するスポーク部を有し、
前記ケーシング部は、
風を吸い込む吸込面と、
風を吐き出す吐出面を有し、
前記ケーシング部の前記吐出面であって、前記スポーク部の長手方向の延長線上から外れた位置に、肉抜き部が開口している。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、送風効率を向上させることが可能な軸流ファンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る軸流ファンの風吐出側の斜視図である。
図1に示す軸流ファンを風吸込側から見た斜視図である。
図1に示す軸流ファンのA-A線における断面図である。
ケーシング部の段差部と肉抜き部とを示す部分拡大図である。
軸流ファンにおける吐出口側の風の流れを模式的に示す斜視図である。
軸流ファンにおける吐出口側の風の流れを模式的に示す断面図である。
本発明の軸流ファンと比較例の軸流ファンにおける風量と静圧特性の関係、及び風量と消費電力の関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、実施形態の説明において既に説明された部材と同一の参照番号を有する部材については、説明の便宜上、その説明は省略する。また、本図面に示された各部材の寸法は、説明の便宜上、実際の各部材の寸法とは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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