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公開番号2024057241
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163846
出願日2022-10-12
発明の名称極低温冷凍機の圧縮機
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F04B 35/04 20060101AFI20240417BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】極低温冷凍機の圧縮機にガスばねを搭載しつつ小型化を可能にする。
【解決手段】極低温冷凍機10の圧縮機12は、圧縮機ハウジング20と、圧縮機ハウジング20に配置され、極低温冷凍機10の冷媒ガスの圧縮室22を両者間に形成する圧縮機ピストン24および圧縮機シリンダ26と、を備える。圧縮機ピストン24と圧縮機シリンダ26のうち一方が圧縮機ハウジング20に振動可能に支持された可動体であり、圧縮機ピストン24と圧縮機シリンダ26のうち他方が圧縮機ハウジング20に固定されている。可動体は、その内部にガスばね室32を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
極低温冷凍機の圧縮機であって、
圧縮機ハウジングと、
前記圧縮機ハウジングに配置され、極低温冷凍機の冷媒ガスの圧縮室を両者間に形成する圧縮機ピストンおよび圧縮機シリンダと、を備え、
前記圧縮機ピストンと前記圧縮機シリンダのうち一方が前記圧縮機ハウジングに振動可能に支持された可動体であり、前記圧縮機ピストンと前記圧縮機シリンダのうち他方が前記圧縮機ハウジングに固定されており、
前記可動体は、その内部にガスばね室を有することを特徴とする極低温冷凍機の圧縮機。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記圧縮機ハウジングは、固定されたガスばね室ピストンを備え、
前記可動体は、前記ガスばね室を前記ガスばね室ピストンとの間に形成するガスばね室シリンダを備えることを特徴とする請求項1に記載の極低温冷凍機の圧縮機。
【請求項3】
前記圧縮機ハウジング内には、前記圧縮室から区画された冷媒ガス室が形成され、
前記ガスばね室ピストンは、前記ガスばね室を前記冷媒ガス室に接続する冷媒ガス流路を備え、
前記冷媒ガス流路には、流量調整器が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の極低温冷凍機の圧縮機。
【請求項4】
前記流量調整器は、前記圧縮機ハウジングの外から操作可能であることを特徴とする請求項3に記載の極低温冷凍機の圧縮機。
【請求項5】
前記可動体は、前記圧縮機シリンダであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の極低温冷凍機の圧縮機。
【請求項6】
前記可動体は、前記圧縮機ピストンであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の極低温冷凍機の圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、極低温冷凍機、例えばスターリング型の極低温冷凍機に適する圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えばスターリング冷凍機やスターリング型パルス管冷凍機など、スターリング型の極低温冷凍機が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-92331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スターリング型の極低温冷凍機の小型化を目指すための一つの方策として、冷凍機の運転周波数、つまり圧縮機内で振動する振動体(ピストン、またはシリンダ)の共振周波数を高めることが考えられる。そのためには一般に、振動体を支持する板ばねなどの機械的ばねのばね定数を大きくする必要がある。しかし、これと小型化の両立には設計上の難しさがある。なぜなら、小型化により機械的ばねの設置スペースも小さくなり、ばね自体の小型化も求められるなかで、大きなばね定数を確保しようとすると、ばねに応力集中が生じやすくなるためである。
【0005】
そこで、振動体に作用するガスばねを追加し、ガスばねと機械的ばねの合計でばね定数を大きくすることが提案される。しかし、ガスばねの追加には相応の容積を要するので、これも極低温冷凍機の小型化に逆行しうる。
【0006】
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、極低温冷凍機の圧縮機にガスばねを搭載しつつ小型化を可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある態様によると、極低温冷凍機の圧縮機は、圧縮機ハウジングと、圧縮機ハウジングに配置され、極低温冷凍機の冷媒ガスの圧縮室を両者間に形成する圧縮機ピストンおよび圧縮機シリンダと、を備える。圧縮機ピストンと圧縮機シリンダのうち一方が圧縮機ハウジングに振動可能に支持された可動体であり、圧縮機ピストンと圧縮機シリンダのうち他方が圧縮機ハウジングに固定されている。可動体は、その内部にガスばね室を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、極低温冷凍機の圧縮機にガスばねを搭載しつつ、極低温冷凍機を小型化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る極低温冷凍機を概略的に示す図である。
変形例に係る極低温冷凍機の圧縮機を概略的に示す図である。
他の実施の形態に係る極低温冷凍機の圧縮機を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。説明および図面において同一または同等の構成要素、部材、処理には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。図示される各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。実施の形態は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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