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公開番号2024060944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168543
出願日2022-10-20
発明の名称圧縮機
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F04B 39/00 20060101AFI20240425BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】大容量化した圧縮機において、モータ性能を低下させることなく油上がり率の上昇を抑制する。
【解決手段】圧縮機(10)は、密閉容器(1)と、モータ(2)と、圧縮機構(3)とを備え、最高回転数で運転時の循環量が1000[kg/hr]以上である。モータ(2)は、上下に延びる回転軸(4)に設けられたロータ(21)と、密閉容器(1)に固定されたステータ(22)とを有する。圧縮機構(3)は、密閉容器(1)の内部におけるモータ(2)の下方に配置される。ステータ(22)は、密閉容器(1)の内壁との間に冷媒の通路(13)となるコアカット(46)が設けられたステータコア(41)を有する。圧縮機(10)において、(コアカット(46)の入口(46a)と出口(46b)との間で発生する圧力損失)/(冷媒のガス密度-潤滑油の密度)が1.45以下である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
密閉容器(1)と、
前記密閉容器(1)の内部に配置され、上下に延びる回転軸(4)に設けられたロータ(21)と、前記密閉容器(1)に固定されたステータ(22)とを有するモータ(2)と、
前記密閉容器(1)の内部における前記モータ(2)の下方に配置され、前記モータ(2)によって駆動されて冷媒を圧縮する圧縮機構(3)と
を備え、最高回転数で運転時の循環量が1000[kg/hr]以上の圧縮機(10)であって、
前記ステータ(22)は、前記密閉容器(1)の内壁との間に前記冷媒の通路(13)となるコアカット(46)が設けられたステータコア(41)を有し、
(前記コアカット(46)の入口(46a)と出口(46b)との間で発生する圧力損失)/(前記冷媒のガス密度-潤滑油の密度)が1.45以下である
圧縮機。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1の圧縮機において、
前記コアカット(46)の断面積をS[m
2
]、前記循環量をF[kg/hr](>1000[kg/hr])として、
S≦0.00215×(F/1000)
7/9
である
圧縮機。
【請求項3】
請求項1の圧縮機において、
前記ステータコア(41)の上端(41a)又は下端(41b)の少なくとも一方に、前記コアカット(46)が設けられた前記ステータコア(41)の側壁面(41c)と連続する表面を持つ絶縁部材(51)が設けられる
圧縮機。
【請求項4】
請求項1の圧縮機において、
前記ステータコア(41)の上端(41a)又は下端(41b)の少なくとも一方と、前記コアカット(46)が設けられた前記ステータコア(41)の側壁面(41c)の一部又は全部とを覆う絶縁部材(51)が設けられる
圧縮機。
【請求項5】
請求項3又は4の圧縮機において、
前記絶縁部材(51)の径方向外側の端部位置は、前記ステータコア(41)から離れるに従って径方向内側に連続的に後退する
圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、圧縮機に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、冷媒を圧縮するための圧縮機が知られている。特許文献1には、回転式圧縮機が開示されている。回転式圧縮機は、ドーム型のケーシング内に、圧縮機構とモータとが収納され、全密閉型に構成されている。モータは、ケーシングの胴部に固定されたステータと、駆動軸が連結されてステータの内側に配置されたロータとを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-299663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、ステータ外周面にコアカットを設けて、ケーシング内壁との間に、モータの軸方向の両側の空間を連通する冷媒通路を形成することが開示されている。
【0005】
しかし、モータ性能の低下を抑制するためには、コアカットの大きさを抑制する必要がある。一方、コアカットが小さいと、冷媒がコアカットを通過する際の圧力損失が大きくなって油上がり率が上昇してしまう。今後求められる圧縮機の大容量化では、圧力損失の抑制と、モータ性能の維持との両立が困難になると考えられる。
【0006】
本開示の目的は、大容量化した圧縮機において、モータ性能を低下させることなく油上がり率の上昇を抑制できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様は、密閉容器(1)と、モータ(2)と、圧縮機構(3)とを備えた、最高回転数で運転時の循環量が1000[kg/hr]以上の圧縮機(10)である。前記モータ(2)は、前記密閉容器(1)の内部に配置される。前記モータ(2)は、上下に延びる回転軸(4)に設けられたロータ(21)と、前記密閉容器(1)に固定されたステータ(22)とを有する。前記圧縮機構(3)は、前記密閉容器(1)の内部における前記モータ(2)の下方に配置される。前記圧縮機構(3)は、前記モータ(2)によって駆動されて冷媒を圧縮する。前記ステータ(22)は、前記密閉容器(1)の内壁との間に前記冷媒の通路(13)となるコアカット(46)が設けられたステータコア(41)を有する。前記圧縮機(10)において、(前記コアカット(46)の入口(46a)と出口(46b)との間で発生する圧力損失)/(前記冷媒のガス密度-潤滑油の密度)が1.45以下である。
【0008】
第1の態様では、冷媒と潤滑油との密度差に対するコアカット(46)で発生する圧力損失の比率を1.45以下に設定するため、コアカット(46)の大きさを抑制しながら、モータ(2)の下部空間と上部空間との間の差圧を抑制できるので、圧縮機(10)を大容量化しても、モータ(2)の性能を低下させることなく、油上り率の上昇を抑制できる。
【0009】
本開示の第2の態様は、前記第1の態様において、前記コアカット(46)の断面積をS[m
2
]、前記循環量をF[kg/hr](>1000[kg/hr])として、S≦0.00215×(F/1000)
7/9
である。
【0010】
第2の態様では、圧縮機(10)の循環量を大きくした場合(つまり圧縮機(10)を大容量化した場合)に、コアカット(46)の断面積Sが従来よりも小さく抑制されるので、モータ(2)の性能の低下を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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