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公開番号
2024117928
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-30
出願番号
2023024029
出願日
2023-02-20
発明の名称
電動圧縮機
出願人
サンデン株式会社
代理人
個人
主分類
F04B
39/00 20060101AFI20240823BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】電源供給部からインバータ回路に伝わる熱の影響を効果的に低減することができる電動圧縮機を提供する。
【解決手段】電動圧縮機1は、基板導体を有する回路基板2が筐体27に取り付けられたものであって、回路基板2に構成されたインバータ回路4と、回路基板2に電源を供給するHVコネクタ17(電源供給部)を備え、インバータ回路4とHVコネクタ17の間の基板導体11を、絶縁された状態で筐体27と熱交換させる。HVコネクタ17は、車両の高電圧バッテリ7から回路基板2に電源を供給する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基板導体を有する回路基板が筐体に取り付けられた電動圧縮機において、
前記回路基板に構成されたインバータ回路と、前記回路基板に電源を供給する電源供給部を備え、
前記インバータ回路と前記電源供給部の間の前記基板導体を、絶縁された状態で前記筐体と熱交換させることを特徴とする電動圧縮機。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記電源供給部は、車両のバッテリから前記回路基板に電源を供給することを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記インバータ回路と前記電源供給部との間の前記回路基板に構成されたノイズフィルタを備え、
該ノイズフィルタと前記電源供給部の間の前記基板導体を、絶縁された状態で前記筐体と熱交換させることを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記インバータ回路と前記ノイズフィルタの間の前記基板導体を、絶縁された状態で前記筐体と熱交換させることを特徴とする請求項3に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記基板導体が、絶縁性の熱伝導部材を介して前記筐体と熱交換するように前記回路基板が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項6】
前記筐体は、少なくとも一面が開口するインバータ収容部が設けられた本体と、該本体に取り付けられて前記インバータ収容部の開口を閉塞するカバーを備え、
前記回路基板は前記インバータ収容部内に収容されると共に、
前記熱伝導部材を介して前記本体と前記カバーにより、前記回路基板の前記基板導体部分が挟み込まれる構成としたことを特徴とする請求項5に記載の電動圧縮機。
【請求項7】
前記本体と前記カバーは、前記インバータ収容部の周辺部よりも中央部側の位置にて前記回路基板の前記基板導体部分を挟み込む構成としたことを特徴とする請求項6に記載の電動圧縮機。
【請求項8】
前記インバータ回路と前記電源供給部との間の前記回路基板に構成されたノイズフィルタと、
該ノイズフィルタと前記電源供給部の間、及び/又は、前記インバータ回路と前記ノイズフィルタの間における前記本体から前記カバー側に突出する本体側抑え突起と、
該本体側抑え突起に対応する位置の前記カバーから前記本体側に突出するカバー側抑え突起を備え、
前記本体側抑え突起と前記カバー側抑え突起により、前記熱伝導部材を介して前記回路基板の前記基板導体部分が挟み込まれることを特徴とする請求項6に記載の電動圧縮機。
【請求項9】
前記本体と前記熱伝導部材の間、及び/又は、前記カバーと前記熱伝導部材の間に設けられた放熱部材を備え、
前記本体、及び/又は、前記カバーは、前記熱伝導部材及び前記放熱部材を介して前記回路基板の前記基板導体部分を挟み込むことを特徴とする請求項6に記載の電動圧縮機。
【請求項10】
前記本体側抑え突起、及び/又は、前記カバー側抑え突起、又は、前記放熱部材は、前記熱伝導部材に面接触する壁にて構成されていることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の電動圧縮機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インバータ回路を有する回路基板を筐体内に取り付けて成る電動圧縮機に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
所謂車両用インバータ一体型電動圧縮機は、基板導体(銅パターン)が施された回路基板上にモータをスイッチング素子により駆動するためのインバータ回路や、ノイズを低減するためのノイズフィルタが取り付けられ、配線されている。そして、この回路基板は筐体に構成されたインバータ収容部内に収容されて取り付けられ、取り付けられた回路基板には車両の高電圧バッテリ(HVバッテリ)にハーネスを介して導通されたHVコネクタ(電源供給部)が接続され、回路基板に電源(高電圧の電力)が供給される構造とされていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、電動圧縮機のインバータ収容部は、回路基板が収容された後、カバーにて閉塞されるが、このカバーと筐体の本体間に防振部材を介設して振動を抑制するものも開発されていた(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-204492号公報
特開2020-56376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、HVコネクタ(電源供給部)は金属導体から構成されており、回路基板との接続部分には大電流が流れるため、発熱も大きくなる。そして、この熱は基板導体を介してインバータ回路等を構成する電子部品に伝わるため、電子部品の自己発熱による温度上昇よりも、HVコネクタから伝達される熱による温度上昇の方が大きくなると、その分、回路基板及び電子部品に熱的な余裕(ディレーティング)を持たせなければならなくなる。そのため、回路基板や電子部品の使用可能電圧や電流、温度範囲に制約が生じるという問題があった。
【0006】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、電源供給部からインバータ回路に伝わる熱の影響を効果的に低減することができる電動圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の電動圧縮機は、基板導体を有する回路基板が筐体に取り付けられたものであって、回路基板に構成されたインバータ回路と、回路基板に電源を供給する電源供給部を備え、インバータ回路と電源供給部の間の基板導体を、絶縁された状態で筐体と熱交換させることを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明の電動圧縮機は、上記発明において電源供給部は、車両のバッテリから回路基板に電源を供給することを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明の電動圧縮機は、請求項1の発明においてインバータ回路と電源供給部との間の回路基板に構成されたノイズフィルタを備え、このノイズフィルタと電源供給部の間の基板導体を、絶縁された状態で筐体と熱交換させることを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明の電動圧縮機は、上記発明においてインバータ回路とノイズフィルタの間の基板導体を、絶縁された状態で筐体と熱交換させることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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