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公開番号2024142915
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055323
出願日2023-03-30
発明の名称遠心送風機
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人個人
主分類F04D 29/62 20060101AFI20241003BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】モータに配置した回路基板に接続した接地用の接続端子をモータのハウジングに接地する際、ネジ部材で固定する作業を廃止して、作業性を向上した遠心送風機を提供する。
【解決手段】回路基板164は、下ケーシング130と導電性材料からなるカバー190の間に収容されるとともに、GNDパターンの位置に貫通孔164aを有し、カバー190は、貫通孔164aに対応する位置に貫通孔194aを有し、回路基板164とカバー190は、それぞれの貫通孔164a,194aにネジ195が挿入されることで下ケーシング130のネジ穴139に共締めされ、カバー190とハウジング151は互いに接触する円筒部192とフランジ部151aを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ケーシングの内側に、インペラと、該インペラを回転するためのモータと、該モータを収容する導電性材料からなるハウジングとを収容し、前記ケーシングの外側に、GNDパターンを形成した回路基板を備えた遠心送風機であって、
前記回路基板は、前記ケーシングと導電性材料からなるカバーの間に収容され、
前記回路基板は、前記GNDパターンの位置に貫通孔を有し、
前記カバーは、前記貫通孔に対応する位置に貫通孔を有し、
前記回路基板と前記カバーは、それぞれの前記貫通孔にネジが挿入されることで前記ケーシングのネジ穴に共締めされ、
前記カバーと前記ハウジングは互いに接触する接触部を有する遠心送風機。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記ネジは導電性材料からなる請求項1に記載の遠心送風機。
【請求項3】
前記カバーの周縁部に前記軸方向の前記回路基板側へ凹む凹部を備え、前記貫通孔は前記凹部に設けられている請求項1に記載の遠心送風機。
【請求項4】
前記凹部の端部には、軸方向に延びる延在部が設けられており、前記延在部の内周面は、前記回路基板と対向し、前記延在部の軸方向の端部は、前記ケーシングの軸方向の端部と接触している請求項3に記載の遠心送風機。
【請求項5】
前記接触部は、前記カバーの縁部が軸方向に延在して形成されており、かつ、前記ハウジングに設けたフランジ部に接触している請求項1に記載の遠心送風機。
【請求項6】
前記ケーシングの開口部にエンドキャップを装着し、該エンドキャップの回路基板載置部に前記回路基板を載置し、前記エンドキャップの外周部に、径方向外側に突出して前記ケーシングの前記開口部内周面に接触する突起を周方向に間隔を開けて配置し、前記突起同士の間に前記接触部を挿入した請求項5に記載の遠心送風機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータの回路基板に接続した接地用の接続端子をモータのハウジングに簡単に接地することができる遠心送風機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、遠心送風機は、家電機器、OA機器、車載用電池、産業用や車両用の空気調和装置における送風、冷却等に広く用いられている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に開示されている遠心送風機は、図12に示すように、ケーシング10を備え、ケーシング10の内側には、複数の羽根21を備えたインペラ20と、インペラ20を回転させるモータ30が収容されている。
【0003】
ここで、モータ30は、モータ30を駆動制御するための制御回路や電子部品などを実装した回路基板を備えており、回路基板に形成したGNDパターンと金属製のハウジングとを接続することが行われている。
【0004】
従来、回路基板のGNDパターンに接続された接地用配線をハウジングに接続したモータが提案されている(例えば、特許文献2参照)。図13に示す特許文献2のモータは、接地用配線103の一端部が回路基板5に接続され、接地用配線103の他端部103bに設けられた接続端子104は、モータケース(ハウジング)の第1ケース部11Bに形成した第1配線用フランジ部43Bにネジ部材55で固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-016152号公報
特開2019-180139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、図12に示す特許文献2のモータを図12に示す特許文献1の遠心送風機のモータとして適用した場合、特許文献2のモータでは、回路基板5に接続された接地用配線103の他端103bに接続端子104を設け、接続端子104をモータケースに形成した第1配線用フランジ部43Bにネジ部材55で固定する構造のため、ネジ部材55で固定する作業が必要になり、作業性を向上させる改善が望まれている。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、モータに配置した回路基板に接続した接地用の接続端子をモータのハウジングに接地する際、ネジ部材で固定する作業を廃止して、作業性を向上した遠心送風機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ケーシングの内側に、インペラと、該インペラを回転するためのモータと、該モータを収容する導電性材料からなるハウジングとを収容し、前記ケーシングの外側に、GNDパターンを形成した回路基板を備えた遠心送風機であって、前記回路基板は、前記ケーシングと導電性材料からなるカバーの間に収容され、前記回路基板は、前記GNDパターンの位置に貫通孔を有し、前記カバーは、前記貫通孔に対応する位置に貫通孔を有し、前記回路基板と前記カバーは、それぞれの前記貫通孔にねじが挿入されることで前記ケーシングのネジ穴に共締めされ、前記カバーと前記ハウジングは互いに接触する接触部を有する、遠心送風機である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態の遠心送風機の斜視図である。
実施形態の遠心送風機の平面図である。
図2のIII-III線断面図である。
実施形態の遠心送風機の裏面図である。
(A)は図4のV-V線断面図、(B)は(A)の矢印Bで示す部分の拡大図である。
図1に示す遠心送風機からカバーを取り外した斜視図である。
実施形態におけるエンドキャップを示す斜視図である。
図7に示すエンドキャップに回路基板を装着した状態を示す斜視図である。
ハウジングに下ケーシングと軸受ホルダーとを一体成形した状態を示す斜視図である。
(A)は図9に示す一体成形体を裏側から視た斜視図、(B)は(A)の矢印Bで示す部分の拡大図である。
実施形態におけるカバーを示す斜視図である。
従来の遠心送風機(特許文献1)を示す断面図である。
従来のブラシレスモータ(特許文献2)を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.遠心送風機の全体構成
図1~図11を参照して本発明の一実施形態の遠心送風機100を説明する。なお、以下の説明において「上」や「下」等の方向を示す用語は、図3における方向を示すものとして用いる。また、後述するロータ170のシャフト171の延在方向を軸方向と称し、軸方向と直交する方向を径方向と称する。さらに、シャフト171の回転方向を周方向と称する。
(【0011】以降は省略されています)

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