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公開番号2024119428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023026318
出願日2023-02-22
発明の名称電動ポンプ
出願人シナノケンシ株式会社
代理人個人,個人
主分類F04D 29/28 20060101AFI20240827BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ロータの軸方向の一方側への荷重を抑制しつつ軸方向に小型化され、製造コストも抑制された電動ポンプを提供することを課題とする。
【解決手段】ケースと、ロータ及びステータを有し、前記ケースに包囲されたモータと、を備え、前記ケースは、流体を導入する導入管部、及び流体を排出する排出管部、を含み、前記ロータは、前記ケースと前記ステータとにより包囲され前記導入管部及び排出管部に連通した空間内に配置され、前記ロータは、第1羽根部材、第2羽根部材、及び中継部を含み、前記中継部の外径は、前記第1及び第2羽根部材の少なくとも一方の外径よりも小さく、前記中継部は、前記第1羽根部材と前記第2羽根部材との間に位置する、電動ポンプ。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
ケースと、
ロータ及びステータを有し、前記ケースに包囲されたモータと、を備え、
前記ケースは、流体を導入する導入管部、及び流体を排出する排出管部、を含み、
前記ロータは、前記ケースと前記ステータとにより包囲され前記導入管部及び排出管部に連通した空間内に配置され、
前記ロータは、第1羽根部材、第2羽根部材、及び中継部を含み、
前記中継部の外径は、前記第1及び第2羽根部材の少なくとも一方の外径よりも小さく、
前記中継部は、前記第1羽根部材と前記第2羽根部材との間に位置する、電動ポンプ。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記第2羽部材は、径方向に直線状に延びた複数の溝を含む、請求項1の電動ポンプ。
【請求項3】
前記溝の径方向に垂直な幅は、一定である、請求項2の電動ポンプ。
【請求項4】
前記ロータは、磁石を含み、
前記第2羽根部材の外径は、前記磁石の外径よりも小さい、請求項2又は3の電動ポンプ。
【請求項5】
前記第1羽根部材は、前記ケースに包囲され、
前記第2羽根部材は、前記ステータに包囲される、請求項1乃至3の電動ポンプ。
【請求項6】
前記ロータと前記ステータとを仕切る仕切部材を備え、
前記ロータは、前記ケースと前記仕切部材とにより包囲され前記導入管部及び排出管部に連通した空間内に配置され、
前記第2羽根部材は、前記仕切部材に包囲されている、請求項1乃至3の何れかの電動ポンプ。
【請求項7】
前記ロータは、磁石を含み、
前記第1羽根部材は、前記磁石に対して一方側に位置し、
前記第2羽根部材は、前記磁石に対して他方側に位置する、請求項1乃至3の何れかの電動ポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動ポンプに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ロータの軸方向の一方側への荷重が過大となることを抑制するために、表面と裏面の双方に羽根が設けられた羽根部材を備えた電動ポンプがある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-153331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような羽根部材には表側と裏側とから荷重が作用して、羽根部材に反りが発生するおそれがある。このような反りを抑制するためには、羽根部材を厚く形成することが考えられる。しかしながら羽根部材の厚みが厚いと、電動ポンプが軸方向に大型化するおそれがある。また、羽根部材の表側と裏側の両面に羽根を樹脂で設けると、成形不良が発生するおそれがある。また、そのための金型も複雑である。これにより、製造コストが増大するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、ロータの軸方向の一方側への荷重を抑制しつつ軸方向に小型化され、製造コストも抑制された電動ポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、ケースと、ロータ及びステータを有し、前記ケースに包囲されたモータと、を備え、前記ケースは、流体を導入する導入管部、及び流体を排出する排出管部、を含み、前記ロータは、前記ケースと前記ステータとにより包囲され前記導入管部及び排出管部に連通した空間内に配置され、前記ロータは、第1羽根部材、第2羽根部材、及び中継部を含み、前記中継部の外径は、前記第1及び第2羽根部材の少なくとも一方の外径よりも小さく、前記中継部は、前記第1羽根部材と前記第2羽根部材との間に位置する、電動ポンプによって達成できる。
【発明の効果】
【0007】
ロータの軸方向の一方側への荷重を抑制しつつ軸方向に小型化され、製造コストも抑制された電動ポンプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、電動ポンプの外観斜視図である。
図2は、電動ポンプの分解斜視図である。
図3は、電動ポンプの分解斜視図である。
図4は、電動ポンプの断面図である。
図5は、保持部の外観図である。
図6は、保持部の外観図である。
図7A及び図7Bは、羽根部材の変形例の説明図である。
図8A及び図8Bは、羽根部材の変形例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[電動ポンプの概略構成]
図1は、電動ポンプ1の外観斜視図である。図2及び図3は、電動ポンプ1の分解斜視図である。電動ポンプ1は、第1ケース10、カバー20、第2ケース30、支持部材40、及びロータ50を含む。第1ケース10、カバー20、第2ケース30、及び支持部材40は、複数のネジSにより、後述するモータMの軸方向Aで重なった状態で固定される。
【0010】
第1ケース10及び第2ケース30は、樹脂製である。カバー20及び支持部材40は、金属製である。カバー20は、例えばアルミニウム合金製である。支持部材40は、例えばステンレス鋼製である。第1ケース10と第2ケース30とは、軸方向Aで重なる。第2ケース30とカバー20との間で、支持部材40が挟持される。第1ケース10及び第2ケース30は、それぞれ第1部材及び第2部材の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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