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公開番号
2024120836
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023179274
出願日
2023-10-18
発明の名称
ファン
出願人
ニデック株式会社
代理人
主分類
F04D
29/52 20060101AFI20240829BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】導線を規制して固定することができ、導線の浮き上がり及び破損を防止するファンケーシングを提供する。
【解決手段】モータと、複数のブレードを有するインペラと、ファンフレームと、リード線と、を備え、ファンフレームは、モータ支持部と、枠部と、モータ支持部と枠部とを接続する第1接続部と、枠部から径方向外側に広がる複数のフランジ部と、を有し、フランジ部の少なくとも1つは、平板部と、平板部に設けられた凸部とを有するボスと、平板部に設けられた突起部と、突起部の軸方向一方側に位置するように凸部に設けられた規制部と、を有し、規制部の一端は固定端であり、固定端は凸部に固定され、規制部の他端は自由端である、ファン。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
中心軸を中心に回転するモータと、
前記モータの周囲に配置され、前記モータによって回転駆動される複数のブレードを有するインペラと、
前記モータ及び前記インペラを囲むファンフレームと、
前記モータに電気的に接続され,前記ファンフレームから外部に引き出されるリード線と、
を備え、
前記ファンフレームは、
前記モータを支持するモータ支持部と、
前記モータ支持部を囲む枠部と、
前記モータ支持部と前記枠部との間に位置し、前記モータ支持部と前記枠部とを接続する第1接続部と、
前記枠部から径方向外側に広がる複数のフランジ部と、
を有し、
前記フランジ部の少なくとも1つは、
平板部と前記平板部に設けられた凸部とを有するボスと、
前記平板部に設けられた突起部と、
前記突起部の軸方向一方側に位置するように前記凸部に設けられた規制部と、
を有し
前記規制部の一端は固定端であり、前記固定端は前記凸部に固定され,前記規制部の他端は自由端である、ファン。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のファンであって、
前記平板部の縁には、前記規制部の両側に位置する2つの第1切り欠きが形成され、
前記リード線は、一方の前記第1切り欠きから導入され、
前記突起部と前記規制部との間の空間を通って他方の前記第1切り欠きから導出される。
【請求項3】
請求項2に記載のファンであって、少なくとも1つの第1切り欠きは、斜めに配置される。
【請求項4】
請求項2に記載のファンであって、前記平板部の外縁にさらに壁部が形成され、
前記壁部に2つの第2切り欠きが形成され、
前記2つの第2切り欠きは前記規制部の両側に位置し、
一方の前記第2切り欠きは前記2つの第1切り欠きのうちの1つと連通し、
他方の前記第2切り欠きは前記2つの第1切り欠きのうちの他の1つと連通する。
【請求項5】
請求項4に記載のファンであって、第2切り欠きの開口幅は、第1切欠きの開口幅よりも大きい。
【請求項6】
請求項4に記載のファンであって、前記凸部は、前記規制部の前記固定端が固定される取付部として形成され、
前記取付部の高さは、前記壁部の高さと一致し、
前記2つの第2切り欠きの一方は、前記壁部と前記取付部との間に形成される。
【請求項7】
請求項1に記載のファンであって、規制部の軸方向他方側には、自由端から自由端に対して略直交する方向に延びるガイド部が設けられる。
【請求項8】
請求項7に記載のファンであって、前記ガイド部の径方向内側の端面と前記突起部の径方向外側の端面との間に第1の隙間を有する。
【請求項9】
請求項7に記載のファンであって、前記ガイド部の下側端面と前記突起部の上側端面との間に第2の隙間を有する。
【請求項10】
請求項1に記載のファンであって、規制部の軸方向他方側は、肉抜き構造に形成されている。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機械の分野に関し、特にファンに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ファンは家電機器、オフィスオートメーション機器、工業機器等に広く用いられている。ファンは、通常、モータと、インペラと、モータおよびインペラを取り付けるためのファンフレームとを含み、ファンは、通常、リード線をさらに含み、リード線の一端はモータ側回路に接続され、リード線の他端はファンフレームの外側に引き出されて外部電源等に電気的に接続される。
【0003】
従来は、例えば、ファンフレームにワイヤガイド部材を設けてワイヤをガイドすることにより、ワイヤとインペラ等の他の部材との干渉を防止していた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは、従来のリード線ガイド部材は、リード線の引き込み及び引き出しを規制することができるが、引き込み端と引き出し端との間のリード線は、他の部材による規制がないために浮きやすく、ファンの他の部材と干渉するおそれがあることを見出した。
【0005】
上記問題を解決するために、本発明はファンを提供し、導線を規制して固定することができ、導線の浮き上がり及び破損を防止する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
中心軸を中心に回転するモータと、前記モータの周囲に配置され、前記モータによって回転駆動される複数のブレードを有するインペラと、前記モータ及び前記インペラを囲むファンフレームと、前記モータに電気的に接続され,前記ファンフレームから外部に引き出されるリード線と、
を備え、前記ファンフレームは、前記モータを支持するモータ支持部と、前記モータ支持部を囲む枠部と、前記モータ支持部と前記枠部との間に位置し、前記モータ支持部と前記枠部とを接続する第1接続部と、前記枠部から径方向外側に広がる複数のフランジ部と、を有し、前記フランジ部の少なくとも1つは、平板部と前記平板部に設けられた凸部とを有するボスと、前記平板部に設けられた突起部と、前記突起部の軸方向一方側に位置するように前記凸部に設けられた規制部と、を有し前記規制部の一端は固定端であり、前記固定端は前記凸部に固定され,前記規制部の他端は自由端である、ファン。
【発明の効果】
【0007】
本発明実施例の有益な効果の1つは、フランジ部に規制部を設けることにより、リード線を規制して固定し、リード線の浮き上がりや破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施例のファンの概略図である。
図2は、本発明の実施例のファンフレームの概略図である。
図3は、本発明の実施例のフランジ部の概略図である。
図4は、本発明の実施例のフランジ部の別の模式図である。
図5は、図4のAA’線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0010】
以下の説明および添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に開示する。本発明の実施形態は、それによって範囲が限定されないことを理解されたい。本発明の実施形態は、添付の特許請求の範囲の趣旨および用語の範囲内に入る多くの代替形態、修正形態、および均等物を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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