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公開番号
2024146243
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023059027
出願日
2023-03-31
発明の名称
電動圧縮機
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
主分類
F04B
39/00 20060101AFI20241004BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】接触抵抗の増大を抑制できる電動圧縮機を提供すること。
【解決手段】電動圧縮機において、基板31の一部は、金属端子41と、金属端子41と電気接続され、ハウジングに固定される給電バスバー61と、により支持されている。金属端子41は、基板31に端子接続される端子部43と、基板31に当接する規制部46と、を備える。給電バスバー61は、可撓部63を有し、可撓部63によって金属端子41を基板31に向けて弾性付勢している。基板31は、熱変形時、給電バスバー61から離れる方向において端子部43により支持され、給電バスバー61に近付く方向において端子部43及び規制部46により支持される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ハウジング内の収容空間において、基板の一部は、金属端子と、前記金属端子と電気接続され、前記ハウジングに固定されるバスバーと、により支持され、
前記金属端子は、前記基板に端子接続される端子部と、前記基板に当接する規制部と、を備え、
前記バスバーは、可撓部を有し、前記可撓部によって前記金属端子を前記基板に向けて弾性付勢し、
前記基板は、熱変形時、前記バスバーから離れる方向において前記端子部により支持され、前記バスバーに近付く方向において前記端子部及び前記規制部により支持されることを特徴とする電動圧縮機。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記バスバーは、前記金属端子と接触する接触部と、前記収容空間を画定した画定面から延出した基部と、前記接触部と前記基部との間に設けられた前記可撓部とを備え、前記可撓部は、前記バスバーを屈曲させた屈曲部を備えるように曲げ形成されている請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記バスバーは、前記ハウジングの外部に配置された外部電源と電気的に接続された給電バスバーである請求項1又は請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記金属端子は、前記バスバーと接触するバスバー接触部を備え、前記規制部は、前記バスバー接触部から前記基板に向けて突出し、
前記バスバー接触部は前記基板よりも薄板状であり、前記規制部における前記バスバー接触部から当該規制部の先端までの寸法は、前記端子部における前記バスバー接触部から当該端子部の先端までの寸法より小さい請求項1又は請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記金属端子は、前記バスバーと接触するバスバー接触部を備え、前記金属端子と前記バスバーとは締結部材によって締結されており、前記バスバー接触部において、前記締結部材が挿通された箇所には、前記バスバー接触部を拡幅する拡幅部が設けられている請求項1又は請求項2に記載の電動圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、電動圧縮機が開示されている。特許文献1に開示された電動圧縮機は、圧縮部と、電動モータと、インバータ部と、を備える。インバータ部は、インバータハウジングに収容されている。インバータ部は、回路基板と、給電バスバーと、を備える。回路基板の第1面には、回路バスバーが固定されている。回路バスバーは、回路基板のパターンに半田によって固定されている。回路基板の第2面には、給電バスバーの端部が接触している。給電バスバーは、回路基板のパターンに接触している。
【0003】
回路バスバーに挿通されたボルトは、回路基板を貫通して給電バスバーに挿通されている。給電バスバーに挿通されたボルトにはナットが締結されている。この締結により、回路バスバーは、給電バスバーとともに回路基板に締結されるとともに、給電バスバーは、回路基板のパターンに電気接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-144455号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
回路基板の熱膨張及び熱収縮が繰り返し発生すると、回路基板と給電バスバーとの線膨張係数の差に起因して、ボルトとナットによる回路基板と給電バスバーの締結が緩んでしまい、接触抵抗が増大してしまう。このような接触抵抗の増大を抑制するために、給電バスバーとの線膨張係数の差を小さくした金属端子に給電バスバーを電気接続することが考えられるが、このようにしても接触抵抗の増大の抑制は常に望まれている。また、回路基板と給電バスバーとの電気接続のために、回路基板と給電バスバーとを半田付けする場合がある。しかし、この場合は、回路基板の熱膨張及び熱収縮が繰り返し発生すると、半田に応力が繰り返し発生して接触抵抗が増大してしまう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題点を解決するための電動圧縮機は、ハウジング内の収容空間において、基板の一部は、金属端子と、前記金属端子と電気接続され、前記ハウジングに固定されるバスバーと、により支持され、前記金属端子は、前記基板に端子接続される端子部と、前記基板に当接する規制部と、を備え、前記バスバーは、可撓部を有し、前記可撓部によって前記金属端子を前記基板に向けて弾性付勢し、前記基板は、熱変形時、前記バスバーから離れる方向において前記端子部により支持され、前記バスバーに近付く方向において前記端子部及び前記規制部により支持されることを要旨とする。
【0007】
これによれば、基板の熱変形時、基板は、バスバーから離れる方向において端子部により支持されるとともに、バスバーに近付く方向において端子部及び規制部により支持される。これにより、基板の熱膨張及び熱収縮が繰り返し発生しても、それら熱膨張及び熱収縮を原因として、基板と端子部との接触抵抗が増大することを抑制できる。また、可撓部の撓みによるバスバーの弾性変形により、金属端子は、基板に向けて弾性付勢される。これにより、バスバーと金属端子とが離れることを抑制できるため、バスバーと金属端子との接触抵抗の増大が抑制される。また、可撓部の撓みによるバスバーの弾性変形により、金属端子は、基板に向けて弾性付勢されているが、金属端子が備える規制部が基板に当接することにより、弾性付勢力は、基板に支持される。よって、端子部と基板との電気接続箇所に発生する応力を抑制できる。これらにより、接触抵抗の増大を抑制できる。
【0008】
電動圧縮機について、前記バスバーは、前記金属端子と接触する接触部と、前記収容空間を画定した画定面から延出した基部と、前記接触部と前記基部との間に設けられた前記可撓部とを備え、前記可撓部は、前記バスバーを屈曲させた屈曲部を備えるように曲げ形成されていてもよい。
【0009】
これによれば、屈曲部を屈曲させることで、可撓部によってバスバーを容易に撓ませることができる。
電動圧縮機について、前記バスバーは、前記ハウジングの外部に配置された外部電源と電気的に接続された給電バスバーであってもよい。
【0010】
これによれば、電動圧縮機は、外部電源と別体であるため、その電動圧縮機と外部電源とを接続する給電バスバーは、振動しやすい。また、給電バスバーには、大電流が流れる。このような給電バスバーを金属端子と電気接続した箇所であっても、接触抵抗の増大を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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