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公開番号2024132382
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023043121
出願日2023-03-17
発明の名称圧縮機
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類F04B 39/02 20060101AFI20240920BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】圧縮機の小型化を図ること。
【解決手段】フィルタ部70は、筒部材61に一体化されている。これによれば、筒部材61の内側に流路形成部材62を配置することで螺旋通路72からなる絞り部が区画されるとともに、ハウジング11に対するフィルタ部70の取付スペースを、筒部材61とは別に確保する必要が無い。したがって、ハウジング11に対するフィルタ部70の取付スペースを、筒部材61とは別に確保するために、ハウジング11の体格が大型化してしまうといったことが無い。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
流体を圧縮する圧縮機構と、
前記圧縮機構により圧縮された流体が吐出される吐出室を含む高圧領域、及び前記高圧領域よりも圧力が低い低圧領域を有するハウジングと、
前記高圧領域内の流体を前記低圧領域へ導く流体通路と、
前記流体通路に設けられる絞り部を形成する絞り部材と、
前記高圧領域内から前記絞り部に向かって流れる流体に含まれる異物を捕捉するフィルタ部と、を備えている圧縮機であって、
前記絞り部材は、
筒部材と、
前記筒部材の内側に配置される柱状の流路形成部材と、を有し、
前記筒部材の内周面及び前記流路形成部材の外周面の少なくとも一方には、前記絞り部である螺旋通路を区画する螺旋溝が形成されており、
前記フィルタ部は、前記絞り部より前記高圧領域側において前記筒部材に一体化されていることを特徴とする圧縮機。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記筒部材は、
前記流路形成部材が内側に配置される筒部と、
前記筒部の端面から突出するとともに前記フィルタ部を支持する支持部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
圧縮機は、圧縮機構と、ハウジングと、を備えている。圧縮機構は、流体を圧縮する。ハウジングは、高圧領域、及び低圧領域を有している。高圧領域は、圧縮機構により圧縮された流体が吐出される吐出室を含む。低圧領域は、高圧領域よりも圧力が低い。また、圧縮機は、高圧領域内の流体を低圧領域へ導く流体通路を備えている場合がある。流体通路には、絞り部が設けられている。そして、高圧領域内の流体は、絞り部によって減圧された状態で流体通路を介して低圧領域へ導かれる。
【0003】
例えば特許文献1のように、絞り部材がハウジングの内部に設置されている場合がある。ハウジングには、絞り部材が挿入される挿入孔が形成されている。絞り部材の外周面には、螺旋溝が形成されている。そして、螺旋溝と、ハウジングにおける挿入孔を区画する内周面とによって螺旋通路が区画されている。高圧領域から流体通路を介して低圧領域へ導かれる流体は、螺旋通路を流れる際に減圧される。したがって、螺旋通路は、流体通路に設けられる絞り部として機能している。このように、絞り部材は、流体通路に設けられる絞り部を形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6389957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このような圧縮機においては、高圧領域内から絞り部に向かって流れる流体に含まれる異物を捕捉するフィルタ部を備えている場合がある。これによれば、高圧領域内から絞り部に向かって流れる流体に含まれる異物が、フィルタ部によって捕捉されるため、絞り部が異物によって詰まってしまうことが抑制される。しかしながら、このように、フィルタ部を備えている圧縮機においては、ハウジングに対するフィルタ部の取付スペースを、絞り部材とは別に確保する必要があるため、ハウジングの体格が大型化してしまう。その結果、圧縮機が大型化してしまう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する圧縮機は、流体を圧縮する圧縮機構と、前記圧縮機構により圧縮された流体が吐出される吐出室を含む高圧領域、及び前記高圧領域よりも圧力が低い低圧領域を有するハウジングと、前記高圧領域内の流体を前記低圧領域へ導く流体通路と、前記流体通路に設けられる絞り部を形成する絞り部材と、前記高圧領域内から前記絞り部に向かって流れる流体に含まれる異物を捕捉するフィルタ部と、を備えている圧縮機であって、前記絞り部材は、筒部材と、前記筒部材の内側に配置される柱状の流路形成部材と、を有し、前記筒部材の内周面及び前記流路形成部材の外周面の少なくとも一方には、前記絞り部である螺旋通路を区画する螺旋溝が形成されており、前記フィルタ部は、前記絞り部より前記高圧領域側において前記筒部材に一体化されている。
【0007】
これによれば、フィルタ部を筒部材に一体化することができるため、筒部材の内側に流路形成部材を配置することで螺旋通路からなる絞り部を区画できるとともに、ハウジングに対するフィルタ部の取付スペースを、筒部材とは別に確保する必要が無い。したがって、ハウジングに対するフィルタ部の取付スペースを、筒部材とは別に確保するために、ハウジングの体格が大型化してしまうといったことが無い。その結果、圧縮機の小型化を図ることができる。
【0008】
上記圧縮機において、前記筒部材は、前記流路形成部材が内側に配置される筒部と、前記筒部の端面から突出するとともに前記フィルタ部を支持する支持部と、を有しているとよい。
【0009】
これによれば、フィルタ部が、筒部の端面から突出する支持部に支持されているため、例えば、筒部の端面の開口を閉塞するようにフィルタ部が筒部に支持されている構成に比べると、フィルタ部の設置領域が広く確保し易くなる。その結果、フィルタ部が異物によって目詰まりしてしまうことを抑制し易くすることができる。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、圧縮機の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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