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公開番号2025012741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115811
出願日2023-07-14
発明の名称電動圧縮機
出願人サンデン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F04B 39/00 20060101AFI20250117BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】電動圧縮機の振動を抑制してNV性能を改善する。
【解決手段】電動ロータリー圧縮機RCは、水平方向に配置された回転軸200と、回転軸200を回転させる電動機部10と、回転軸200によって駆動される圧縮機構部30と、電動機部10を収容するフロントハウジング110bと、圧縮機構部30を収容するリアハウジング110cと、回転軸200を回転自由かつ気密状態で支持しつつ、フロントハウジング110bの開口端部とリアハウジング110cの開口端部との間に配置された隔壁部111と、を有している。また、電動ロータリー圧縮機RCは、上記の構成に加えて、圧縮機構部30とリアハウジング110cとの間に配置された防振部材300(第1防振部材300A、第2防振部材300B)を更に有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水平方向に配置された回転軸と、
前記回転軸を回転させる電動機部と、
前記回転軸によって駆動される圧縮機構部と、
前記電動機部を収容するフロントハウジングと、
前記圧縮機構部を収容するリアハウジングと、
前記回転軸を回転自由かつ密封状態で支持しつつ、前記フロントハウジングの開口端側と前記リアハウジングの開口端側との間に配置された隔壁部と、
前記圧縮機構部と前記リアハウジングとの間に配置された防振部材と、
を有する、電動圧縮機。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記リアハウジングの開口端側と前記隔壁部との間に弾性体からなるシール部材が更に配置された、
請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記防振部材は、前記圧縮機構部の外周面と前記リアハウジングの内周面との間に配置された第1防振部材、及び前記圧縮機構部の軸方向の端面と前記リアハウジングの底面との間に配置された第2防振部材の少なくとも一方を含む、
請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記第1防振部材は、前記圧縮機構部により圧縮される冷媒、及び当該冷媒に混入されている潤滑油の流れを妨げない形状を有している、
請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記フロントハウジング、前記リアハウジング及び前記隔壁部を含むハウジングと当該ハウジングを取り付ける取付面との間に前記防振部材とは異なる他の防振部材が更に配置された、
請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項6】
前記圧縮機構部は、横置のシリンダと、前記回転軸により前記シリンダ内を偏心回転する偏心ローラと、前記シリンダ内を低圧室と高圧室とに仕切るベーンと、前記高圧室からの高圧冷媒を前記リアハウジング内に吐出する吐出口と、を含む、
請求項1~請求項5のいずれか1つに記載の電動圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動モータによって冷媒を圧縮する電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電動圧縮機の一例として挙げられる電動ロータリー圧縮機は、スクロール圧縮機と比較して、ガス圧縮負荷トルクが回転軸の回転角に応じて大きく変動し、その結果、NV(Noise-Vibration)性能が劣るという特性がある。このため、特開2021-148104号公報(特許文献1)に記載されているように、電動ロータリー圧縮機のハウジングの周囲を多孔質部材からなる防音カバーで覆う技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-148104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、電動ロータリー圧縮機に対して特許文献1で提案された技術を適用した場合、電動ロータリー圧縮機から発生する騒音を低減できるものの、電動ロータリー圧縮機で発生する振動を抑制することが困難であった。なお、このような問題は、電動ロータリー圧縮機に限らず、ガス圧縮負荷トルクが回転軸の回転角に応じて大きく変動する周知の圧縮機であっても同様に発生する。
【0005】
そこで、本発明は、振動を抑制してNV性能を改善した、電動圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
電動圧縮機は、水平方向に配置された回転軸と、回転軸を回転させる電動機部と、回転軸によって駆動される圧縮機構部と、電動機部を収容するフロントハウジングと、圧縮機構部を収容するリアハウジングと、回転軸を回転自由かつ密封状態で支持しつつ、フロントハウジングの開口端側とリアハウジングの開口端側との間に配置された隔壁部と、を有している。また、電動圧縮機は、上記の構成に加えて、圧縮機構部とリアハウジングとの間に配置された防振部材を更に有している。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電動モータによって冷媒を圧縮する電動圧縮機において、振動を抑制してNV性能を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
横置型の電動ロータリー圧縮機の第1実施形態を示す縦断面図である。
横置型の電動ロータリー圧縮機の第1実施形態を示す要部拡大図である。
一般技術と第1実施形態との比較図である。
横置型の電動ロータリー圧縮機の第2実施形態を示す縦断面図である。
横置型の電動ロータリー圧縮機の第2実施形態を示す要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1及び図2は、本発明が適用された、横置型の電動ロータリー圧縮機RCの第1実施形態を示している。なお、以下説明する電動ロータリー圧縮機RCは、あくまで一例であって、その構成に限定されると解釈すべきではない。従って、本発明は、当業者にとって周知かつ多様な電動ロータリー圧縮機に適用することができる。ここで、電動ロータリー圧縮機RCが、電動圧縮機の一例として挙げられる。
【0010】
最初に、電動ロータリー圧縮機RCの基本構成について説明する。
電動ロータリー圧縮機RCは、横長のハウジング110を有している。ハウジング110は、円筒状のセンターハウジング110aと、開口端側がセンターハウジング110aの前端(図1における左端)に接合された有底円筒状のフロントハウジング110bと、開口端側がセンターハウジング110aの後端(図1における右端)に接合された有底円筒状のリアハウジング110cと、を含んでいる。ここで、センターハウジング110a及びフロントハウジング110bは、略同径に形成され、リアハウジング110cは、センターハウジング110a及びフロントハウジング110bよりも所定寸法だけ大径に形成されている。なお、センターハウジング110a、フロントハウジング110b及びリアハウジング110cは、円筒状の横断面を有する構成に限らず、例えば、四角形や多角形の横断面などを有する角筒状に形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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