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公開番号2024018367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022121661
出願日2022-07-29
発明の名称圧縮機の取付構造
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類F04B 39/00 20060101AFI20240201BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ボルトの変形を抑制しつつ、圧縮機が車両の構成部材の取付位置から離れることを抑制できる圧縮機の取付構造を提供すること。
【解決手段】圧縮機の取付構造70は、圧縮機10に設けられた取付足60と、フレーム101に取り付けられた外側筒部材72と、外側筒部材72の内側に弾性部材73を介して取り付けられた内側筒部材74と、を備えている。ボルト71が取付足60に形成された挿通孔61及び内側筒部材74に挿通されるとともに内側筒部材74に固定されることで、圧縮機10がフレーム101に取り付けられる。外側筒部材72は、弾性部材73の第1端731に対向しており、内側に延びる環状の第1延設部722を有している。内側筒部材74は、弾性部材73の第2端732に対向しており、外側に延びる環状の第2延設部742を有している。弾性部材73は第1延設部722と第2延設部742との間に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機を車両の構成部材に取り付けるための圧縮機の取付構造であって、
前記圧縮機に設けられた取付足と、
前記構成部材に取り付けられた外側筒部材と、
前記外側筒部材の内側に弾性部材を介して取り付けられた内側筒部材と、を備え、
ボルトが前記取付足に形成された挿通孔及び前記内側筒部材に挿通されるとともに前記内側筒部材に固定されることで、前記圧縮機が前記構成部材に取り付けられ、
前記外側筒部材は、前記弾性部材における前記構成部材とは反対側に位置する第1端に対向し、且つ内側に延びる環状の第1延設部を有しており、
前記内側筒部材は、前記弾性部材における前記構成部材に対向する第2端に対向し、且つ外側に延びる環状の第2延設部を有しており、
前記弾性部材は前記第1延設部と前記第2延設部との間に配置されていることを特徴とする圧縮機の取付構造。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記第1延設部と前記第2延設部は、前記内側筒部材の軸方向において重なるように配置されている、請求項1に記載の圧縮機の取付構造。
【請求項3】
前記外側筒部材は、前記構成部材に対向する端部から前記構成部材に沿って延在する環状のフランジ部を有しており、
前記フランジ部は、前記構成部材に対向する環状の対向面を有するとともに、前記対向面が前記構成部材に面接触している状態で前記構成部材に固定されている、請求項1又は請求項2に記載の圧縮機の取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮機の取付構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、圧縮機が記載されている。
上記の圧縮機には、取付足が設けられている。取付足には、ボルトが挿通されている。ボルトは、車両の構成部材に螺合されている。これにより、圧縮機が車両の構成部材に取り付けられている。特許文献1に記載の圧縮機では、車両の構成部材と取付足との間に1枚以上のワッシャが設けられることにより、圧縮機から車両の構成部材に伝わる振動を減衰できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-67037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
圧縮機の振動によりボルトが傾斜するように振動する場合がある。この場合、ボルトが車両の構成部材に螺合されている部分を起点として圧縮機の重量によりボルトが変形する虞がある。
【0005】
また、車両の構成部材におけるボルトの螺合されている部分が損傷するなどして、ボルトが車両の構成部材から外れてしまうと、圧縮機が車両の構成部材の取付位置から離れる虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する圧縮機の取付構造は、圧縮機を車両の構成部材に取り付けるための圧縮機の取付構造であって、前記圧縮機に設けられた取付足と、前記構成部材に取り付けられた外側筒部材と、前記外側筒部材の内側に弾性部材を介して取り付けられた内側筒部材と、を備え、ボルトが前記取付足に形成された挿通孔及び前記内側筒部材に挿通されるとともに前記内側筒部材に固定されることで、前記圧縮機が前記構成部材に取り付けられ、前記外側筒部材は、前記弾性部材における前記構成部材とは反対側に位置する第1端に対向し、且つ内側に延びる環状の第1延設部を有しており、前記内側筒部材は、前記弾性部材における前記構成部材に対向する第2端に対向し、且つ外側に延びる環状の第2延設部を有しており、前記弾性部材は前記第1延設部と前記第2延設部との間に配置されている。
【0007】
上記構成によれば、圧縮機の振動がボルトに伝わると、その振動は、内側筒部材に伝わる。しかし、内側筒部材に伝わった振動は弾性部材に吸収される。このため、ボルトが車両の構成部材に固定される場合と比較して、内側筒部材に対するボルトの固定箇所を起点としてボルトが変形することが抑制される。よって、圧縮機の振動によるボルトの変形が抑制される。
【0008】
また、弾性部材の破断等により、取付足、ボルト、及び内側筒部材ごと外側筒部材から外れる方向へ圧縮機が移動しようとしても、第2延設部が弾性部材に接触するとともに、弾性部材は第1延設部に接触する。そして、外側筒部材は車両の構成部材に取り付けられているため、弾性部材からの荷重が第1延設部を介して外側筒部材で支承される。このため、ボルト及び内側筒部材が外側筒部材から外れることが抑制される。よって、圧縮機が外側筒部材から外れることが抑制される。すなわち、圧縮機が車両の構成部材の取付位置から離れることが抑制される。したがって、ボルトの変形を抑制しつつ、圧縮機が車両の構成部材の取付位置から離れることを抑制できる。
【0009】
上記の圧縮機の取付構造において、前記第1延設部と前記第2延設部は、前記内側筒部材の軸方向において重なるように配置されているとよい。
上記構成によれば、第1延設部と第2延設部とに挟まれる弾性部材の領域が広くなる。このため、取付足、ボルト、及び内側筒部材ごと外側筒部材から外れる方向へ圧縮機が移動しようとしても、圧縮機が車両の構成部材の取付位置から離れることをより確実に抑制できる。
【0010】
上記の圧縮機の取付構造において、前記外側筒部材は、前記構成部材に対向する端部から前記構成部材に沿って延在する環状のフランジ部を有しており、前記フランジ部は、前記構成部材に対向する環状の対向面を有するとともに、前記対向面が前記構成部材に面接触している状態で前記構成部材に固定されているとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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