TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024025317
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2022128680
出願日2022-08-12
発明の名称軸流ファン
出願人山洋電気株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類F04D 29/52 20060101AFI20240216BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】振動を抑制することが可能な軸流ファンを提供する。
【解決手段】送風方向に風を送る軸流ファン1は、径方向に延びる翼5を有するインペラカップ3と、インペラカップ3を回転させるモータ7と、インペラカップ3およびモータ7を収容するハウジング2と、を備える。ハウジング2は、インペラカップ3の外周を覆うケーシング部21と、モータ7を支持するベース部9と、ベース部9とケーシング部21を接続するスポーク部10と、を有する。ベース部9の外周部であってスポーク部10と接続される部位は、剛性が他の部位より小さい振動抑制部で構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
送風方向に風を送る軸流ファンであって、
径方向に延びる翼を有するインペラカップと、
前記インペラカップを回転させるモータと、
前記インペラカップおよび前記モータを収容するハウジングと、
を備え、
前記ハウジングは、
前記インペラカップの外周を覆うケーシング部と、
前記モータを支持するベース部と、
前記ベース部と前記ケーシング部を接続するスポーク部を有し、
前記ベース部の外周部であって前記スポーク部と接続される部位は、剛性が他の部位より小さい振動抑制部で構成されている、軸流ファン。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記ベース部は、前記モータの前記送風方向の下流側を支持するモータ支持部を有し、
前記ベース部の外周部には、前記送風方向に沿って延びる外周壁部が設けられており、
前記外周壁部は、
径方向外側に位置し、前記スポーク部と接続される外側部と、
径方向内側に位置し、前記モータ支持部と接続される内側部と、を有する、請求項1に記載の軸流ファン。
【請求項3】
前記振動抑制部は、前記内側部と前記外側部との間の空洞の領域である、請求項2に記載の軸流ファン。
【請求項4】
送風方向に風を送る軸流ファンであって、
径方向に延びる翼を有するインペラカップと、
前記インペラカップを回転させるモータと、
前記インペラカップおよび前記モータを収容するハウジングと、
を備え、
前記ハウジングは、
前記インペラカップの外周を覆うケーシング部と、
前記モータを支持するベース部と、
前記ベース部と前記ケーシング部を接続するスポーク部を有し、
前記ベース部の外周部であって前記スポーク部と接続される部位から周方向に離間された位置に、剛性が他の部位より大きい振動バイパス部が設けられている、軸流ファン。
【請求項5】
前記ベース部は、前記モータの前記送風方向の下流側を支持するモータ支持部を有し、
前記ベース部の外周部には、前記送風方向に沿って延びる外周壁部が設けられており、
前記外周壁部は、
径方向外側に位置し、前記スポーク部と接続される外側部と、
径方向内側に位置し、前記モータ支持部と接続される内側部と、を有する、請求項4に記載の軸流ファン。
【請求項6】
前記振動バイパス部は、前記内側部と前記外側部との間を接続する領域である、請求項5に記載の軸流ファン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、軸流ファンに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
軸流ファンは、羽根車の回転速度を上げることにより、高い冷却性能を達成することが可能である。しかし、羽根車の回転速度を上げると、軸流ファンが発生する個体振動も大きくなる。軸流ファンの振動は、例えば、ロータの回転により生じた振動が、軸受支持部、フレームハブを有するフレームを介してケーシングに伝達することにより発生する。
【0003】
このような振動を抑制するために、例えば、特許文献1には、インペラと、モータ部と、モータ支持部と、インペラ及びモータ部を収容するハウジングとを備え、モータ支持部が樹脂で構成された略円形板状のベース部を有し、ベース部の上面もしくは下面の少なくともいずれか一方の面に、軸方向に凹む複数の凹部が網目状に形成され、ベース部の凹部以外の平坦部が、ベース部の中心から放射状に伸びる径方向に添って連続する部位を有さないように構成された送風ファンが開示されている。
【0004】
特許文献2には、回転軸と、インペラと、モータと、ケーシングと、モータベース部と、ケーシングとモータベース部とを連結するスポークと、を備え、モータベース部が筒形状のボス部と、外周側面と、ボス部の外周側とモータベース部の外周側とを連結する複数の補強リブと、を有するように構成された送風ファンが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5668534号公報
特許第6496773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このように、羽根の回転に伴って発生する振動を抑制するための技術は複数提案されている。しかしながら、特許文献1及び特許文献2の送風ファンにおいても、必ずしも十分な振動抑制であるとはいえず、さらなる改良の余地がある。
【0007】
そこで、本発明は、振動を抑制することが可能な軸流ファンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面に係る軸流ファンは、
送風方向に風を送る軸流ファンであって、
径方向に延びる翼を有するインペラカップと、
前記インペラカップを回転させるモータと、
前記インペラカップおよび前記モータを収容するハウジングと、
を備え、
前記ハウジングは、
前記インペラカップの外周を覆うケーシング部と、
前記モータを支持するベース部と、
前記ベース部と前記ケーシング部を接続するスポーク部を有し、
前記ベース部の外周部であって前記スポーク部と接続される部位は、剛性が他の部位より小さい振動抑制部で構成されている。
【0009】
本発明の一側面に係る軸流ファンは、
送風方向に風を送る軸流ファンであって、
径方向に延びる翼を有するインペラカップと、
前記インペラカップを回転させるモータと、
前記インペラカップおよび前記モータを収容するハウジングと、
を備え、
前記ハウジングは、
前記インペラカップの外周を覆うケーシング部と、
前記モータを支持するベース部と、
前記ベース部と前記ケーシング部を接続するスポーク部を有し、
前記ベース部の外周部であって前記スポークと接続される部位から周方向に離間された位置に、剛性が他の部位より大きい振動バイパス部が設けられている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、振動を抑制することが可能な軸流ファンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社桑和
送風手段
1か月前
ニデック株式会社
ポンプ
1か月前
サンデン株式会社
電動圧縮機
1か月前
トヨタ自動車株式会社
圧縮機
26日前
サンデン株式会社
電動圧縮機
26日前
トヨタ自動車株式会社
圧縮機
1か月前
株式会社石垣
水中ポンプの冷却ファン
1か月前
エドワーズ株式会社
真空ポンプ
11日前
シャープ株式会社
送風装置
2か月前
合同会社小林知財研鑽処
造波装置
11日前
大研医器株式会社
弁構成部材
18日前
サンデン株式会社
スクロール圧縮機
1か月前
サンデン株式会社
スクロール圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
流体機械
21日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
27日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
27日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社ナカキン
横型押込み装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
1か月前
株式会社マキタ
グリース吐出装置
2か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
5日前
ダイニチ工業株式会社
送風装置および空調装置
2か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
ルーツポンプ
27日前
アネスト岩田株式会社
スクロール流体機械
2か月前
学校法人 中央大学
移送方法及びポンプ装置
2か月前
株式会社日立産機システム
圧縮機
1か月前
日機装株式会社
流速制御装置および遠心ポンプ
6日前
株式会社島津製作所
真空ポンプシステム
2か月前
山洋電気株式会社
軸流ファン
2か月前
株式会社 神崎高級工機製作所
油圧ポンプ構造
21日前
山洋電気株式会社
軸流ファン
2か月前
株式会社豊田自動織機
圧縮機の取付構造
2か月前
続きを見る