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公開番号2024015654
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-06
出願番号2022117872
出願日2022-07-25
発明の名称軸流ファン
出願人山洋電気株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類F04D 29/38 20060101AFI20240130BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】騒音の発生を抑制することが可能な軸流ファンを提供する。
【解決手段】複数の前進翼5を備えた軸流ファンは、前進翼5において、後縁54の前進角θ2は前縁53の前進角θ1よりも大きく、後縁54の中間部54bの位置よりも外周側は、径方向の外側に進むにつれて前進するような形状となっている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の前進翼を備えた軸流ファンであって、
前記前進翼において、
後縁の前進角は前縁の前進角よりも大きく、
前記後縁の中間部の位置よりも外周側は、径方向の外側に進むにつれて前進するような形状となっている、軸流ファン。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記後縁の中間部の位置は、前記前進翼の径方向長さの40%~60%に位置している、請求項1に記載の軸流ファン。
【請求項3】
前記後縁は、前記前進翼の径方向長さの60%~90%の位置に、変曲点を有する、請求項1に記載の軸流ファン。
【請求項4】
前記前進翼の回転方向断面視において、前記後縁から前記前縁までの長さを翼弦長とすると、最大キャンバーの位置は、前記後縁から前記翼弦長の40%~60%に位置している、請求項1に記載の軸流ファン。
【請求項5】
前記前進翼において、外周縁における前記軸流ファンの送風方向の長さは翼付根における前記送風方向の長さよりも短い、請求項1に記載の軸流ファン。
【請求項6】
前記後縁の後縁外側端部は、翼付根の中間部よりも送風方向の上流側に位置する、請求項1に記載の軸流ファン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、軸流ファンに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、業務用空調機器や医療機器などに使用されているファンがある。これらの機器は人が近くにいる環境下に設置されることがあるため、それに使用されるファンは低騒音であることが望まれる。特許文献1には、静圧を保ちつつ回転軸を含む面において回転軸と平行な流れを形成することによって低騒音化を実現する軸流ファンが開示されている。特許文献2には、風量-静圧特性に表れる変曲点における落ち込み量を小さくできるとともに、騒音を低減することができる軸流送風機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4943817号公報
特許第5210852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の軸流ファンによれば、ハブと、ハブの周囲に設けられた複数の羽根とで構成される羽根車を有し、羽根の後縁と羽根の翼端の交点と、羽根車の回転中心と、を結ぶ直線を、羽根の前縁とハブと羽根との境界の交点と、羽根車の回転中心と、を結ぶ直線よりも回転方向側に位置させ、空気吸込み側方向に突出する羽根の反りを、羽根の遠心方向に向かって次第に大きくし、ハブの半径と翼端の半径の間における羽根の出口角が極小値となる位置の半径から、翼端の半径の間において、羽根の出口角を次第に大きくすることにより回転軸と平行な流れを形成して低騒音化を図る。
【0005】
特許文献2の軸流送風機によれば、ハブの周壁部に固定された基部と径方向に対向するブレードの先端部近傍の領域に、回転方向に向かって凸となり、回転方向とは逆の方向に向かって凹となり、且つブレードの先端部に沿って延びる逆湾曲部を設け、この逆湾曲部をブレードの基部の一端が位置する側にあり径方向に延びるブレードの後端縁から、ブレードの基部の他端が位置する側にあり径方向に延びるブレードの前端縁の近傍まで先端部に沿って延ばし、逆湾曲部の径方向における幅及び逆湾曲部内に形成される凹部の深さをブレードの後端縁から前端縁に向かうに従って徐々に小さくすることにより騒音の低減を図る。
【0006】
このように、羽根(ブレード)の形状を改良することにより騒音を改善する技術は複数提案されている。しかしながら、特許文献1の軸流ファン及び特許文献2の軸流送風機においても、必ずしも十分な騒音抑制であるとはいえず、さらなる改善の余地がある。
【0007】
そこで、本発明は、騒音の発生を抑制することが可能な軸流ファンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面に係る軸流ファンは、
複数の前進翼を備えた軸流ファンであって、
前記前進翼において、
後縁の前進角は前縁の前進角よりも大きく、
前記後縁の中間部の位置よりも外周側は、径方向の外側に進むにつれて前進するような形状となっている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、騒音の発生を抑制することが可能な軸流ファンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る軸流ファンの正面図である。
図1に示す軸流ファンのA-A線における半部断面図である。
図1に示す軸流ファンのインペラを示す正面側斜視図である。
インペラカップに取り付けられている一枚の翼を示す正面図である。
翼の後縁および外周縁を説明するための半部断面図である。
後縁の後縁外側端部を説明するための半部断面図である。
翼のキャンバーを説明するための断面図である。
前進翼を備える従来の軸流ファンの空気の流れを説明する図である。
前進翼を備える従来の軸流ファンの空気の流れを説明する図である。
本発明の軸流ファンの空気の流れを説明する図である。
比較例1の軸流ファンで用いたインペラを示す斜視図である。
比較例1の軸流ファンで用いたインペラを示す上面図である。
比較例2の軸流ファンで用いたインペラを示す斜視図である。
比較例2の軸流ファンで用いたインペラを示す上面図である。
本発明、比較例1、及び比較例2の軸流ファンにおける風量-静圧特性を示すグラフである。
本発明、比較例1、及び比較例2の軸流ファンにおける回転速度-騒音レベルを示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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