TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024044629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150272
出願日2022-09-21
発明の名称圧縮機
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F04B 39/12 20060101AFI20240326BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】圧縮機の組立工程において溶接などを行うと、ロータの回転軸の撓み量が大きくなることで、ステータの内径の中心に対するロータの中心位置のずれが大きくなる場合がある。
【解決手段】圧縮機10は、圧縮機構40と、ケーシング20と、第1、第2インレットチューブ55a、55bと、第1、第2継手管50a、50bと、を備える。第1継手管50aは、第1インレットチューブ55aの周囲を覆う。第1継手管50aは、第1部51aと、第2部52aと、第3部53aと、を有する。第1部51aは、第1継手管50aが第1インレットチューブ55aに固定される先端側に位置する。第2部52aは、第1部51aよりもケーシング20に近い側に位置する。第3部53aはケーシング20に近い側に位置する第3部53aとの間に位置する。第2部52aの内径が第1部51aの内径よりも大きい。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒を吸入するための吸入口(62a)を有する圧縮機構(40)と、
円筒部材(21)を有し、前記圧縮機構を収容するケーシング(20)と、
前記ケーシングを貫通して、前記吸入口に挿入される第1先端部(56a)を有するインレットチューブ(55a)と、
前記ケーシングの外周面から前記ケーシングの外側に延び、前記インレットチューブの周囲を覆う継手管(50a、500a)と、
を備え、
前記継手管は、
前記継手管が前記インレットチューブに固定される先端側に位置する第1部(51a、510a)と、
前記第1部よりも前記ケーシングに近い側に位置する第2部(52a、520a)と、
前記ケーシングに固定され、前記第2部よりも前記ケーシングに近い側に位置する第3部(53a、530a)と、
を有し、
前記第2部の内径が前記第1部の内径よりも大きい、
圧縮機(10、100)。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記継手管は、
前記第1部の内径(d1)と、前記第2部の内径(d2)との比が、16:17~16:19である、
請求項1に記載の圧縮機。
【請求項3】
前記インレットチューブを介して前記吸入口に接続される出口管(72a)を有するアキュムレータ(6)、
をさらに備え、
前記インレットチューブは、
前記出口管が圧入される第2先端部(57a)と、
前記第1先端部と前記第2先端部とを接続する拡径部(58a)と、
をさらに有し、
前記第2先端部の外径(c2)が前記第1先端部の外径(c1)よりも大きく、
前記継手管は、
前記第3部の内径(d3)が前記第2部の内径より小さく、前記第1部の内径と前記第3部の内径とが同じであり、
前記インレットチューブの前記拡径部は、前記継手管の前記第2部に対向するように配置される、
請求項1又は2に記載の圧縮機。
【請求項4】
前記継手管は、
前記第3部の内径が前記第2部の内径と同じである、
請求項1又は2に記載の圧縮機。
【請求項5】
前記インレットチューブの前記第2先端部の外径と、前記継手管の前記第2部の内径との比が、16:17~16:25である、
請求項1又は2のいずれかに記載の圧縮機。
【請求項6】
前記圧縮機構は、
前記冷媒が流入するシリンダ(41a)、
を有し、
前記シリンダと前記ケーシングは、タック溶接によって固定されている、
請求項1又は2に記載の圧縮機。
【請求項7】
ロータリー圧縮機である、
請求項1又は2に記載の圧縮機。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の圧縮機、
を備える、冷凍サイクル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、圧縮機では、駆動軸を駆動するモータのステータ及び圧縮機構がケーシングの内面に固定されている。例えば、特許文献1(実公昭63-46697号公報)のように、圧縮機構が溶接によりケーシングの下部に固定される圧縮機が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の圧縮機では、圧縮機の継手管がストレート状であり、インレットチューブとインレットチューブの周囲を覆う継手管との隙間が狭くなっている。そのため、圧縮機の組立工程において溶接、熱かしめ、焼き嵌めなどを行うと、ロータの回転軸の撓み量が大きくなることで、ステータの内径の中心に対するロータの中心位置のずれが大きくなる場合があるという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1観点の圧縮機は、圧縮機構と、ケーシングと、インレットチューブと、継手管と、を有する。圧縮機構は、冷媒を吸入するための吸入口を有する。ケーシングは、円筒部材を有し、圧縮機構を収容する。インレットチューブは、ケーシングを貫通して、吸入口に挿入される第1先端部を有する。継手管は、ケーシングの外周面からケーシングの外側に延び、インレットチューブの周囲を覆う。継手管は、第1部と、第2部と、第3部と、を有する。第1部は、継手管がインレットチューブに固定される先端側に位置する。第2部は、第1部よりもケーシングに近い側に位置する。第3部は、ケーシングに固定され、第2部よりもケーシングに近い側に位置する。第2部の内径が第1部の内径よりも大きい。
【0005】
この圧縮機では、インレットチューブの周囲を覆う継手管の第2部の内径を第1部の内径より大きくすることにより、モータのステータの内径の中心に対するロータの中心位置のずれを小さくでき、音や振動を低減することができる。
【0006】
第2観点の圧縮機は、第1観点の圧縮機であって、継手管は、第1部の内径と、第2部の内径との比が、16:17~16:19である。
【0007】
この圧縮機では、継手管の一部の内径を大きくしても、継手管の強度を維持することができる。
【0008】
第3観点の圧縮機は、第1観点又は第2観点の圧縮機であって、アキュムレータをさらに備える。アキュムレータは、インレットチューブを介して吸入口に接続される出口管を有する。インレットチューブは、第2先端部と、拡径部と、をさらに有する。第2先端部は、出口管が圧入される。拡径部は、第1先端部と第2先端部とを接続する。第2先端部の外径が第1先端部の外径よりも大きい。継手管は、第3部の内径が第2部の内径より小さく、第1部の内径と第3部の内径とが同じである。インレットチューブの拡径部は、継手管の第2部に対向するように配置される。
【0009】
この圧縮機では、第2部の内径が最も大きくなるようにすることにより、継手管が貫通するケーシングの穴の内径を変えることなく、継手管の一部の内径を大きくすることができる。
【0010】
第4観点の圧縮機は、第1観点又は第2観点の圧縮機であって、継手管は、第3部の内径が第2部の内径と同じである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社桑和
送風手段
2か月前
ニデック株式会社
ポンプ
2か月前
サンデン株式会社
電動圧縮機
1か月前
サンデン株式会社
電動圧縮機
2か月前
サンデン株式会社
電動圧縮機
5日前
トヨタ自動車株式会社
圧縮機
1か月前
トヨタ自動車株式会社
圧縮機
2か月前
エドワーズ株式会社
真空ポンプ
24日前
株式会社石垣
水中ポンプの冷却ファン
2か月前
シャープ株式会社
送風装置
2か月前
合同会社小林知財研鑽処
造波装置
24日前
サンデン株式会社
スクロール圧縮機
2か月前
大研医器株式会社
弁構成部材
1か月前
サンデン株式会社
スクロール圧縮機
2か月前
株式会社豊田自動織機
流体機械
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
18日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
2か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
3か月前
株式会社ナカキン
横型押込み装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
2か月前
株式会社マキタ
グリース吐出装置
2か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
ダイニチ工業株式会社
送風装置および空調装置
3か月前
株式会社豊田自動織機
ルーツポンプ
1か月前
アネスト岩田株式会社
スクロール流体機械
2か月前
サンデン株式会社
スクロール式電動圧縮機
5日前
サンデン株式会社
圧縮機
3か月前
学校法人 中央大学
移送方法及びポンプ装置
3か月前
株式会社日立産機システム
圧縮機
1か月前
株式会社島津製作所
真空ポンプシステム
3か月前
山洋電気株式会社
軸流ファン
2か月前
続きを見る