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公開番号2024001661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-10
出願番号2022100464
出願日2022-06-22
発明の名称胸パッド
出願人個人
代理人個人,個人
主分類A41C 3/10 20060101AFI20231227BHJP(衣類)
要約【課題】疲労感の少ない胸パッドを提供する。
【解決手段】バストの形を矯正するための胸パッドは、バストを模した椀形で裏側に内部空間の空いた弾性素材から成る本体と、本体の前面側から裏面側に貫通して形成された多数の孔3a、3b、3c・・、4a、4b・・と、本体の裏面側から後方へ本体の裏面側の内部空間に突出されたリブ部5と、を備える。リブ部5は、本体の裏面側で中央寄りから、半径方向外側へ本体の周端部まで延設されており、本体の裏面側の周端部において本体の開口面2B’の法線方向外側へ突出した突起状部6が形成されている。リブ部5は、本体の裏面側から多数の孔3a、3b、3c・・、4a、4b・・の各孔の周囲を囲むように設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
バストの形を矯正するための胸パッドであって、
バストを模した椀形で裏側に内部空間の空いた弾性素材から成る本体と、
本体の前面側から裏面側に貫通して形成された多数の孔と、
本体の裏面側から後方へ本体の裏面側の内部空間に突出されたリブ部と、
を備え、
リブ部は、本体の裏面側で中央寄りから、半径方向外側へ本体の周端部まで延設されており、本体の裏面側の周端部において本体の開口面の法線方向外側へ突出した突起状部を形成したこと、
を特徴とする胸パッド。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
リブ部は、本体の裏面側から多数の孔の全部または一部の各孔の周囲を囲むように設けられていること、
を特徴とする請求項1記載の胸パッド。
【請求項3】
リブ部は本体よりも薄肉に形成されていること、
を特徴とする請求項1記載の胸パッド。
【請求項4】
バストの形を矯正するための胸パッドであって、
バストを模した椀形で裏側に内部空間の空いた弾性素材から成る本体と、
本体の前面側から裏面側に貫通して形成された多数の孔と、
本体の裏面側の周端部において本体の開口面の法線方向外側へ突出した突起状部と、
を含むことを特徴とする胸パッド。
【請求項5】
突起状部は、周方向に複数個所設けられていること、
を特徴とする請求項1記載の胸パッド。
【請求項6】
本体の裏面側に詰め物を収納するスペースを空けたこと、
を特徴とする請求項1乃至5の内のいずれか一項記載の胸パッド。
【請求項7】
本体の前面側の多数の孔の周囲全部または一部の各孔を囲むようにして前方に一段高くなった囲み部を設けたこと、
を特徴とする請求項1乃至5の内のいずれか一項記載の胸パッド。
【請求項8】
本体は外周寄りが中央寄りに比較して薄肉に形成されていること、
を特徴とする請求項1乃至5の内のいずれか一項記載の胸パッド。
【請求項9】
多数の孔の全部または一部の複数の孔の組み合わせにより、幾何学図形、絵柄、文字・記号の内の少なくとも一つの視覚情報を表出するように形成したこと、
を特徴とする請求項1乃至5の内のいずれか一項記載の胸パッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は胸パッドに係り、とくに軽量化を図った胸パッドに関する。
続きを表示(約 4,200 文字)【背景技術】
【0002】
乳房切除の手術後などにバストの形を矯正するために用いる胸パッドがある。この胸パッドは、ブラジャーに設けたポケットに挿入して使用される。従来の胸パッドは、ジェル素材や繊維素材などの柔軟性を有する材質で形成されている。
【0003】
けれども、胸パッドはボリュームが大きいために、重量感があり、長く装着すると疲れてしまう欠点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記した従来技術の問題に鑑みなされたもので、疲労感の少ない胸パッドを提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明は、
バストの形を矯正するための胸パッドであって、
バストを模した椀形で裏側に内部空間の空いた弾性素材から成る本体と、
本体の前面側から裏面側に貫通して形成された多数の孔と、
本体の裏面側から後方へ本体の裏面側の内部空間に突出されたリブ部と、
を備え、
リブ部は、本体の裏面側で中央寄りから、半径方向外側へ本体の周端部まで延設されており、本体の裏面側の周端部において本体の開口面の法線方向外側へ突出した突起状部を形成したこと、
を特徴としている。
請求項2記載の発明は、
リブ部は、本体の裏面側から多数の孔の全部または一部の各孔の周囲を囲むように設けられていること、
を特徴としている。
請求項3記載の発明は、
リブ部は本体よりも薄肉に形成されていること、
を特徴としている。
請求項4記載の発明は、
バストの形を矯正するための胸パッドであって、
バストを模した椀形で裏側に内部空間の空いた弾性素材から成る本体と、
本体の前面側から裏面側に貫通して形成された多数の孔と、
本体の裏面側の周端部において本体の開口面の法線方向外側へ突出した突起状部と、
を含むことを特徴としている。
請求項5記載の発明は、
突起状部は、周方向に複数個所設けられていること、
を特徴としている。
請求項6記載の発明は、
本体の裏面側に詰め物を収納するスペースを空けたこと、
を特徴としている。
請求項7記載の発明は、
本体の前面側の多数の孔の周囲全部または一部の各孔を囲むようにして前方に一段高くなった囲み部を設けたこと、
を特徴としている。
請求項8記載の発明は、
本体は外周寄りが中央寄りに比較して薄肉に形成されていること、
を特徴としている。
請求項9記載の発明は、
多数の孔の全部または一部の複数の孔の組み合わせにより、幾何学図形、絵柄、文字・記号の内の少なくとも一つの視覚情報を表出するように形成したこと、
を特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
請求項1記載の発明によれば、胸パッド1の本体2に前面側から裏面側に貫通する多数の孔を設けたので、全体のボリュームに対する重量が軽減し、下垂れが生じにくく、安定性も増し、長く装着しても疲れたり、肩こり・リンパ浮腫などが発生する懸念もなくなる。また、多数の孔により通気性が向上し、熱が籠り難くなる。
また、本体の裏面側から裏側の内部空間に突出するリブ部を設けたので、本体に多数の孔が有っても椀形の形状安定性が増し、高さの高い胸パッドも容易に実現できる。
また、リブ部は、本体の裏面側で中央寄りから、半径方向外側へ本体の周端部まで延設されており、本体の裏面側の周端部において本体の開口面の法線方向外側へ突出した突起状部を形成しているので、突出した分だけリブ部と本体の開口面と突起状部の先端との間に高さ方向の段差が出来て、胸パッドの開口が平らでなくなるため、本体に椀形の頂部側から開口面方向への力が加わったとき、胸パッドを人の胸の如く自然に撓ませることができる。
また、例えばポケット付き下着に収納したときは突起状部がポケットの生地に引っ掛かったり、摩擦を生じて位置ズレし難くなり、ポケットがない場合でも、皮膚に対し同様の引っ掛かり、摩擦を生じて位置ずれし難くなり、固定した位置に保持される。
さらに、胸パッドに横方向の力が加わって動こうとする際も、突起状部が下着または皮膚に引っ掛かって回動軸となり自然な揺れが再現される。
請求項2記載の発明によれば、リブ部は、本体の裏面側から多数の孔の全部または一部の各孔の周囲を囲むように設けたので、本体が薄手であっても、リブ部で囲まれた孔周りが切れ難くなる。
請求項3記載の発明によれば、リブ部は本体よりも薄肉に形成したので、下着のポケットに入れる際に本体を折り曲げ易くなり、装着し易くなる。また、リブ部が薄いことで、胸パッドが重くなったり、通気性が悪くなるのを回避できる。
請求項4記載の発明によれば、本体の外周端部において本体裏面より後方へ突出した突起状部を備えたので、突出した分だけリブ部と本体の開口と突起状部の先端との間に高さ方向の段差が出来て、胸パッドの開口が平らでなくなるため、本体の表面に椀形の頂部側から開口方向への力が加わったとき、胸パッドを人の胸の如く自然に撓ませることができる。
また、例えばポケット付き下着に収納したときは突起状部がポケットの生地に引っ掛かったり、摩擦を生じて位置ズレし難くなり、ポケットがない場合でも、皮膚に対し同様の引っ掛かり、摩擦を生じて位置ずれし難くなり、固定した位置に保持される。
さらに、胸パッドに横方向の力が加わって動こうとする際も、突起状部が下着または皮膚に引っ掛かって回動軸となり自然な揺れが再現される。
請求項5記載の発明によれば、突起状部は、周方向に複数個所設けたので、本体の表面に椀形の頂部側から開口方向への力が加わったとき、胸パッドを撓ませ易くなる。また、下着や皮膚に引っ掛かり易くなり、より位置ズレし難くなる。
請求項6記載の発明によれば、本体の裏面側のリブ部を除く部分に詰め物を収納するスペースを空けたので、ハンカチ、スカーフ等を詰めることでポケットのある下着ではポケットの生地との摩擦により、ポケットの無い場合は膚との摩擦により胸パッド1を下垂れし難く保持させることが可能になるとともに、胸パッドを好みの高さに安定して調節可能となる。
請求項7記載の発明によれば、本体の前面側の多数の孔の周囲全部または一部の各孔を囲むようにして前方に一段高くなった囲み部を設けたことにより、下着と囲み部の間の摩擦により、位置ずれし難くなるとともに、囲い部で囲まれた孔周りが切れ難くなる。
請求項8記載の発明によれば、本体は中央寄りが外周寄りに比較して肉厚に形成したので、胸の膨らみ感を確保し易くなるとともに、外周寄りの肉厚が薄いことから、下着のポッケットに入れ易くなる。
請求項9記載の発明によれば、多数の孔の全部または一部の複数の孔の組み合わせにより、幾何学図形、絵柄、文字・記号の内の少なくとも一つの視覚情報を表出するようにしたので、オシャレ感覚を満足させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は本発明の一実施例に係る胸パッドの外観斜視図である(実施例1)。
図2は図1の胸パッドを表側の別の角度から見た斜視図である。
図3は図1の胸パッドを表側の更に別の角度から見た斜視図である。
図4は図1の正面図である。
図5は図1の平面図である。
図6は図1の背面図である。
図7は図1の胸パッドを裏側から見た斜視図である。
図8は図1の胸パッドを裏側の別の角度から見た斜視図である。
図9は図1の胸パッドの周端部を側方から見た部分拡大図である。
図10は図1の胸パッドの周端部を裏側から見た部分拡大図である。
図11は図1の胸パッドの縦断面図である。
図12は本体の裏側に確保したスペースに詰め物をした状態を示す説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の最良の形態を実施例に基づき説明する。
【 実施例】
【0009】
図1乃至図11を用いて本発明の一実施例に係る胸パッドを説明する。
これらの図において、1は外表面がお椀形に湾曲した胸パッドであり、ブラジャーのポケットに収納したり、ブラジャーと肌の間に入れてバストの形を矯正するためのものである。胸パッド1は、例えばシリコン樹脂等の弾性素材により形成されており、空色等に着色されている。胸パッド1の内、2はバストを模した椀形で裏側に内部空間の空いた弾性素材から成る本体、3a、3b・・・、4a、4b・・は本体2の前面側から裏面側に貫通して形成された多数の孔(ここでは透孔)である。
本体2は中央寄りが外周寄りに比較して肉厚に形成してあり、胸の膨らみ感を確保し易くなるとともに、外周寄りの肉厚が薄いことから、下着のポッケットに入れ易くなっている。
【0010】
多数の孔3a、3b・・・、4a、4b・・の大部分により、図2に示す如く対称性の有る複雑な幾何学図形を視覚情報として表出するように形成されている。また、一部の複数の孔4a、4b・・は、単独で星形等の幾何学図形を視覚情報として表出するように形成されている。
なお、多数の孔3a、3b・・・、4a、4b・・の全部または一部の複数の孔の組み合わせにより、幾何学図形、絵柄、文字・記号の内の複数種を表出するようにしてもよく、要は幾何学図形、絵柄、文字・記号の内の少なくとも一つを表出するようにすれば良く、これらの表出によりオシャレ感覚を満足させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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