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公開番号2024051396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157543
出願日2022-09-30
発明の名称ショーツ
出願人グンゼ株式会社
代理人個人
主分類A41B 9/04 20060101AFI20240404BHJP(衣類)
要約【課題】身生地に解れ止め加工された編地を採用しながらも、ヒップ裾ラインのずり上がりを抑制するとともに、良好な着心地を得ながらも、ヘム部の輪郭が外衣から浮き出ることなく見映えのよいショーツ提供する。
【解決手段】解れ止め加工され交差する二方向で伸縮性が異なる編地を用いて前身頃2とマチ部4と後身頃3が構成され、前身頃の左右縁部と後身頃の左右縁部が其々腹部側で接合された脇部接合部を備え、前身頃と後身頃の下端縁部及びマチ部の側縁部により左右の脚刳り部が形成されているショーツであって、後身頃3は、後中心側で凸曲線状に裁断され、脚刳り部を構成する下端側縁部が伸縮性の小さな方向に沿った編地でなる左側後身頃と右側後身頃を備え、左側後身頃3Lと右側後身頃3Rを後中心で接合することにより臀部対応部位が膨出可能なダーツが形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
解れ止め加工され交差する二方向で伸縮性が異なる編地を用いて前身頃とマチ部と後身頃が構成され、前身頃の左右縁部と後身頃の左右縁部が其々腹部側で接合された脇部接合部と、凸円弧状に形成されたマチ部の後縁部と凹円弧状に形成された後身頃の下縁部が接合されたマチ部接合部とを備え、前身頃と後身頃の下端縁部及びマチ部の側縁部により左右の脚刳り部が形成されているショーツであって、
後身頃は、後中心側で凸曲線状に裁断され、脚刳り部を構成する下端側縁部が伸縮性の小さな方向に沿った編地でなる左側後身頃と右側後身頃を備え、左側後身頃と右側後身頃を後中心で接合することにより臀部対応部位が膨出可能なダーツが形成されているショーツ。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
胴部において、ショーツの全横幅Whに対する前身頃の横幅Wfの比Wf/Whが、0.48<Wf/Wh≦0.56の範囲に設定されている請求項1記載のショーツ。
【請求項3】
左右の脚繰りの間において、ショーツの最大横幅Whmaxに対する前身頃の最大横幅Wfmaxの比Wfmax/Whmaxが、0.52<Wfmax/Whmax≦0.60の範囲に設定されている請求項1記載のショーツ。
【請求項4】
解れ止め加工された編地は、編地を構成する地糸の交編部を熱溶融または熱変形した熱融着弾性糸を用いて絡めた編地であり、熱融着弾性糸の重量比率が20%以下の編地である請求項1から3の何れかに記載のショーツ。
【請求項5】
マチ部の後縁部の曲率が後身頃の下縁部の曲率より大に設定されている請求項1から3の何れかに記載のショーツ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ショーツに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、持続的にヒップ裾ラインのずり上がりを防止することを目的としたショーツが提案されている。当該ショーツは、下方開放状の足口を左右対称に形成した伸縮性を有する前身頃と、伸縮性を有する後身頃と、前身頃の下端の内股前部と後身頃の下端の内股後部との間に配設されて股間部を覆うマチ部とを備え、前身頃の左右端縁と後身頃の左右端縁とが縫合され、マチ部の前端部が前身頃の下端の内股前部に縫合され、マチ部の凸円弧状に形成した後端部が後身頃の下端の凹円弧状に形成した内股後部に縫合され、足口まわりに伸縮性を有する帯状材料または紐状材料が設けられている。
【0003】
そして、マチ部の凸円弧状に形成した後端部の曲率を後身頃の下端の凹円弧状に形成した内股後部の曲率よりも大きくし、これら後端部と内股後部とを縫合してヒップ下部の膨らみ体形に合うよう立体化するダーツが形成されている。
【0004】
特許文献2には、端始末不要の生地からなる本体布とクロッチ布とからなり、前記クロッチ布は本体布より難伸縮性として、本体布の股部の内面に溶融接着させて裏打ちしており、前記クロッチ布の背面側の幅方向端縁に、前記本体布の背面側の脚ぐり端縁に沿って延在させる左右一対の突出部を設けている一方、正面側の幅方向端縁は前記左右両側端縁を円弧状あるいは直線状に連続させて前記突出部を設けていないショーツが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4416793号公報
実用新案登録第3107714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1に記載されたショーツは、ヒップ裾ラインのずり上がり防止効果は発揮されるが、ヘム部である足口まわりに帯状材料または紐状材料を配して解れ止め処理すると、厚肉となったヘム部の輪郭が外衣から浮き出て見映えが悪くなる。また、伸縮性材料が内股の柔らかい肌に接触して食い込みが発生しやすいという問題もあった。
【0007】
特許文献2には、解れ止め加工された編地を用いて前身頃とマチ部と後身頃とを一体に構成し、前身頃及び後ろ見頃の側縁部同士を接合することで、外衣からヘム部の輪郭が浮き出るような不都合を軽減或いは解消したショーツが提案されているが、平坦な身生地で脇部が接合されたショーツでは立体的な体型に良好にマッチさせることが困難で、ヒップ裾ラインのずり上がりを十分に防止するのは困難であり、足口部の保持力を強くする為に、解れ止め加工された生地として経編地のような伸長力の大きな生地を採用すると、裾ラインのずり上がり防止効果が得られても、着用感が悪くなるという問題があった。
【0008】
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、身生地に解れ止め加工された編地を採用しながらも、ヒップ裾ラインのずり上がりを抑制するとともに、良好な着心地を得ながらも、ヘム部の輪郭が外衣から浮き出ることなく見映えのよいショーツ提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するため、本発明によるショーツの第一の特徴構成は、解れ止め加工され交差する二方向で伸縮性が異なる編地を用いて前身頃とマチ部と後身頃が構成され、前身頃の左右縁部と後身頃の左右縁部が其々腹部側で接合された脇部接合部と、凸円弧状に形成されたマチ部の後縁部と凹円弧状に形成された後身頃の下縁部が接合されたマチ部接合部とを備え、前身頃と後身頃の下端縁部及びマチ部の側縁部により左右の脚刳り部が形成されているショーツであって、後身頃は、後中心側で凸曲線状に裁断され、脚刳り部を構成する下端側縁部が伸縮性の小さな方向に沿った編地でなる左側後身頃と右側後身頃を備え、左側後身頃と右側後身頃を後中心で接合することにより臀部対応部位が膨出可能なダーツが形成されている点にある。
【0010】
後中心側で凸曲線状に裁断された編地でなる左側後身頃と右側後身頃とを後中心で接合することにより形成されるダーツによって、着用者の臀部の膨らみに応じて後身頃が膨出することで、良好な着用感を発揮しつつヒップ裾ラインのずり上がりや食い込みが効果的に抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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