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公開番号2024132770
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023075408
出願日2023-05-01
発明の名称マスク、マスクの製造方法
出願人個人
代理人
主分類A41D 13/11 20060101AFI20240920BHJP(衣類)
要約【課題】 花粉症、飛沫感染、マスクの不快な匂い、暑さ、乾燥、マスクストレスを効果的に防止でき、市販の使い捨てマスクと同レベルのコストで製造できるマスクを提供する。
【解決手段】 本体部と保持部とからなるマスクである。本体部は、その内側に、マスク装着者の鼻、鼻の両脇、頬にあたる位置に収納空間を有する収納部を備える。本体部は、折り返されることにより重なり合う第1面と第2面とを備え、収納部は第1面と第2面との一部を接合することにより形成される。マスクの製造方法は、第1面と第2面とを形成する折返し工程と、第1面と第2面との一部を接合することにより収納空間を有する収納部を形成する接合工程とからなる。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
本体部と保持部とからなり、
前記本体部は、
マスク装着者の鼻の脇部分にあたる位置に、
収納空間を有する収納部を備える、
ことを特徴とするマスク。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記本体部は、折り返されることにより重なり合う第1面と第2面とを備え、
前記収納部は、前記第1面と前記第2面との一部を接合することにより形成される、
ことを特徴とする請求項1記載のマスク。
【請求項3】
前記収納部は、マスクの内側面に形成される
ことを特徴とする請求項1記載のマスク。
【請求項4】
前記脇部分には、マスク装着者の鼻の両脇近辺が含まれる
ことを特徴とする請求項1記載のマスク。
【請求項5】
前記マスクは、量産化された使い捨てマスクである、
ことを特徴とする請求項1記載のマスク。
【請求項6】
折り返されることにより重なり合う第1面と第2面とを備えるマスクの製造方法であり、
前記第1面と前記第2面とを形成する折返し工程と、
前記第1面と前記第2面との一部を接合することにより、マスク装着者の鼻の脇部分にあたる位置に、収納空間を有する収納部を形成する接合工程と、
からなるマスクの製造方法。
【請求項7】
本体部と保持部とからなり、
前記本体部は、
マスク装着者の鼻にあたる位置に、
収納空間を有する収納部を備える、
ことを特徴とするマスク。
【請求項8】
前記収納部は、
その収納空間にマスク装着者の鼻を収納可能であり、
かつ、マスク装着者の鼻の両脇を塞ぐものである、
ことを特徴とする請求項7記載のマスク。
【請求項9】
前記収納部は、
その収納空間にマスク装着者の鼻を収納可能であり、
かつ、マスク装着者の鼻孔を塞ぐものである、
ことを特徴とする請求項7記載のマスク。
【請求項10】
前記本体部は、折り返されることにより重なり合う第1面と第2面とを備え、
前記収納部は、前記第1面と前記第2面との一部を接合することにより形成される、
ことを特徴とする請求項7記載のマスク。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、感染予防や花粉症予防等のために使用されるマスクおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
長年に渡る花粉症の流行や、2020年に始まった新型コロナウィルスの流行などが契機となり、人々は不織布マスク(使い捨てマスク)等を日常的に使用するようになった。
しかし、人の顔の大きさや形は異なるため、市販されている一般的な使い捨てマスクを装着した場合、どうしても顔とマスクとの間に隙間が生じてしまう。顔とマスクの隙間からウィルスや花粉が侵入すると、マスク内において鼻や口は無防備であるため、花粉やウィルスが容易に口や鼻に侵入してしまう(図7)。また、ウィルス感染者がマスクを装着した場合、感染者の口や鼻から排出されたウィルス等が、顔とマスクとの隙間から漏れ出てしまい、他人にウィルスを感染させるという問題があった。
そこで、口と鼻を効果的に密閉できるマスクが求められていた。
【0003】
これに対し、鼻の密閉に特化したマスクが提供されている(例えば、特許文献1)。これは鼻だけを覆うマスクであるため、鼻をしっかりと密閉できるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-126319号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、鼻専用のマスクは、口を覆うものではないため、口を覆うためには市販のマスクを重ねて装着する必要がある。これは装着者にとって、面倒、鼻専用マスクと市販のマスクとを二重にするので暑苦しい、装着者は鼻専用マスクと一般的な使い捨てマスクを購入する必要があるため経済的負担が大きい等の問題があった。よって、「鼻専用マスクのような鼻を効果的に密閉できる部材を備え、且つ、口を塞ぐことができるマスク」が求められていた。
【0006】
さらに、鼻専用のマスクは、市販の一般的な使い捨てマスクとは大きさや形状が異なるため、市販の使い捨てマスクとは異なる製法・工程・製造装置等を採用する必要があった。よって、鼻専用マスクの製造コストは高くなってしまうという問題があった。
【0007】
一方、市販の一般的な使い捨てマスクは、長年にわたり極めて大量に製造されているため、製造技術は極めて成熟しており、製造コストは極めて安価になっている。すなわち、鼻専用マスクに比べ、市販の一般的な使い捨てマスクの製造コストは極めて安価になっている。よって、「鼻専用マスクのような鼻を効果的に密閉できる部材を備え、且つ、口を塞ぐことができるマスク」を、市販の一般的な使い捨てマスクの製造工程の延長として製造できれば(市販の一般的な使い捨てマスク製造工程に、1手間または2手間加えるだけで製造できれば)、「鼻を効果的に密閉できる部材を備え、且つ、口を塞ぐことができるマスク」の製造コストは格段に安価となる。よって、市販の一般的なマスクの製造工程と同じ、またはそれの延長として製造できる「鼻を効果的に密閉できる部材を備え、且つ、口を塞ぐことができるマスク」が求められていた。
【0008】
本発明は、このような課題を解決するためのものであり、「鼻専用マスクのように鼻を効果的に密閉できる部材を備え、且つ、口を塞ぐことができるマスク」を安価に提供することを目的にしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記問題を解決するため、本発明では、次の手段を備えるマスクやマスクの製造方法、マスクキット(材料一式または材料の一部)が提供される。
(1)本体部と保持部とからなり、本体部は、マスク装着者の鼻の脇部分にあたる位置に、収納空間を有する収納部を備える。
(2)本体部は、折り返されることにより重なり合う第1面と第2面とを備え、収納部は、前記第1面と前記第2面との一部を接合することにより形成される。
(3)収納部は、マスクの内側面に形成される。
(4)脇部分には、マスク装着者の鼻の両脇近辺が含まれる。
(5)マスクは、量産化された使い捨てマスクである。
(6)折り返されることにより重なり合う第1面と第2面とを備えるマスクの製造方法であり、第1面と第2面とを形成する折返し工程と、第1面と前記第2面との一部を接合することにより、マスク装着者の鼻の脇部分にあたる位置に、収納空間を有する収納部を形成する接合工程。
(7)本体部と保持部とからなり、本体部は、マスク装着者の鼻にあたる位置に、
収納空間を有する収納部を備える。
(8)収納部は、その収納空間にマスク装着者の鼻を収納可能であり、かつ、マスク装着者の鼻の両脇を塞ぐものである。
(9)収納部は、その収納空間にマスク装着者の鼻を収納可能であり、かつ、マスク装着者の鼻孔を塞ぐものである。
(10)本体部は、折り返されることにより重なり合う第1面と第2面とを備え、収納部は、第1面と第2面との一部を接合することにより形成される。
(11)収納部は、マスクの内側面に形成される。
(12)マスクは、量産化された使い捨てマスクである。
(13)折り返されることにより重なり合う第1面と第2面とを備えるマスクの製造方法であり、第1面と第2面とを形成する折返し工程と、第1面と前記第2面との一部を接合することにより、マスク装着者の鼻にあたる位置に、収納空間を有する収納部を形成する接合工程。
(14)本体部と保持部とからなり、本体部は、マスク装着者の頬部分にあたる位置に、
収納空間を有する収納部を備える。
(15)本体部は、折り返されることにより重なり合う第1面と第2面とを備え、収納部は、第1面と第2面との一部を接合することにより形成される。
(16)収納部は、マスクの内側面に形成される。
(17)頬部分には、マスク装着者の両頬近辺が含まれる。
(18)マスクは、量産化された使い捨てマスクである。
(19)折り返されることにより重なり合う第1面と第2面とを備えるマスクの製造方法であり、第1面と第2面とを形成する折返し工程と、
第1面と前記第2面との一部を接合することにより、マスク装着者の頬部分にあたる位置に、収納空間を有する収納部を形成する接合工程。
(20)本体部と保持部とからなり、本体部は、マスク装着者の口の真下または口の斜め下にあたる位置に、収納空間を有する収納部を備える。
(21)本体部は、折り返されることにより重なり合う第1面と第2面とを備え、収納部は、第1面と前記第2面との一部を接合することにより形成される。
(22)収納部は、マスクの外側面に形成される。
(23)マスクは、量産化された使い捨てマスクである。
(24)折り返されることにより重なり合う第1面と第2面とを備えるマスクの製造方法であり、第1面と第2面とを形成する折返し工程と、第1面と前記第2面との一部を接合することにより、マスク装着者の口の真下または斜め下にあたる位置に、収納空間を有する収納部を形成する接合工程とからなるマスクの製造方法。
(25)収納物の取出口を有する収納部を備える本体部と、保持部とからなり、本体部は、その外側面に前記取出口を有する。
(26)収納物の取出口を有する収納部を備える本体部を形成する工程と、本体部とその保持部とを接合する工程とからなり、本体部はその外側面に前記取出口を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明を利用すれば以下の効果を得ることができる。
(1)鼻を収納する収納部を備えるマスクなので、顔とマスクとの隙間から侵入した花粉やウィルスが、鼻から侵入することを防止することができる。また、鼻から排出されたウィルス等が、顔とマスクとの隙間から漏れ出てしまい、他人にウィルス感染させてしまうリスクを軽減できる。
(2)市販の一般的なマスクと同じ製法、またはそれに簡単な加工をするだけなので、「鼻を効果的に密閉できる部材を備え、且つ、口を塞ぐことができるマスク」を極めて安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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