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公開番号
2025023742
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023128145
出願日
2023-08-04
発明の名称
茶道稽古用エプロン
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A41D
13/04 20060101AFI20250207BHJP(衣類)
要約
【課題】着物を着用しているのに近い感触を得ながら茶道の練習ができるようにする。
【解決手段】長さ方向を左右方向に沿わせて配置される支持帯2と、支持帯2より長い締め帯1と、互いに交差するように重ね合わせられた状態となって支持帯2の上端縁部に連結される一対の胸当て部3L,3Rと、各胸当て部3L,3Rの上端縁部に1つずつ連結され、先端が自由端となっている紐部材4L,4Rと、支持帯2の下端縁部に連結される前掛け部6とを主要要素とする茶道稽古用のエプロン100である。このエプロン100は、締め帯1を支持帯2の上面に沿わせた状態にして両者を着物の帯と同等の高さ位置にあてがって、その位置で締め帯1を身体に巻き付けて結び合わせた後、胸当て部3L,3Rが胸部にフィットするように紐部材4L,4Rを引っ張り上げ、首の後ろで紐部材4L,4Rを結び合わせる作業によって、着用することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
長さ方向を左右方向に沿わせて配置される支持帯と、
前記支持帯より長い締め帯と、
下方に向かうにつれて幅が広がる形状に形成され、各々の内側縁が互いに交差するように各々の下端縁部から高さ方向の中間位置までの範囲が重ね合わせられた状態となって前記支持帯の上端縁部に連結される一対の胸当て部と、
上記一対の胸当て部の上端縁部に1つずつ連結され、その連結箇所とは反対側の端縁が自由端となっている一対の紐部材と、
前記支持帯の下端縁部に連結される前掛け部とを備え、
前記支持帯および締め帯の各々の両端縁は自由端となっており、締め帯の長さ方向の中央部が支持帯の長さ方向の中央部に連結されて当該支持帯から離反不能となる一方、締め帯のその他の部分は支持帯から離反可能となっている、
茶道稽古用エプロン。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記支持帯の両端部には、それぞれ前記締め帯を通すことが可能な隙間を有する帯通し部が設けられており、前記締め帯がこれらの帯通し部の隙間に通されることによって締め帯を支持帯の上面に沿わせた状態が保たれる、
請求項1に記載された茶道稽古用エプロン。
【請求項3】
前記締め帯は、前記支持帯の両端部の帯通し部の間に配置することが可能な長さを有すると共に長さ方向の中央部が前記支持帯に連結される主部と、当該主部の左右にそれぞれ連結される一対の帯紐部とを備え、
各帯紐部は、前記主部への連結位置より所定距離だけ離れた位置から先端部までの幅を主部の幅より狭くした形状の紐体であって、各帯紐部がそれぞれの側にある帯通し部の隙間に通されることによって前記主部を前記支持帯の上面に沿わせた状態となる、
請求項2に記載された茶道稽古用エプロン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、茶道の稽古をするために服の上から着用するエプロンに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
茶道の点前やお茶をいただくときの所作を学ぶには着物を着用するのが望ましいが、忙しい日常生活の合間の稽古にまで着物を着てのぞむことは難しいという人が多い。この問題を解決するために、従前より、着物を模したデザインで服の上から着用することができるエプロン風の稽古着(この明細書では「茶道稽古用エプロン」または単に「エプロン」という。)が提案されている。
その茶道稽古用エプロンの代表的な形態が開示された文献として、以下の特許文献1,2をあげる。
【0003】
特許文献1には、不正三角状の一対の身頃布(胸当て部)が、各々の襟すじ(内側縁)が互いに交差するようにして重ね合わせられ、その重合部の下辺縁に沿って、両端に金属環が設けられた帯条が縫着され、各胸当て部の上端部に襷紐が連結された構成のエプロンが開示されている。帯条の左右の端部近くにはそれぞれ袱紗掛けが取り付けられ、襷紐の胸当て部に連結されていない側の端縁は自由端となっている(特許文献1の段落0004,0006,図1を参照。)。
【0004】
上記構成のエプロンは、各胸当て部の交差箇所を胸部の適所にあてがい、両襷紐を背中の方へ廻して交差させ、左の襷紐を右の金属環に通し、右の襷紐を左の金属環に通し、襟すじがきっちりと合わせられるように胴回りを引き締めて襷紐を結び合わせる方法によって、利用者の身体に装着される(特許文献1の段落0007を参照。)。この着用状態において、右襟と左襟との間に袱紗や懐紙などを挟む(懐中する)所作や、お茶を点てるときに帯に袱紗を付ける所作を練習することができる。
【0005】
特許文献2には、着用者の下半身に一周以上巻き付けることが可能な幅を有するスカート部が腰帯の下端縁部に連結され、三角形状の一対の胸当て部が各々の内側縁が交差するように重ね合わせられた状態で腰帯の上端縁部に連結され、各胸当て部の上端部にそれぞれ結び紐が連結された構成のエプロンが開示されている。各結び紐の胸当て部への連結箇所とは反対側の端縁は自由端となっている。腰帯の両端も自由端であり、身体の前面に配置される箇所に左右一対の袱紗掛けベルトが設けられ、左の袱紗掛けベルトの左端部および右の袱紗掛けベルトの右端部にそれぞれ結び紐を通すための金具が縫い付けられている(特許文献2の段落0014~0021,図1~3を参照。)。
【0006】
上記構成のエプロンは、胸当て部を前に垂らした状態でスカート部を腰帯と共に下半身に巻き付け、腰帯のスカート部から突出する部分(腰紐部)を前面側で結び合わせることによりスカート部を腰部に装着した後、各胸当て部を上に持ち上げて胸部に当て、各結び紐を背中側で交差させて前述の金具に通した後に背面側で結び合わせる方法により、利用者の身体に装着される。この装着によって、上半身及び下半身の両方を、和服を着用したときと同じような状態にして、茶道の所作を練習することができる。なお、腰部の前面に位置する腰紐部の結び目は胸当て部に隠れて前方から見えなくなる(特許文献2の段落0022、0023を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実用新案登録第3002162号公報
特許第6537059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
茶道のお点前では、帯の左手側または右手側に袱紗を付けることになっている。左右いずれに付けるかは、流派の違いや席構えの違い(本勝手,逆勝手)によって変わるので、特許文献1,2に記載されたエプロンでは、どのようなケースにも対応できるように左右双方に袱紗掛けを設けたものと思われる。
【0009】
着物を着用した状態で上記の袱紗を付けるには、女性の場合、三角形状に畳まれた袱紗の一角部よりやや内側の部分を片手で持って帯の上端面に載せ、それより外側の角部を帯と着物との間に指で押し込む。この所作を普段は茶道稽古用エプロンを着用して練習し、着物を着用して行うときもまごつかないようにするためには、エプロンに着物の帯と同様の機能を有する部材を設ける必要がある。
【0010】
しかし、特許文献1に記載されたエプロンの袱紗掛けは、短冊状の部材の両端縁を帯条に縫い付けた構成のもので、帯条の上端縁部も胸当て部に縫合されて着物の帯と同様の機能を有していないため、帯に触れるのと同様の触感を得ながら袱紗を付ける所作を練習することは不可能である。帯条や袱紗掛けを着物の帯と同等の高さ位置に合わせるという技術的思想も、引用文献1には全く示されていない。
(【0011】以降は省略されています)
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