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公開番号2024172687
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090556
出願日2023-05-31
発明の名称靴下
出願人西垣靴下株式会社
代理人個人
主分類A41B 11/00 20060101AFI20241205BHJP(衣類)
要約【課題】従来の靴下は、綿糸とポリウレタン弾性糸を芯糸としポリエステルフィラメント糸をカバリングしたシングルカバリング糸等を用いるので、その強い締付力のため靴下が履きにくく、また靴擦れが生じ、更に外周面のパイル糸が靴と接触するとパイル糸が損傷し、長期間使用できない。そこで、靴擦れを生じ難くでき、履き易さも損なうことがなく長期間使用できるヒールロック機能を有する靴下を提供する。
【解決手段】本発明は、外周面側がループ状に編み込まれた地糸と2組の第一構成糸および第二構成糸が相互に編成されているので、ヒールロック機能とともに耐久性に優れ長期間使用できる。内周面側が5ループ毎相互にフロートさせているので、外周面からの衝撃や擦れが内周面に伝わり難くなり靴擦れ等を生じ難くすることができる。さらに、靴下踵上部締付部8は、左右端部が結合しない形態で略足首7周りに配されているので、十分履き易くすることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
かかと部分を固定するヒールロック機能を有する靴下であって、
後方部が踵骨後方上部から上方に延び、該後方部から左右の踝部に架りながら、左右端部が結合しない形態で略足首周りに配された靴下踵上部締付部を有し、
該靴下踵上部締付部は、ループ状に編み込まれた地糸からなる複数のループに、ウーリー加工糸から構成された2組の第一構成糸と第二構成糸がそれぞれ複数ループ毎相互にフロートしながらループ状に編み込まれていることを特徴とする靴下。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記靴下踵上部締付部は、前記後方部が踵骨後方上端部から高さ方向3cm~7cmの幅を有し、該後方部から左右の略踝部位置までは略同一高さ方向幅で形成され、該左右の略踝部位置から前方に向かうにつれ高さ方向幅が縮小し、下部側の横方向長さが長く形成されていることを特徴とする請求項1記載の靴下。
【請求項3】
前記第一構成糸と前記第二構成糸は、それぞれ3ループ毎~7ループ毎のいずれかのループ毎相互にフロートしながらループ状に編み込まれていることを特徴とする請求項1記載の靴下。
【請求項4】
前記ウーリー加工糸は、ウーリーナイロン糸またはポリエステル糸であることを特徴とする請求項1記載の靴下。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、かかと部分を固定するヒールロック機能を有する靴下に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、かかと部分を固定するヒールロック機能を有する靴下が知られている。この種の靴下として、靴下101の足首部の後側Bのアキレス腱の部分は、表糸に32番手単糸の綿糸3本と、裏糸に40デニールのポリウレタン弾性糸を芯糸とし150デニールのポリエステルフィラメント糸をカバリングしたシングルカバリング糸とを用いてパイル編が編成され、さらに芯糸の180デニールのポリウレタン弾性糸に75デニールのポリエステルフィラメント糸をダブルカバリングしたダブルカバリング糸(DCY)を各コースに挿入して編成され、また、靴下101の足首部の後側Bの前方側の足首部の前側に連続して、足甲部Eは、メッシュ編とパイル編を交互に編成させ、すなわち、表糸に32番手単糸の綿糸3本と、裏糸に40デニールのポリウレタン弾性糸を芯糸とし150デニールのポリエステルフィラメント糸をカバリングしたシングルカバリング糸とを用いてパイル編を編成する部分と、40デニールのポリウレタン弾性糸を芯糸とし150デニールのポリエステルフィラメント糸をカバリングしたシングルカバリング糸とからなるメッシュ編に編成する部分とが交互に編成されている。そして、靴下101の足首部の後側Bにより、足首部のアキレス腱部分を保護および保温し、靴下と靴の摩擦により、靴ずれを生じないようにすることができるというものであった(例えば、特許文献1参照)。ここで、図12は従来の靴下の正面図である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3113253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の靴下101は、足首部の後側Bのアキレス腱の部分およびそれと連続して形成された足甲部Eが、綿糸およびポリウレタン弾性糸を芯糸としポリエステルフィラメント糸をカバリングしたシングルカバリング糸などを用いているので、厚さが厚く締付力が強くなることにより、靴下を履く際にその強い締付力のため靴下が履きにくくなるとともに、靴下101のかかとが靴と擦れることにより靴擦れが生じる可能性もある。さらに、パイル糸およびポリウレタンベア弾性糸をループ状に編成させた編目ではパイル糸の生地が緩むことになるので、外周面のパイル糸が靴と接触するとパイル糸が損傷し、長期間使用できないという問題があった。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、靴擦れを生じ難くできるとともに、履き易さも損なうことがなく長期間使用できるヒールロック機能を有する靴下を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様に係るものは、かかと部分を固定するヒールロック機能を有する靴下であって、後方部が踵骨後方上部から上方に延び、後方部から左右の踝部に架りながら、左右端部が結合しない形態で略足首周りに配された靴下踵上部締付部を有し、該靴下踵上部締付部は、ループ状に編み込まれた地糸からなる複数のループに、ウーリー加工糸から構成された2組の第一構成糸と第二構成糸がそれぞれ複数ループ毎相互にフロートしながらループ状に編み込まれていることを特徴とするものである。
【0007】
本発明によれば、後方部が踵骨後方上部から上方に延び、後方部から左右の踝部に架りながら、左右端部が結合しない形態で略足首周りに配された靴下踵上部締付部がウーリー加工糸から構成された2組の第一構成糸と第二構成糸をそれぞれ複数ループ毎相互にフロートさせながらループ状に編み込まれている。これにより、外周面側がループ状に編み込まれた地糸と2組の第一構成糸および第二構成糸が相互に編成されているので、糸の強度を増大させることができ、ヒールロック機能を有するとともに耐久性に優れ長期間使用できる。また、内周面側が複数ループ毎相互にフロートさせているので、クッション性を向上させることができ、外周面からの衝撃や擦れが内周面に伝わり難くなり靴擦れ等を生じ難くすることができる。さらに、靴下踵上部締付部は、左右端部が結合しない形態で略足首周りに配されているので、足首周りに伸びることにより、靴下が十分履き易くすることができる。
【0008】
本発明のうち第2の態様に係るものは、第1の態様に係る靴下であって、前記靴下踵上部締付部は、前記後方部が踵骨後方上端部から高さ方向3cm~7cmの幅を有し、該後方部から左右の略踝部位置までは略同一高さ方向幅で形成され、該左右の略踝部位置から前方に向かうにつれ高さ方向幅が縮小し、下部側の横方向長さが長く形成されていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明によれば、靴下踵上部締付部の後方部が踵骨後方上端部から高さ方向3cm~7cmの幅を有し、後方部から左右の略踝部位置までは略同一高さ方向幅で形成されているので、踵を固定する十分なヒールロック機能を有するとともに、靴擦れ等を十分生じ難くすることできる。また、靴下踵上部締付部の左右の略踝部位置から前方に向かうにつれ高さ方向幅が縮小し、下部側の横方向長さを長く形成させているので、靴下が十分履き易くすることができる。
【0010】
本発明のうち第3の態様に係るものは、第2の態様に係る靴下であって、前記第一構成糸と前記第二構成糸は、それぞれ3ループ毎~7ループ毎のいずれかのループ毎相互にフロートしながらループ状に編み込まれていることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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