TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025165070
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-04
出願番号
2024068929
出願日
2024-04-22
発明の名称
冷却衣服
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A41D
13/005 20060101AFI20251027BHJP(衣類)
要約
【課題】本発明は、ファン付き服の内側に、水を霧化するミスト発生モジュールを装着した冷却衣服に関するもので、水のミスト化が安定的に行えるようにすることを目的とする。
【解決手段】内側に、水をミスト化するミスト発生モジュール13、14、15、16を装着した冷却衣服1において、ミスト発生モジュール13、14、15、16は、それぞれ、一面側が開口した容器と、この容器の開口部に装着された孔付き振動板と、この孔付き振動板を振動させる振動子と、容器に設けた入水ポートおよび出水ポートとを備えている。ミスト発生モジュール13、14、15、16を直列接続し、水容器18内の水をミスト発生モジュール13、14、15、16に供給し、最終的に水容器18に還流させる構成とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内側に、水を霧化する第1、第2のミスト発生モジュールを装着したファン付き冷却衣服において、
前記第1、第2のミスト発生モジュールは、それぞれ、一面側に開口部を有する容器と、この容器の前記開口部に装着された孔付き振動板と、この孔付き振動板を振動させる振動子と、前記容器に設けた入水ポートおよび出水ポートとを備え、
前記第1のミスト発生モジュールの入水ポートには、第1のパイプを介して水容器を接続し、この第1のミスト発生モジュールの出水ポートには、第2のパイプを介して、前記第2のミスト発生モジュールの入水ポートを接続し、この第2のミスト発生モジュールの出水ポートには、第3のパイプを介して、前記水容器を接続し、
前記水容器内の水を、ポンプにより、前記第1のパイプ、前記第1のミスト発生モジュール、前記第2のパイプ、前記第2のミスト発生モジュール、前記第3のパイプを介して、前記水容器内に還流させる構成とした冷却衣服。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記第1のミスト発生モジュールの孔付き振動板の開口面積を、前記第2のミスト発生モジュールの孔付き振動板の開口面積よりも大きくし、前記第3のパイプの下端開口部は、前記第1、第2のミスト発生モジュールよりも下方に設定した請求項1に記載の冷却衣服。
【請求項3】
前記ポンプは、前記水容器と、前記第1のミスト発生モジュールの入水ポートとの間に配置した請求項2に記載の冷却衣服。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファン付き服の内側に、水を霧化するミスト発生モジュールを装着した冷却衣服に関するものである。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ファン付き服の内側に、水を霧化するミスト発生モジュールを装着した冷却衣服が提案されている。
具体的には、ファン付き服の内側に、水を霧化する第1、第2のミスト発生モジュールを装着し、前記第1、第2のミスト発生モジュールには、それぞれ、別の水容器からパイプを介して水を供給し、第1、第2のミスト発生モジュールで発生させたミストを服内に放出し、ファンの風で服内に拡散させるようにしている(これに類似する先行文献としては、例えば下記特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-102923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来例では、服内にミストを放出するので、水の気化熱により服内の温度を下げることが出来る。
すなわち、気温が高い状態では、服外の空気をファンで服内に取り込んでも、服内の温度を下げることが難しいのであるが、上記ミスト(水)の気化熱を利用すれば、気温が高くても服内の温度を十分に下げ、快適性を高めることが出来る。
【0005】
しかしながら、ミスト発生モジュールにおける問題点は、ミスト発生モジュール内に空気が滞留した状態となって、水のミスト化が止まってしまう事である。
【0006】
そこで、本発明は水のミスト化を安定的に行えるようにすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そして、この目的を達成するために本発明は、内側に、水をミスト化する第1、第2のミスト発生モジュールを装着したファン付き冷却衣服において、前記第1、第2のミスト発生モジュールは、それぞれ、一面側が開口した容器と、この容器の前記開口部に装着された孔付き振動板と、この孔付き振動板を振動させる振動子と、前記容器に設けた入水ポート、および出水ポートとを備え、前記第1のミスト発生モジュールの入水ポートには、第1のパイプを介して水容器を接続し、この第1のミスト発生モジュールの出水ポートには、第2のパイプを介して、前記第2のミスト発生モジュールの入水ポートを接続し、この第2のミスト発生モジュールの出水ポートには、第3のパイプを介して、前記水容器を接続し、前記水容器内の水を、ポンプにより、第1のパイプ、第1のミスト発生モジュール、第2のパイプ、第2のミスト発生モジュール、第3のパイプを介して、前記水容器内に還流させる構成としたものである。
また、本発明の冷却衣服は、第1のミスト発生モジュールの孔付き振動板の開口面積を、前記第2のミスト発生モジュールの孔付き振動板の開口面積よりも大きくし、前記第3のパイプの開口部は、前記第1、第2のミスト発生モジュールよりも下方に設定した。
さらに、本発明の冷却衣服におけるポンプは、水容器と、第1のミスト発生モジュールの入水ポートとの間に配置した。
【発明の効果】
【0008】
以上の様に本発明は、内側に、水を霧化する第1、第2のミスト発生モジュールを装着したファン付き冷却衣服において、前記第1、第2のミスト発生モジュールは、それぞれ、一面側が開口した容器と、この容器の前記開口部に装着された孔付き振動板と、この孔付き振動板を振動させる振動子と、前記容器に設けた入水ポート、および出水ポートとを備え、前記第1のミスト発生モジュールの入水ポートには、第1のパイプを介して水容器に接続し、この第1のミスト発生モジュールの出水ポートには、第2のパイプを介して、前記第2のミスト発生モジュールの入水ポートを接続し、この第2のミスト発生モジュールの出水ポートには、第3のパイプを介して、前記水容器を接続し、前記水容器内の水を、ポンプにより、第1のパイプ、第1のミスト発生モジュール、第2のパイプ、第2のミスト発生モジュール、第3のパイプを介して、前記水容器内に還流させる構成としたものであるので、ミスト化を安定的に行えるようになる。
すなわち本発明においては、第1、第2のミスト発生モジュールを直列に接続し、水容器内の水を、第1、第2のミスト発生モジュールを介して水容器内に還流させるものであるので、第1、第2のミスト発生モジュール内で気泡が発生しても、それを水容器内に排出することが出来るので、第1、第2のミスト発生モジュールにおけるミスト化を安定的に行えるようになる。
また、このように第1、第2のミスト発生モジュールを直列に接続すると、第1、第2のミスト発生モジュールを個別に駆動するものに比べて、全体としてのミスト量が増え、服内の温度を下げることに貢献することになる。
第1、第2のミスト発生モジュールを直列に接続すると、全体としてのミスト量が増えるという理由については、現状では十分に解明できていないのであるが、次のような理由によるものと考えている。
つまり、第1のミスト発生モジュールで発生した気泡が、第2のパイプを介して第2のミスト発生モジュールに流れることで、この第2のミスト発生モジュールの孔付き振動板の振動で、前記第1のミスト発生モジュールからの気泡が、微細気泡に分割され、その結果として、第2のミスト発生モジュールの容器内の水密度が下がり(孔付き振動板の振動負荷が下がり)、これにより、第2のミスト発生モジュールでのミスト量が増えるものと考えている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態にかかる冷却衣服の前身頃を左右に開いた状態を示す正面図
同冷却衣服のファン装着部を示す分解斜視図
同冷却衣服の水の霧化構成を示す水回路図
同冷却衣服のミスト発生モジュールを示す断面図
図4のV-V線で切断した正面図
同冷却衣服の電気回路図
本発明の他の実施形態にかかる冷却衣服のミスト発生モジュールを示す正面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施の形態1)
図1は、冷却衣服1の前身頃2を左右に開いた状態を示す正面図である。
冷却衣服1は非通気性の繊維で構成されたもので、前身頃2のファスナー3により左右に開閉することが出来る。
後ろ身頃4の下方にはファン5が装着され、このファン5により冷却衣服1外の空気を、冷却衣服1内に取り込むことが出来る。
また、ファン5により、冷却衣服1内に取り込まれた空気は、例えば襟6の部分から、冷却衣服1外へと排出される。
ファン5の空気吹き出し部7は、図2に示す様に、後ろ身頃4に設けた開口部8に、冷却衣服1外から挿入され、冷却衣服1内において留め具9を装着することで、冷却衣服1にファン5が装着される。
つまり、ファン5の空気取り込み部10からファン5内に取り込まれた冷却衣服1外の空気が、ファン5の空気吹き出し部7から冷却衣服1内に吹き出され、冷却衣服1内を経由して、例えば襟6の部分から、冷却衣服1外へと排出されるのである。
ファン5は回転羽根11と、それを回転駆動するモーター12とを備えている。
以上の構成は、従来から知られている一般的な構造で、以下、本実施形態の特徴点について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
和服
6か月前
個人
衿芯
4か月前
個人
中間着
21日前
個人
シャツ
2か月前
個人
ネクタイ
2か月前
個人
二部式袍
10か月前
個人
衣装
7か月前
個人
下着
5か月前
個人
マスク
2か月前
個人
防虫服
21日前
個人
多機能装身具
3か月前
東レ株式会社
防護服
1か月前
個人
作業補助ミトン
9か月前
個人
:マスクカバー
3か月前
個人
シャツ改造方法
7か月前
個人
肩章付き衣服。
5か月前
個人
足首用サポーター
9か月前
個人
内フィルムマスク
1か月前
株式会社聖
手足保護具
1か月前
東洋紡株式会社
マスク
1か月前
個人
ソフトキャミブラ
7か月前
個人
車椅子用グローブ
3か月前
個人
手袋
8か月前
個人
レインコート
6か月前
個人
被介護者用上衣
4か月前
興和株式会社
マスク
9か月前
株式会社マルイチ
二部式帯
1か月前
グンゼ株式会社
衣服
7か月前
個人
ブラカップを有する衣類
2か月前
個人
マスク(多機能マスク)
3か月前
株式会社カネカ
収納物
9か月前
豊鷹株式会社
冷却装置
8か月前
株式会社マルイチ
2部式着物
2か月前
個人
ブラカップを有する衣類
2か月前
LUDO合同会社
手袋
8か月前
個人
気分コントロール支援装置
10か月前
続きを見る
他の特許を見る