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公開番号2025070904
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023190415
出願日2023-10-19
発明の名称和服
出願人個人
代理人
主分類A41B 9/00 20060101AFI20250424BHJP(衣類)
要約【課題】和服の着付け手順を容易にし、かつ衿周りの形状を着装者の好む形に形状を整え固定することができ、着用中に衿周りが緩んだり詰まったりと言った着崩れすることがない和服を提供する。
【解決手段】本発明の和服は、左衿と右衿とを衿合わせをした状態で左衿と右衿が互いに交差した左前身頃と左衿の境界部分に開口部を設け、その開口部に右前身頃と非縫着状態となって分離している右衿先を装着者の内面から外面へ挿通可能としたことを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
右前身頃と左前身頃とを有する前身頃と、
その前身頃の後側に設けられる後身頃と、
前記左前身頃に縫着される左衿と、
前記右前身頃に縫着される右衿とを備えており、
その右衿及び左衿が衿合わせされた状態で互いに交差する部位(以下「左右衿合わせ交差部位」という。)より上側部分であって前記右前身頃に縫着される右衿縫着上部と、その右衿縫着上部から下側に延びるとともに前記右前身頃に対して非縫着状態となって分離している右衿非縫着下部と、を有している前記右衿と、
前記左衿における前記左右衿合わせ交差部位にある部分、前記左前身頃における前記左右衿合わせ交差部位に隣接する部分、又は前記左前身頃と前記左衿との境界部分であって前記左右衿合わせ交差部位に隣接する部分の少なくとも一箇所に開口して設けられ、前記右衿非縫着下部が挿通可能となっている開口部とを備えていることを特徴とする和服。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記左右衿合わせ交差部位より上側部分であって前記左前身頃に縫着される左衿縫着上部と、その左衿縫着上部の下側に連設されるとともに前記左前身頃に非縫着状態となって分離している左衿非縫着中部と、その左衿非縫着中部の下側に連設されるとともに前記左前身頃に縫着される左衿縫着下部と、その左衿縫着下部から下側に延びるとともに前記左前身頃に対して非縫着状態となって分離している左衿非縫着下部とを、有している前記左衿と、
前記左前身頃と前記左衿との境界部分であって前記左右衿合わせ交差部位に隣接する部分における前記左前身頃と前記左衿非縫着中部との境界部分に開口して設けられる前記開口部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の和服。
【請求項3】
前記右衿の先端部分にある右衿先と、その右衿先に取り付けられた右固定部材と、
前記左衿の先端部分にある左衿先と、その左衿先に取り付けられた左固定部材と、を有するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の和服。
【請求項4】
前記右衿の先端部分にある右衿先と、その右衿先に取り付けられた右固定部材と、
前記左衿の先端部分にある左衿先と、その左衿先に取り付けられた左固定部材と、
前記後身頃の内面における背中心に対する左右両側にそれぞれ設けられる左右一対の内固定紐とを備えていることを特徴とした請求項1または2に記載の和服。

発明の詳細な説明【発明の詳細な説明】
【】
【技術分野】
【0001】
本発明は襦袢(肌襦袢、半襦袢、長襦袢、着物下)着物、その他の和服に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の襦袢や着物の和服は非特許文献1に示すように、前身頃と後身頃に衿が縫着したものである。
【0003】
近年において、襦袢や着物を総称する和服の着付けには高い知識と多大な手間が要求される作業とされる。何故なら家族や身近な人における日常的な和服の着用習慣の減少に伴い、着付けに対する知識や技術を知る機会が少ない。そのため、着付けの複雑さに手順が覚えらず、左右の衿を重ねる手順を間違えたり、着付の際に胸紐(和服とは別体の紐)を使用して、着崩れしないようにと強く締め過ぎて着物を着ていることが苦しくなってしまったり、その反対に胸紐が緩くて着付けが安定せず着崩れを起こして着づらくなったりと、折角和服を着ても着苦しさや、着づらさの経験から再び和服を着ようとする思いが半減する場合がある。
【0004】
和服を美しく着るためには特に衿周りが重要である。左右の衿を正しい手順で重ね形状を整える行為を衿合わせと言い、衿合わせには前身頃の左右の衿を正しい手順で重ね形状を整える行為と、後身頃の衿で別称衣紋(えもん)と言われる後身頃の衿の形状を整える行為がある。着装者が好む衿周りに整え快適な着心地になるように胸紐の締め加減を調整し、かつ長時間にわたって着崩れしないようにするためには、練習する時間や手間が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7245480
【非特許文献】
【0006】
清水とき著 『増補改訂やさしい和裁』2005年7月1日 第3刷 株式会社日本ヴォーグ社出版
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
着装者が和服を着る際の手順は多く、着る習慣のない現代人には一回の着付けで手順や胸紐の締め加減を覚えるのは困難であるという課題がある。
【0008】
着装者が和服を着装する際に、前身頃の左右の衿合わせに専念すると後身頃の衣紋の衿合わせが思うように出来ない場合や、後身頃の衣紋の衿合わせに専念すると前身頃の左右の衿合わせが思うように出来ない場合がある。従来の和服の衿は右前身頃の下端から左右それぞれの肩山と左右それぞれの後身頃を経由して左前身頃の下端まで縫着されており、前身頃と縫着されている衿は動きが連動しているため、押さえるべき箇所や衿の前後のバランスを考慮しながらの着付けは困難であると言う課題がある。
【0009】
和服を着装すると暫くしてから衿が開いてくる、緩むまたは詰まってくると言われる現象が起こる場合があり、これは着崩れの現象の一つである。従来の着付けでは着装者が和服を羽織っただけの状態では、右衿先は着装者の右側、左衿先は着装者の左側に位置しており、着付の際右前身頃、左前身頃の手順で着装者の身体の正面で重ねると右前身頃が身体に近い内側、左前身頃が体から遠い外側の着装状態となる。左右の前身頃を重ねた後の右衿先は左脇へ、左衿先は右脇へと位置が移動する。移動させただけの状態では左右の衿は重みで羽織った状態に戻ろうとするため胸紐を身体に巻き付け固定するが、着崩れしないようにと胸紐を強く締めすぎて着苦しい思いをしたり、緩すぎて衿が動いてしまったりと胸紐の締め加減が難しいという課題がある。
【0010】
本発明は前述した課題を解決するためになされたものであり、和服の着付け手順を容易にし、着装者の好む衿周りに衿合わせをすることができ、着用中に衿周りが緩んだり詰まったりと言った着崩れすることがない和服を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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