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公開番号
2024179057
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023097561
出願日
2023-06-14
発明の名称
衣服
出願人
ハイドサイン株式会社
代理人
個人
主分類
A41D
13/002 20060101AFI20241219BHJP(衣類)
要約
【課題】衣服本体内で空気の流れを効率良く確保できるようにする。
【解決手段】電動ファンが装着される衣服本体2を備え、衣服本体2には、衣服本体2の生地が外側に膨らむことにより形成される導風路10が設けられる。導風路10は、衣服本体2の後身頃4に、着丈方向の途中位置から襟部6に向けて延伸するように設けられる。導風路10には、変形可能で、変形後の形状保持性を有する形状保持部材が設けられる。形状保持部材として、導風路10の幅方向に架け渡すように設けられた帯状の形状保持部材14と、導風路10を形成する生地に設けられ、導風路10の延伸方向に延びる帯状又は線状の形状保持部材15とを備える。
【選択図】図1B
特許請求の範囲
【請求項1】
電動ファンが装着される衣服本体を備え、
前記衣服本体には、前記衣服本体の生地が外側に膨らむことにより形成される導風路が設けられ、
前記導風路には、変形可能で、変形後の形状保持性を有する形状保持部材が設けられることを特徴とする衣服。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記形状保持部材として、前記導風路の幅方向に架け渡すように設けられた帯状の形状保持部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の衣服。
【請求項3】
前記形状保持部材として、前記導風路を形成する前記生地に設けられ、前記導風路の延伸方向に延びる帯状又は線状の形状保持部材を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の衣服。
【請求項4】
前記導風路は、前記衣服本体の後身頃に、着丈方向の途中位置から襟部に向けて延伸するように設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の衣服。
【請求項5】
前記襟部には、その周方向に延びる帯状又は線状であり、変形可能で、変形後の形状保持性を有する形状保持部材が設けられることを特徴とする請求項4に記載の衣服。
【請求項6】
前記後身頃が、左右の身頃パーツと、前記左右の身頃パーツの間に設けられる帯状パーツとを備え、
前記帯状パーツが、その長手方向の途中位置から、前記襟部の方向に向けて徐々に幅広になる形状を有すること、及び、前記左右の身頃パーツの前記帯状パーツにつながる部分が、途中位置から、前記襟部の方向に向けて徐々に前記帯状パーツ側に延出する形状を有することのうちの少なくともいずれか一方の構成を有することにより、前記導風路が形成されることを特徴とする請求項4に記載の衣服。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、EF(ELECTRIC FAN)ウェアと呼ばれる衣服に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電動ファンが装着され、衣服本体内に外気を取り込み、風による涼しさや気化熱による体温低下を実現する、EFウェアと呼ばれる衣服が実用化されている(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-12900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
EFウェアでは、衣服本体内で空気の流れを効率良く確保できるようにするのが理想である。
【0005】
本発明は、衣服本体内で空気の流れを効率良く確保できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の衣服は、電動ファンが装着される衣服本体を備え、前記衣服本体には、前記衣服本体の生地が外側に膨らむことにより形成される導風路が設けられ、前記導風路には、変形可能で、変形後の形状保持性を有する形状保持部材が設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、衣服本体内で空気の流れを効率良く確保できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るEFウェアの正面図である。
実施形態に係るEFウェアの背面図である。
実施形態に係るEFウェアの衣服本体の後身頃及び襟部の構成を示す図である。
図1BのI-I線断面を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
本実施形態では、本発明を適用した衣服として、「爆発雰囲気下」の現場、いわゆる防爆エリアで使用可能にしたEFウェア1を説明する。防爆エリアにおいては厳格な防爆仕様の規格があり、防爆仕様に適合するためには、電動ファンのパワー(電圧)を低くする必要がある。そのため、一般的なEFウェアと比べて、電動ファンで発生させる風力が弱くなり、衣服本体内で空気の流れを効率良く確保できるようにすることが求められる。
【0010】
図1A及び図1Bは、実施形態に係るEFウェア1を示す図であり、それぞれ正面図、背面図である。
実施形態に係るEFウェア1は、ベストタイプの上着であり、その衣服本体2は、着用者の胴を被う前身頃3、後身頃4及び脇下部5を備えた胴部を有し、スライドファスナ等による前開き構造となっている。スライドファスナは、比翼仕立てで隠れるようになっている。また、胴部には、首のまわりを取り巻く、スタンドカラータイプの襟部6が設けられる。
(【0011】以降は省略されています)
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