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公開番号2025033207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023138768
出願日2023-08-29
発明の名称機能性衣服
出願人オンヨネ株式会社
代理人個人
主分類A41D 13/05 20060101AFI20250306BHJP(衣類)
要約【課題】着心地が良く、また、動き易く、しかも、着用者の身体を保護すると共に、前屈み状態からの起き上がり動作を支援し、腰痛などの身体的負傷を可及的に防止する機能性衣服を提案することを目的とする。
【解決手段】着用者の腹部に位置する部位が第一の伸縮性生地で構成され着用により伸長して着用者の腹部に対して着圧が生じるように構成されたベスト状の衣服本体1を有し、衣服本体1の下部には、着用者の腰部を被覆し該腰部を締付け可能な帯状の腰ベルト4が設けられ、さらに、衣服本体1の後身頃3の上部には、X状の背部ベルト5が設けられ、この背部ベルト5は、第一の伸縮性生地の弾性力に比して大きい弾性力が生じる第二の伸縮性生地で構成されている機能性衣服。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
着用者の腹部に位置する部位が第一の伸縮性生地で構成され着用により伸長して前記着用者の腹部に対して着圧が生じるように構成されたベスト状の衣服本体を有し、前記衣服本体の下部には、前記着用者の腰部を被覆し該腰部を締付け可能な帯状の腰ベルトが設けられ、さらに、前記衣服本体の後身頃の上部には、一端が左肩部に連設され他端が前記後身頃の右側部に連設される第一ベルト部と、一端が右肩部に連設され他端が前記後身頃の左側部に連設され前記第一ベルト部と交差する第二ベルト部とからなるX状の背部ベルトが設けられ、この背部ベルトは、前記第一ベルト部及び前記第二ベルト部が、それぞれ前記第一の伸縮性生地の弾性力に比して大きい弾性力が生じる第二の伸縮性生地で構成されていることを特徴とする機能性衣服。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
請求項1記載の機能性衣服において、前記衣服本体は、左前身頃と右前身頃とがファスナーを介して分離自在に連結されていることを特徴とする機能性衣服。
【請求項3】
請求項2記載の機能性衣服において、前記衣服本体は、前記左前身頃と前記右前身頃の一方の連結縁部に掛止部が設けられ、他方の連結縁部に前記掛止部と掛合する受部が設けられ、前記掛止部及び前記受部には、それぞれ前記掛止部を前記受部側へ、前記受部を前記掛止部側へ引き寄せ操作するための摘まみ部が設けられ、この摘まみ部は、前記衣服本体と異なる色に着色されていることを特徴とする機能性衣服。
【請求項4】
請求項1~3いずれか1項に記載の機能性衣服において、前記背部ベルトは、前記第一ベルト部と前記第二ベルト部のいずれか一方に挿通部が設けられ、この挿通部に他方が挿通方向に移動自在に挿通されていることを特徴とする機能性衣服。
【請求項5】
請求項1~3いずれか1項に記載の機能性衣服において、前記腰ベルトは、前記第二の伸縮性生地で構成されていることを特徴とする機能性衣服。
【請求項6】
請求項4記載の機能性衣服において、前記腰ベルトは、前記第二の伸縮性生地で構成されていることを特徴とする機能性衣服。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、着用者の姿勢保持機能、骨盤の安定化機能及び前屈み状態からの起き上がり動作を支援する機能を有する機能性衣服に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、建設業界や介護、物流業界などにおいては、現場作業に従事する作業者の高齢化の進行が問題になっている。
【0003】
たとえば、建設業の作業現場では、中腰やしゃがんだ姿勢で長時間行う作業や、資材などの持ち上げ時などの前屈みと起き上がりの動作を伴う作業など、作業者の身体にかかる負荷が大きい作業が多くあるが、近年、この建設業界においては、前述したように、現場作業に従事する作業者の高齢化が進み、作業効率の低下や腰痛などの身体的負傷の問題が増加している。
【0004】
従来、このような問題を解決するため、たとえば特許文献1に示す作業補助スーツ(以下、「従来例」という。)が提案されている。
【0005】
この従来例は、図12に示すように、体側支援用弾性体21及び腰部支援用弾性体22を備え、これらの弾性体の作用により作業者の動作を支援するように構成されている。
【0006】
具体的には、体側支援用弾性体21は、作業用着衣本体部分20の脇の下付近からウエスト付近まで至る体側に沿って設けられており、着用者が体側を曲げたり、ひねったりする動作に伴い弾性力を発生し、この弾性力により、体側を曲げた姿勢やひねった姿勢からの復帰動作を支援するように構成されている。
【0007】
また、腰部支援用弾性体22は、作業用着衣本体部分20のウエスト背面に上下方向に沿って設けられており、着用者の腰を曲げる動作に伴い、弾性力を発生し、この弾性力により、腰を曲げた姿勢からの復帰動作を支援するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第6671746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来例は、体側支援用弾性体21及び腰部支援用弾性体22として、金属製の板バネやコイルバネを用いた構成であるため、体側支援用弾性体21や腰部支援用弾性体22を設けた部位はこれらが芯地となって柔軟性が乏しくなり、これにより、違和感が生じ着心地が悪く、また、体側支援用弾性体21及び腰部支援用弾性体22により、復帰動作は支援されるものの、体側の曲げ動作や腰の曲げ動作を行う際は、これらが負荷となり動作がしづらいと感じる場合がある。
【0010】
さらに、従来例は、上述したように、体側を曲げた姿勢やひねった姿勢からの復帰動作や腰を曲げた姿勢からの復帰動作を支援することを目的としたものであるため、着用により動作にかかる負荷が軽減されるとしても、着用者の身体、たとえば、傷め易い腰や胴回りを保護する機能に乏しく、場合によっては腰などを痛めてしまうおそれがある。
(【0011】以降は省略されています)

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