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公開番号
2025000229
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2023099962
出願日
2023-06-19
発明の名称
セルロース繊維衣料及びセルロース繊維衣料の製造方法
出願人
グンゼ株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
D06M
11/71 20060101AFI20241224BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】保湿性に優れたセルロース繊維衣料及び該セルロース繊維衣料の製造方法を提供する。
【解決手段】セルロース繊維を含むセルロース繊維衣料であって、前記セルロース繊維を構成するセルロースの少なくとも一部がリン酸エステル化されているセルロース繊維衣料。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
セルロース繊維を含むセルロース繊維衣料であって、前記セルロース繊維を構成するセルロースの少なくとも一部がリン酸エステル化されていることを特徴とするセルロース繊維衣料。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
セルロースのリン酸エステル基の導入量が0.2mmol/g以上であることを特徴とする請求項1記載のセルロース繊維衣料。
【請求項3】
セルロースの重合度が800以上であることを特徴とする請求項1又は2記載のセルロース繊維衣料。
【請求項4】
セルロース繊維衣料に含まれる繊維中におけるセルロース繊維の含有量が10%以上であることを特徴とする請求項1又は2記載のセルロース繊維衣料。
【請求項5】
セルロース繊維からなる生地を尿素及びリン酸系化合物を含有する反応液に浸漬した後に絞るパディング工程と、前記パディング工程後の前記生地を乾燥させるエージング工程と、前記エージング工程後の前記生地を加熱する反応工程とを有することを特徴とするセルロース繊維衣料の製造方法。
【請求項6】
反応液中の尿素含有量が1%owf以上であることを特徴とする請求項5記載のセルロース繊維衣料の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、保湿性に優れたセルロース繊維衣料及び該セルロース繊維衣料の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
肌着等の綿衣料製品(セルロース繊維衣料)には、高い吸湿性と放湿性とが求められている。このような高い吸湿性と放湿性を備える綿衣料製品(セルロース繊維衣料)を得る方法としては、原料となるセルロース繊維を親水性化処理する方法が挙げられる。セルロース繊維を親水性化処理する方法としては、種々のものが知られており、代表的な例としては、セルロースの水酸基をカルボキシル基に酸化する方法がある。
【0003】
セルロース中の水酸基をカルボキシル基に酸化する具体的な方法としては、例えば、2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-N-オキシル(TEMPO)のようなN-オキシル化合物と、ハロゲン系の酸化剤を含む反応溶液中で、助触媒の存在下、原料セルロース繊維を酸化させる酸化処理を行う方法が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2011/024807号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
衣料製品に要求される性質としては、上記吸湿性と放湿性に加えて保湿性も挙げられる。しかしながら、従来の綿衣料製品は、保湿性が充分ではなく美容等の観点からも保湿性の高い綿衣料製品が求められている。
【0006】
本発明は、上記現状に鑑み、保湿性に優れたセルロース繊維衣料及び該セルロース繊維衣料の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の開示1~6を含む。以下に本発明を詳述する。
[開示1]
セルロース繊維を含むセルロース繊維衣料であって、前記セルロース繊維を構成するセルロースの少なくとも一部がリン酸エステル化されていることを特徴とするセルロース繊維衣料。
[開示2]
セルロースのリン酸エステル基の導入量が0.2mmol/g以上であることを特徴とする開示1記載のセルロース繊維衣料。
[開示3]
セルロースの重合度が800以上であることを特徴とする開示1又は2記載のセルロース繊維衣料。
[開示4]
セルロース繊維衣料に含まれる繊維中におけるセルロース繊維の含有量が10%以上であることを特徴とする開示1~3のいずれかに記載のセルロース繊維衣料。
[開示5]
セルロース繊維からなる生地を尿素及びリン酸系化合物を含有する反応液に浸漬した後に絞るパディング工程と、前記パディング工程後の前記生地を乾燥させるエージング工程と、前記エージング工程後の前記生地を加熱する反応工程とを有することを特徴とするセルロース繊維衣料の製造方法。
[開示6]
反応液中の尿素含有量が1%owf以上であることを特徴とする開示5記載のセルロース繊維衣料の製造方法。
【0008】
本発明者らは鋭意検討した結果、セルロース繊維衣料のセルロースに含まれるヒドロキシ基を少なくとも一部リン酸エステル化することで保湿性が向上することを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
本発明のセルロース繊維衣料は、セルロース繊維を含む。
上記セルロース繊維の原料としては、植物、動物、バクテリア産生ゲル等の天然セルロース繊維のほか、再生セルロース繊維であってもよい。具体的には例えば、綿、麻、パルプ、バクテリアセルロース等の天然セルロース繊維や、レーヨンやキュプラ等の再生セルロース繊維を用いることができる。
上記レーヨンとしては、例えば、ビスコースレーヨン、銅アンモニアレーヨン、ポリノジックレーヨン等を挙げることができる。なかでも、強度、肌触りの観点から綿が好ましい。
【0010】
上記セルロース繊維の形態としては、フィラメント、ステープル、紐等の糸状物のほか、織編物や不織布等の布帛等が挙げられる。また、繊維の構造組織としては、混繊、混紡、混織、交織、交編したものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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