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公開番号2024154917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069141
出願日2023-04-20
発明の名称乾燥装置
出願人リンナイ株式会社
代理人弁理士法人ぱてな
主分類D06F 58/38 20200101AFI20241024BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】異常停止の頻度を低下させ、ユーザの利便性を向上させることができる乾燥装置を提供する。
【解決手段】乾燥装置1において、制御部3は、燃料ガスの供給量を第1流量FR1としてバーナ50による燃焼を開始した後、給気温度が第1時間T1未満で第1温度SH2まで上昇する第1状態であるか否かを判断する第1判断ステップS110~S119を実行する。制御部3は第1状態であると判断した場合、供給量を第1流量FR1よりも少ない第2流量FR2に変更し、給気温度が低下する程度に基づいて、乾燥室81からの混合ガスの排出に異常がある閉塞異常であるか否かを判断する第2判断ステップS120~S128を実行する。制御部3は閉塞異常であると判断した場合、報知ステップS130及び停止ステップS131、の少なくとも一方を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
燃料ガスを供給する燃料供給装置と、
空気を取り入れて前記燃料供給装置から供給される前記燃料ガスを燃焼させ、燃焼排気と空気とが混合した高温の混合ガスを生成するバーナと、
被乾燥物を収容する乾燥室と、
前記バーナから前記乾燥室に前記混合ガスを案内する給気通路と、
前記乾燥室に前記混合ガスを供給する送風ファンと、
前記乾燥室から前記混合ガスを排出する排気通路と、
前記給気通路内で前記混合ガスの給気温度を測定する温度測定装置と、
前記燃料供給装置、前記バーナ及び前記送風ファンを制御するとともに、前記温度測定装置が測定する前記給気温度を取得する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記燃料ガスの供給量を第1流量として前記バーナによる燃焼を開始した後、前記給気温度が第1時間未満で第1温度まで上昇する第1状態であるか否かを判断する第1判断ステップを実行し、
前記制御部は、前記第1状態であると判断した場合、前記供給量を前記第1流量よりも少ない第2流量に変更し、前記給気温度が低下する程度に基づいて、前記乾燥室からの前記混合ガスの排出に異常がある閉塞異常であるか否かを判断する第2判断ステップを実行し、
前記制御部は、前記閉塞異常であると判断した場合、前記閉塞異常を報知する報知ステップ、及び、前記燃料供給装置と前記バーナとを停止させる停止ステップ、の少なくとも一方を実行するように構成されていることを特徴とする乾燥装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1判断ステップにおいて前記給気温度の上昇勾配を測定し、前記上昇勾配が異常判定値以上である場合、前記閉塞異常であると判断して前記第1判断ステップを終了し、前記第2判断ステップを実行することなく、前記報知ステップ及び前記停止ステップの少なくとも一方を実行する請求項1記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1判断ステップにおいて前記給気温度の上昇勾配を測定し、前記上昇勾配が正常判定値以下である場合、前記閉塞異常ではないと判断して前記第1判断ステップを終了し、前記第2判断ステップを実行しない請求項1又は2記載の乾燥装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は乾燥装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の乾燥装置の一例であるガス衣類乾燥機が開示されている。このガス衣類乾燥機は、ガスバーナ、ドラム、温風路、ファン、排気口、温度検出センサ及び制御部を備えている。
【0003】
ガスバーナは、空気を取り入れて外部から供給される燃料ガスを燃焼させ、燃焼排気と空気とが混合した高温の混合ガスを生成する。ドラムは、衣類を収容する。温風路は、ガスバーナからドラムに混合ガスを案内する。
【0004】
ファンは、ドラムに混合ガスを供給する。ファンのドラム側には、フィルタが設けられている。排気口は、ドラムから混合ガスを排出する。温度検出センサは、温風路内で混合ガスの給気温度を測定する。制御部は、ガスバーナ及びファンを制御するとともに、温度検出センサが測定する給気温度を取得する。
【0005】
制御部は、ガスバーナによる燃焼を開始した後、一定時間内の給気温度の上昇勾配を監視回路で演算し、この上昇勾配が設定値を超えた場合に、フィルタの閉塞異常を判断し、報知回路を駆動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平6-319899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上記のガス衣類乾燥機のような従来の乾燥装置では、燃焼開始後の給気温度が急激に上昇し易い。このため、給気温度の上昇勾配の設定値に対する大小関係に基づいて閉塞異常を判断する場合、閉塞異常であるにもかかわらず閉塞異常ではないと誤判断することを抑制するために、設定値を低めに設定する必要がある。
【0008】
しかしながら、この場合、閉塞異常でないにもかかわらず閉塞異常であると誤判断し易くなる。その結果、この乾燥装置は、異常停止の頻度を低下させ難く、ユーザの利便性を向上させることが難しい。
【0009】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、異常停止の頻度を低下させ、ユーザの利便性を向上させることができる乾燥装置を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の乾燥装置は、燃料ガスを供給する燃料供給装置と、
空気を取り入れて前記燃料供給装置から供給される前記燃料ガスを燃焼させ、燃焼排気と空気とが混合した高温の混合ガスを生成するバーナと、
被乾燥物を収容する乾燥室と、
前記バーナから前記乾燥室に前記混合ガスを案内する給気通路と、
前記乾燥室に前記混合ガスを供給する送風ファンと、
前記乾燥室から前記混合ガスを排出する排気通路と、
前記給気通路内で前記混合ガスの給気温度を測定する温度測定装置と、
前記燃料供給装置、前記バーナ及び前記送風ファンを制御するとともに、前記温度測定装置が測定する前記給気温度を取得する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記燃料ガスの供給量を第1流量として前記バーナによる燃焼を開始した後、前記給気温度が第1時間未満で第1温度まで上昇する第1状態であるか否かを判断する第1判断ステップを実行し、
前記制御部は、前記第1状態であると判断した場合、前記供給量を前記第1流量よりも少ない第2流量に変更し、前記給気温度が低下する程度に基づいて、前記乾燥室からの前記混合ガスの排出に異常がある閉塞異常であるか否かを判断する第2判断ステップを実行し、
前記制御部は、前記閉塞異常であると判断した場合、前記閉塞異常を報知する報知ステップ、及び、前記燃料供給装置及び前記バーナを停止させる停止ステップ、の少なくとも一方を実行するように構成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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