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公開番号2025091602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206930
出願日2023-12-07
発明の名称衣類乾燥機
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類D06F 58/45 20200101AFI20250612BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】従来とは異なる原理によって乾燥フィルタの目詰まりを検知可能な衣類乾燥機を提供する。
【解決手段】衣類乾燥機は、乾燥室と、循環風路と、乾燥風を加熱する加熱部と、循環風路内に設けられた乾燥フィルタと、排気口と開閉部とを有し循環風路内を流れる乾燥風の一部を循環風路の外部に排気可能な排気機構と、加熱工程中に排気口を開く開動作を含む乾燥運転を実行可能な運転処理部と、予め設定された基準温度に対する相対的な温度差を検出し、開動作の実行後の温度差の上昇速度が、閾値よりも低下しない場合に、乾燥フィルタに目詰まりが発生していると判定する判定処理を実行可能な判定処理部と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
衣類を収容可能で衣類の乾燥に用いる乾燥風の入口である乾燥風入口と前記乾燥風の出口である乾燥風出口とを有する乾燥室と、
前記乾燥室の外部に設けられて前記乾燥風入口と前記乾燥風出口とを繋ぎ前記乾燥風が前記乾燥風出口から前記乾燥風入口に向かって流れて前記乾燥室との間で循環可能に構成された循環風路と、
前記循環風路内に設けられて前記乾燥風を加熱する加熱部と、
前記循環風路内において前記乾燥風出口と前記加熱部との間に設けられて前記循環風路内を流れる前記乾燥風に含まれるリントを捕集する乾燥フィルタと、
前記循環風路内に設けられて前記循環風路の内部と外部とを連通する排気口と、前記排気口を開閉可能な開閉部と、を有し、前記循環風路内を流れる前記乾燥風の一部を前記循環風路の外部に排気可能な排気機構と、
前記加熱部によって加熱された前記乾燥風を前記乾燥室内に供給し前記乾燥室内の衣類の乾燥を行う運転であって、前記乾燥室内の衣類の温度を上昇させる加熱工程中に前記排気口を開く開動作を含む乾燥運転を実行可能な運転処理部と、
予め設定された基準温度に対する相対的な温度差を検出し、前記開動作の実行後の前記温度差の上昇速度が、閾値よりも低下しない場合に、前記乾燥フィルタに目詰まりが発生していると判定する判定処理を実行可能な判定処理部と、を備える、
衣類乾燥機。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記判定処理部は、前記開動作の実行前の前記温度差の上昇速度を、前記閾値に設定する処理を含む、
請求項1に記載の衣類乾燥機。
【請求項3】
前記判定処理部は、前記開動作の実行前の前記温度差の上昇速度に対して予め設定された割合を、前記閾値に設定する処理を含む、
請求項1に記載の衣類乾燥機。
【請求項4】
前記判定処理部は、前記乾燥運転の実行前に予め設定された値を前記閾値に設定する処理を含む、
請求項1に記載の衣類乾燥機。
【請求項5】
前記判定処理部は、前記閾値を、室温、衣類の重量、又は衣類の布質毎に設定可能である、
請求項1に記載の衣類乾燥機。
【請求項6】
前記判定処理部は、前記乾燥室から流出する前記乾燥風の温度を前記基準温度とし、前記乾燥室に流入する前記乾燥風の温度と前記乾燥室から流出する前記乾燥風の温度との温度差を検出する、
請求項1に記載の衣類乾燥機。
【請求項7】
圧縮機と、凝縮器と、蒸発器と、を有するヒートポンプユニットを更に備え、
前記加熱部は、前記凝縮器で構成され、
前記判定処理部は、0℃を前記基準温度とし、前記圧縮機の吐出側の温度、前記凝縮器の温度、又は前記乾燥室に流入する前記乾燥風の温度のいずれか1つの温度を前記温度差として検出する、
請求項1に記載の衣類乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、衣類乾燥機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、循環風路を備えた衣類乾燥機がある。このような衣類乾燥機は、循環風路内に設けたヒートポンプユニットの凝縮器や電熱ヒータ等の加熱部によって、循環風路を流れる空気を加熱し、その加熱によって生成された温風を再び乾燥室内に戻して循環させることで、乾燥室の衣類を乾燥させる。
【0003】
衣類乾燥機は、乾燥時に衣類を撹拌するため、衣類同士の摩擦や乾燥風によって衣類からリントが発生する。このリントが、循環風路を詰まらせて乾燥を阻害することを抑制するために、循環風路上には、乾燥室から加熱部に至るまでの経路上にリントを捕集するための乾燥フィルタが設けられている。しかし、この乾燥フィルタがリントで詰まった場合、循環風路を流れる乾燥風の風量が低下し、乾燥風の適切な加熱が阻害される。
【0004】
そのため、このような衣類乾燥機では、乾燥フィルタを頻繁に掃除することを求めており、また、乾燥フィルタに目詰まりが発生した場合でも速やかに掃除できるように、乾燥フィルタの目詰まりを監視している。従来、乾燥フィルタの目詰まりの検知の方法としては、例えば加熱部への空気の流入口付近と、加熱部からの空気の流出部付近の温度を監視し、その温度が所定の上昇率を越えて上昇するか、又は2つの温度差が所定値以上になった場合に、乾燥フィルタに目詰まりが発生していると判断する方法がある。
【0005】
そして、従来の衣類乾燥機では、例えば乾燥フィルタの目詰まりを見越して、乾燥運転の時間を予め長目に設定しておき、乾燥フィルタの目詰まりが発生しなかった場合には乾燥運転の時間を短縮して終了する等の制御を行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-37716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した従来の構成では、乾燥フィルタの目詰まりの検知精度が良いとはいえず、そのため、目詰まりが発生していないにも関わらず、長目に設定された時間で乾燥運転を行ってしまい、その結果、過乾燥気味になり易いという事情があった。また、何らかの影響によって乾燥フィルタの目詰まりが正しく検知できなかった場合には、適切な乾燥が行われずに、衣類が生乾きの状態で乾燥運転が終了してしまうこともあった。
【0008】
そこで、従来とは異なる原理によって乾燥フィルタの目詰まりを検知できる衣類乾燥機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態による衣類乾燥機は、衣類を収容可能で衣類の乾燥に用いる乾燥風の入口である乾燥風入口と前記乾燥風の出口である乾燥風出口とを有する乾燥室と、前記乾燥室の外部に設けられて前記乾燥風入口と前記乾燥風出口とを繋ぎ前記乾燥風が前記乾燥風出口から前記乾燥風入口に向かって流れて前記乾燥室との間で循環可能に構成された循環風路と、前記循環風路内に設けられて前記乾燥風を加熱する加熱部と、前記循環風路内において前記乾燥風出口と前記加熱部との間に設けられて前記循環風路内を流れる前記乾燥風に含まれるリントを捕集する乾燥フィルタと、前記循環風路内に設けられて前記循環風路の内部と外部とを連通する排気口と、前記排気口を開閉可能な開閉部と、を有し、前記循環風路内を流れる前記乾燥風の一部を前記循環風路の外部に排気可能な排気機構と、前記加熱部によって加熱された前記乾燥風を前記乾燥室内に供給し前記乾燥室内の衣類の乾燥を行う運転であって、前記乾燥室内の衣類の温度を上昇させる加熱工程中に前記排気口を開く開動作を含む乾燥運転を実行可能な運転処理部と、予め設定された基準温度に対する相対的な温度差を検出し、前記開動作の実行後の前記温度差の上昇速度が、閾値よりも低下しない場合に、前記乾燥フィルタに目詰まりが発生していると判定する判定処理を実行可能な判定処理部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0010】
衣類乾燥機を洗濯乾燥機に適用した一実施形態について、洗濯乾燥機の概略構成を示す断面図
衣類乾燥機を洗濯乾燥機に適用した一実施形態について、洗濯乾燥機の概略構成を示す図
衣類乾燥機を洗濯乾燥機に適用した一実施形態について、電気的構成を示すブロック図
衣類乾燥機を洗濯乾燥機に適用した一実施形態について、乾燥運転における制御内容の一例を示すフローチャート
衣類乾燥機を洗濯乾燥機に適用した一実施形態について、加熱工程における制御内容の一例を示すフローチャート
衣類乾燥機を洗濯乾燥機に適用した一実施形態について、加熱工程及び乾燥検知工程における温度差の推移を示す図
衣類乾燥機を洗濯乾燥機に適用した一実施形態について、開動作の実行条件を加熱工程の開始から開動作までの時間とした場合の一例を示す図
衣類乾燥機を洗濯乾燥機に適用した一実施形態について、判定処理において温度差の上昇速度の閾値の一例を示す図
衣類乾燥機を洗濯乾燥機に適用した一実施形態について、乾燥フィルタに詰まりが発生していない場合における乾燥検知工程の終了条件の一例を示す図
衣類乾燥機を洗濯乾燥機に適用した一実施形態について、乾燥フィルタに詰まりが発生した場合における乾燥検知工程の終了条件の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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