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公開番号2025097831
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023214269
出願日2023-12-19
発明の名称脱色装置
出願人株式会社ミマキエンジニアリング
代理人個人,個人,個人
主分類D06C 15/02 20060101AFI20250624BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】ユーザに負担をかけずに脱色対象物を脱色する。
【解決手段】脱色装置100の溶媒付与部30は、色素により着色された繊維を含む脱色対象物200に、上記繊維から上記色素を脱離させることが可能な溶媒400を付与する。熱プレス部60は、溶媒400が付与された脱色対象物200と、脱色対象物200に重ねられた、脱色対象物200から色素を含む溶媒400を吸収する吸収体300とに対して、熱を加えながら圧力を加える。対象物搬送部40AA,40ABは、溶媒400が付与されていない脱色対象物200を溶媒付与位置まで搬送し、溶媒400が付与された脱色対象物200を熱プレス位置まで搬送する。吸収体搬送部50は、脱色対象物200の搬送に合わせて吸収体300を熱プレス位置まで搬送する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
色素により着色された繊維を含む脱色対象物に、前記繊維から前記色素を脱離させることが可能な溶媒を付与する溶媒付与手段と、
前記溶媒が付与された前記脱色対象物と、前記脱色対象物に重ねられた、前記脱色対象物から前記色素を含む前記溶媒を吸収する吸収体とに対して、熱を加えながら圧力を加える熱プレス手段と、
前記溶媒が付与されていない前記脱色対象物を溶媒付与位置まで搬送し、前記溶媒が付与された前記脱色対象物を熱プレス位置まで搬送する対象物搬送手段と、
前記脱色対象物の搬送に合わせて前記吸収体を前記熱プレス位置まで搬送する吸収体搬送手段と、を備える、
脱色装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記脱色対象物と前記吸収体との何れに対しても同一箇所に複数回の熱プレスが実行されないように前記対象物搬送手段と前記吸収体搬送手段とを制御する制御手段を備える、
請求項1に記載の脱色装置。
【請求項3】
前記対象物搬送手段は、
前記溶媒が付与されていない前記脱色対象物を前記溶媒付与位置まで搬送する第1搬送ベルトと、
前記溶媒が付与された前記脱色対象物を前記熱プレス位置まで搬送する第2搬送ベルトと、を備える、
請求項1又は2に記載の脱色装置。
【請求項4】
前記対象物搬送手段は、
ロール状に巻かれた前記脱色対象物を繰り出す第1繰出ローラと、
前記第1繰出ローラにより繰り出された前記脱色対象物を巻き取る第1巻取ローラと、を備える、
請求項1又は2に記載の脱色装置。
【請求項5】
前記溶媒付与手段は、前記溶媒を貯留する溶媒貯留槽を備え、
前記対象物搬送手段は、前記溶媒貯留槽に貯留された前記溶媒の中を通過する搬送経路に沿って前記脱色対象物を搬送する、
請求項4に記載の脱色装置。
【請求項6】
前記溶媒付与手段は、前記脱色対象物の表面に向けて前記溶媒を吐出する吐出ヘッドを備える、
請求項1又は2に記載の脱色装置。
【請求項7】
前記吸収体搬送手段は、
ロール状に巻かれた前記吸収体を繰り出す第2繰出ローラと、
前記第2繰出ローラにより繰り出された前記吸収体を巻き取る第2巻取ローラと、を備える、
請求項1又は2に記載の脱色装置。
【請求項8】
前記吸収体搬送手段は、
シート状に形成された前記吸収体を収納する供給トレイと、
前記供給トレイに収納された前記吸収体を前記熱プレス位置に向けて送り出す供給ローラと、を備える、
請求項1又は2に記載の脱色装置。
【請求項9】
前記吸収体搬送手段は、前記熱プレス手段による加圧により前記脱色対象物に密着した前記吸収体を前記脱色対象物から引き剥がす引剥手段を備える、
請求項8に記載の脱色装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、脱色装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在、転写印刷を用いて布帛に印刷する技術が知られている。転写印刷は、転写用シートに転写用のインクで画像を描き、転写用シートに描かれた画像を布帛に転写する印刷方法である。また、布帛のリサイクルのために、画像が描かれた布帛から画像を除去するために布帛を脱色する技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、染色された布帛に対して抜染剤をインクジェット方式で印刷して抜染する技術が記載されている。特許文献1には、このような抜染のための抜染インクを吐出するインクジェット印刷装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-224128号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、一般的に、脱色対象物の脱色には、脱色対象物への溶媒の付与に加え、脱色対象物と溶媒を吸収する吸収体とへの熱プレス、脱色対象物への吸収体の供給、脱色対象物の搬送等の処理が必要である。ここで、脱色対象物の脱色に必要なこれらの一連の処理は、なるべくユーザに手間をかけずに自動で実行されることが望ましい。特許文献1に記載されたインクジェット印刷装置は、脱色に必要なこれらの一連の処理を自動で実行可能な装置ではない。このため、ユーザに負担をかけずに脱色対象物を脱色する技術が望まれている。
【0006】
本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ユーザに負担をかけずに脱色対象物を脱色する脱色装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示に係る脱色装置は、
色素により着色された繊維を含む脱色対象物に、前記繊維から前記色素を脱離させることが可能な溶媒を付与する溶媒付与手段と、
前記溶媒が付与された前記脱色対象物と、前記脱色対象物に重ねられた、前記脱色対象物から前記色素を含む前記溶媒を吸収する吸収体とに対して、熱を加えながら圧力を加える熱プレス手段と、
前記溶媒が付与されていない前記脱色対象物を溶媒付与位置まで搬送し、前記溶媒が付与された前記脱色対象物を熱プレス位置まで搬送する対象物搬送手段と、
前記脱色対象物の搬送に合わせて前記吸収体を前記熱プレス位置まで搬送する吸収体搬送手段と、を備える。
【0008】
前記脱色対象物と前記吸収体との何れに対しても同一箇所に複数回の熱プレスが実行されないように前記対象物搬送手段と前記吸収体搬送手段とを制御する制御手段を備えてもよい。
【0009】
前記対象物搬送手段は、
前記溶媒が付与されていない前記脱色対象物を前記溶媒付与位置まで搬送する第1搬送ベルトと、
前記溶媒が付与された前記脱色対象物を前記熱プレス位置まで搬送する第2搬送ベルトと、を備えてもよい。
【0010】
前記対象物搬送手段は、
ロール状に巻かれた前記脱色対象物を繰り出す第1繰出ローラと、
前記第1繰出ローラにより繰り出された前記脱色対象物を巻き取る第1巻取ローラと、を備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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