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公開番号2025087321
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201894
出願日2023-11-29
発明の名称繊維製品の製造方法
出願人日華化学株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類D06M 13/395 20060101AFI20250603BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】優れた撥水性を有する繊維製品を製造する方法を開示する。
【解決手段】本開示の繊維製品の製造方法は、繊維材料に対して、イソシアネート化合物を接触させること、及び、前記イソシアネート化合物と接触させた後の前記繊維材料に対して、非フッ素系撥水成分を接触させること、を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
繊維材料に対して、イソシアネート化合物を接触させること、及び
前記イソシアネート化合物と接触させた後の前記繊維材料に対して、非フッ素系撥水成分を接触させること、
を含む、繊維製品の製造方法。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記イソシアネート化合物が、ポリイソシアネートである、
請求項1に記載の繊維製品の製造方法。
【請求項3】
前記イソシアネート化合物が、脂肪族イソシアネート、芳香族イソシアネート、芳香族脂肪族イソシアネート、及び、脂環族イソシアネートのうちの少なくとも1種である、
請求項1に記載の繊維製品の製造方法。
【請求項4】
前記イソシアネート化合物が、非ブロックドイソシアネートである、
請求項1~3のいずれか1項に記載の繊維製品の製造方法。
【請求項5】
前記非フッ素系撥水成分が、アクリル系化合物、シリコーン系化合物、ワックス系化合物、ウレタン系化合物、及び、デンドリマー系化合物のうちの少なくとも1種である、
請求項1~3のいずれか1項に記載の繊維製品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は繊維製品の製造方法を開示する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
フッ素含有基を有するフッ素系撥水剤が知られている。繊維製品等の物品をフッ素系撥水剤で処理することにより、当該物品に優れた撥水性を付与することができる。フッ素系撥水剤は、一般にフルオロアルキル基を有する単量体を重合又は共重合させることにより製造される。十分な撥水性を発現するためにはフルオロアルキル基の配向性を整える必要があり、通常、物品にフッ素系撥水剤を付着させた後に130℃を超える温度で熱処理が施される。しかしながら、このような熱処理を行うことは、省エネルギー化の観点からは望ましくない。また、フルオロアルキル基を有する単量体は、高価であるだけでなく、難分解性であるため環境への負荷が大きい。このような事情から、近年、フッ素を含まない非フッ素系撥水剤を用いて繊維製品等の物品を処理することにより、当該物品に優れた撥水性を付与する技術が検討されている。例えば、特許文献1~3には、アニオン性化合物で前処理した繊維に対して、非フッ素系撥水剤を接触させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-210704号公報
特開2019-026965号公報
国際公開第2015/083627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非フッ素系撥水剤を用いた従来技術には、依然として改善の余地がある。例えば、天然繊維における洗濯耐久撥水性や、合成繊維におけるブンデスマン降雨試験といった厳しい条件における撥水性が、十分なものとならない場合がある。この点、繊維製品に対して優れた撥水性(例えば、天然繊維における洗濯耐久撥水性や合成繊維におけるブンデスマン降雨試験後の撥水性(ブンデスマン撥水性))を付与可能な新たな技術が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願は上記課題を解決するための手段として、以下の複数の態様を開示する。
<態様1>
繊維材料に対して、イソシアネート化合物を接触させること、及び
前記イソシアネート化合物と接触させた後の前記繊維材料に対して、非フッ素系撥水成分を接触させること、
を含む、繊維製品の製造方法。
<態様2>
前記イソシアネート化合物が、ポリイソシアネートである、
態様1の繊維製品の製造方法。
<態様3>
前記イソシアネート化合物が、脂肪族イソシアネート、芳香族イソシアネート、芳香族脂肪族イソシアネート、及び、脂環族イソシアネートのうちの少なくとも1種である、
態様1又は2の繊維製品の製造方法。
<態様4>
前記イソシアネート化合物が、非ブロックドイソシアネートである、
態様1~3のいずれかの繊維製品の製造方法。
<態様5>
前記非フッ素系撥水成分が、アクリル系化合物、シリコーン系化合物、ワックス系化合物、ウレタン系化合物、及び、デンドリマー系化合物のうちの少なくとも1種である、
態様1~4のいずれかの繊維製品の製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本開示の製造方法によれば、繊維材料に対して、イソシアネート化合物を接触させた後に、非フッ素系撥水成分を接触させることで、当該繊維材料に対する非フッ素系撥水成分の接着性が向上し、当該繊維材料に優れた撥水性を付与することができる。本開示の技術によれば、例えば、優れた初期撥水性、耐久撥水性及びブンデスマン撥水性を有する繊維製品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ブンデスマン降雨試験における評価基準を示している。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態に係る繊維製品の製造方法について説明するが、本開示の繊維製品の製造方法は、この形態に限定されるものではない。
【0009】
一実施形態に係る繊維製品の製造方法は、繊維材料に対して、イソシアネート化合物を接触させること、及び、前記イソシアネート化合物と接触させた後の前記繊維に対して、非フッ素系撥水成分を接触させること、を含む。言い換えれば、一実施形態に係る繊維製品の製造方法は、繊維材料に対してイソシアネート化合物による前処理を行った後に、非フッ素系撥水成分による撥水処理を行う。
【0010】
1.前処理
一実施形態に係る繊維製品の製造方法においては、前処理として、繊維材料に対してイソシアネート化合物を接触させる。
(【0011】以降は省略されています)

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