TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025096965
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023212998
出願日2023-12-18
発明の名称衣類処理装置
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類D06F 33/65 20200101AFI20250623BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】省エネルギーに配慮しつつ衣類のしわ付きを改善できる衣類処理装置を提供する。
【解決手段】衣類処理装置は、衣類を収容する回転槽と、回転槽を回転駆動する回転槽モータと、外箱内に設けられて空気入口に接続されるダクトと、ダクト内に配置された加湿促進部材と、回転槽に送風する送風装置と、加湿促進部材に外箱外部の給水源からの水を供給する給水経路と、給水経路を開閉する給水弁と、回転槽モータと送風装置とを制御して衣類を乾燥させる乾燥工程と、送風装置の動作と給水弁の開閉とを制御して回転槽内に湿気を与える加湿工程と、を実行する制御装置と、を備える。制御装置は、加湿工程において、給水弁を開放する給水動作を実行し、加湿工程における送風装置の送風量を乾燥工程における送風装置の送風量よりも小さく設定し、又は加湿工程における送風装置の回転速度を乾燥工程における送風装置の回転速度よりも低く設定する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
外箱と、
前記外箱内に設けられ、空気入口を有する外槽と、
前記外槽内に回転可能に設けられ、内部に衣類を収容する回転槽と、
前記回転槽を回転駆動する回転槽モータと、
前記外箱内に設けられて前記空気入口に接続されるダクトと、
前記ダクト内に配置された加湿促進部材と、
前記ダクトを通して前記回転槽に送風する送風装置と、
前記加湿促進部材に前記外箱外部の給水源からの水を供給する給水経路と、
前記給水経路を開閉する給水弁と、
前記回転槽モータと前記送風装置とを制御して衣類を乾燥させる乾燥工程と、前記送風装置の動作と前記給水弁の開閉とを制御して前記回転槽内に湿気を与える加湿工程と、を実行する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記加湿工程において、前記給水弁を開放する給水動作を実行し、前記加湿工程における前記送風装置の送風量を前記乾燥工程における前記送風装置の送風量よりも小さく設定し、又は前記加湿工程における前記送風装置の回転速度を前記乾燥工程における前記送風装置の回転速度よりも低く設定する、
衣類処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記加湿工程において、前記加湿工程における前記送風装置の送風量を前記乾燥工程における前記送風装置の送風量よりも低く設定し、又は前記送風装置の回転速度を前記乾燥工程における前記送風装置の回転速度よりも低く設定する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項3】
前記加湿促進部材は熱交換器であり、
前記衣類処理装置は、前記熱交換器に冷媒を供給する圧縮機を備え、
前記制御装置は、前記加湿工程を実行する前の期間において、前記圧縮機を駆動するとともに前記送風装置を前記加湿工程における送風量よりも小さい送風量で又は前記加湿工程における回転速度よりも低い回転速度で駆動する加温工程を実行する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項4】
前記加湿工程は、第1の送風工程と、前記第1の送風工程後に実行される第2の送風工程とを含んで構成され、
前記制御装置は、前記第1の送風工程において前記送風装置を第1回転速度で動作させ、前記第2の送風工程において前記送風装置を前記第1回転速度よりも低い第2回転速度で動作させる、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項5】
前記制御装置は、前記加湿工程において、前記回転槽モータの回転速度を、衣類が前記回転槽と共に前記回転槽の上部まで上昇してから剥がれ落ちる程度の速度に設定する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記給水動作の実行後所定の期間が経過するまでの間前記第1の送風工程を実行し、前記所定の期間経過後に前記第2の送風工程を実行する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項7】
前記ダクト内の湿度を検知する湿度検知部を備え、
前記制御装置は、前記給水動作の実行後前記所定の期間経過後の前記湿度検知部による検知湿度が所定の閾値未満である場合、再度給水動作を実行する、
請求項5に記載の衣類処理装置。
【請求項8】
前記外槽は空気出口を有しており、
前記ダクトは前記空気出口と前記空気入口とを接続する風路を形成しており、
前記ダクトは、機外に連通する排気口と、前記排気口を開閉する開閉装置とを有し、
前記制御装置は、前記加湿工程の後に前記乾燥工程を実行し、前記乾燥工程の初期において、前記開閉装置を制御して前記排気口を開放する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項9】
前記回転槽内に厚物衣類が収容されていることを検知する厚物検知部を備え、
前記制御装置は、前記厚物検知部が厚物衣類を検知した場合、厚物衣類を検知しない場合よりも前記加湿工程の期間を長く設定する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の衣類処理装置。
【請求項10】
前記加湿促進部材は蒸発器と凝縮器とを含む熱交換器であり、
前記衣類処理装置は、前記凝縮器の温度を検知する凝縮器温度検知部を備え、
前記制御装置は、前記加湿工程において前記凝縮器温度検知部の検知温度が所定の温度以下である場合には、前記給水動作を停止する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の衣類処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、衣類処理装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、洗濯機能と乾燥機能とを備えた洗濯乾燥機が知られている。また、そのような洗濯乾燥機の中には、衣類のしわを伸ばして取り除く機能を有する洗濯乾燥機が開発されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、内槽であるドラムの底部と外槽との間に、ヒータである加熱部と、加熱部の周囲に水を一時的に溜めておくための水受け部と、が設けられており、ドラムに衣類を入れた状態で加熱部においてスチームを発生させ衣類を湿らせ、その後送風ファンでドラムの内部に空気を送り衣類を乾燥させることで、衣類のしわをとりのぞくことができる洗濯乾燥機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-069529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ヒータを用いてしわを取り除くのに十分な量の蒸気を発生させるためには、例えば1000Wの程度電力が必要となることがある。また、加熱部の周囲に一定程度の水量をためる必要がある。したがって、しわ取り機能を備える洗濯乾燥機について省エネルギーの観点から検討の余地があった。
【0006】
そこで、本発明の本実施形態は、省エネルギーに配慮しつつ衣類のしわ付きを改善できる衣類処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の衣類処理装置は、外箱と、前記外箱内に設けられ、空気入口を有する外槽と、前記外槽内に回転可能に設けられ、内部に衣類を収容する回転槽と、前記回転槽を回転駆動する回転槽モータと、前記外箱内に設けられて前記空気入口に接続されるダクトと、前記ダクト内に配置された加湿促進部材と、前記ダクトを通して前記回転槽に送風する送風装置と、前記加湿促進部材に前記外箱外部の給水源からの水を供給する給水経路と、前記給水経路を開閉する給水弁と、前記回転槽モータと前記送風装置とを制御して衣類を乾燥させる乾燥工程と、前記送風装置の動作と前記給水弁の開閉とを制御して前記回転槽内に湿気を与える加湿工程と、を実行する制御装置と、を備える。前記制御装置は、前記加湿工程において、前記給水弁を開放する給水動作を実行し、前記加湿工程における前記送風装置の送風量を前記乾燥工程における前記送風装置の送風量よりも小さく設定し、又は前記加湿工程における前記送風装置の回転速度を前記乾燥工程における前記送風装置の回転速度よりも低く設定する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について概略構成を示す縦断側面図
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について概略構成を示す縦断背面図
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について風路と乾燥ユニットとの概略構成を示す図
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について加湿促進部材としての熱交換器周辺の構成を示す斜視図
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について加湿促進部材としての熱交換器周辺の構成を図4の矢印Vの方向から示す概略図
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について電気的構成を概略的に示すブロック図
第1実施形態のしわ取り運転における制御装置による各構成の動作の制御内容を示すタイミングチャート
図7の四角VIII内を拡大して示す図
第1実施形態の衣類処理装置による加湿工程における給水期間と無給水期間との複数の例を示すチャート
第1実施形態の衣類処理装置による衣類の重量に基づいてあらかじめ定められる加湿工程の期間のチャートの一例
第1実施形態の衣類処理装置による各種運転のしわ改善コースの概要を示すチャート
第2実施形態の衣類処理装置による加湿工程における給水期間と無給水期間との複数の例を示すチャート
第3実施形態の制御装置による加湿工程における給水動作の処理内容の一例を示すフローチャート
第4実施形態の制御装置による加湿工程における給水動作の処理内容の一例を示すフローチャート
第5実施形態の衣類処理装置による衣類の重量に基づいてあらかじめ定められる加湿工程の期間のチャートの一例
第6実施形態の衣類処理装置による環境温度に基づいてあらかじめ定められる加湿工程における送風装置の回転速度のチャートの一例
第7実施形態のしわ取り運転における制御装置による各構成の動作の制御内容を示すタイミングチャート
第8実施形態のしわ取り運転における制御装置による各構成の動作の制御内容を示すタイミングチャート
第9実施形態のしわ取り運転における制御装置による各構成の動作の制御内容を示すタイミングチャート
第9実施形態の衣類処理装置による環境温度に基づいてあらかじめ定められる第1送風工程の期間のチャートの一例
第10実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について電気的構成を概略的に示すブロック図
第10実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について綿系の厚物衣類の有無及び衣類の重量に基づいてあらかじめ定められる加湿工程の期間のチャートの一例
第10実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した一例について化繊系の厚物衣類の有無及び衣類の重量に基づいてあらかじめ定められる加湿工程の期間のチャートの一例
第11実施形態による加湿工程における制御装置による各構成の動作の制御内容を示すタイミングチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、複数の実施形態について実質的に同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0010】
(第1実施形態)
図1から図11を参照して、第1実施形態について説明する。図1及び図2に示す洗濯乾燥機10は、乾燥機能を備えた横軸または斜め軸型のドラム式洗濯機である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
ハンガー保持具
6日前
ダイニック株式会社
柄印刷壁紙
26日前
個人
ホバーアイロン拭き掃除機。
1か月前
ライオン株式会社
液体柔軟剤組成物
13日前
シャープ株式会社
洗濯機
8日前
株式会社ナノバブル研究所
洗濯機
1か月前
シャープ株式会社
洗濯乾燥機
13日前
日清紡テキスタイル株式会社
ストレッチ織物
2か月前
シャープ株式会社
洗濯機
1か月前
東武化学株式会社
壁紙、壁紙の製造方法
27日前
アイナックス稲本株式会社
連続式洗濯機
21日前
大和ハウス工業株式会社
物干し設備
21日前
株式会社ウエルス商会
洗濯用洗浄補助用具
1か月前
東レ株式会社
人工皮革、乗物用内装材、および座席
6日前
東レ株式会社
人工皮革ならびに、乗物用内装材、座席
1か月前
三洋化成工業株式会社
シートベルトウェビング処理剤
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機、貯水ユニット
1か月前
ユニチカ株式会社
衛生材料の表面材の製造方法
1か月前
株式会社ケーエスシー
洗濯物の仕分けシステム
1か月前
東芝ライフスタイル株式会社
洗濯機
1か月前
東芝ライフスタイル株式会社
洗濯機
1か月前
セイコーエプソン株式会社
記録方法
26日前
シャープ株式会社
洗濯機
2か月前
セイコーエプソン株式会社
記録装置
6日前
東芝ライフスタイル株式会社
洗濯機
1日前
東芝ライフスタイル株式会社
洗濯機
1日前
シャープ株式会社
洗濯キャップ
2か月前
シャープ株式会社
水浄化装置、洗濯システム
1か月前
シャープ株式会社
水供給装置、洗濯システム
1か月前
花王株式会社
繊維処理剤
1か月前
平岡織染株式会社
帯電防止性ターポリン、及びその製造方法
16日前
東芝ライフスタイル株式会社
衣類乾燥機
13日前
セイコーエプソン株式会社
表示方法、表示装置
1か月前
東芝ライフスタイル株式会社
衣類乾燥機
2か月前
株式会社ミマキエンジニアリング
脱色装置
1日前
株式会社ミマキエンジニアリング
脱色方法
1日前
続きを見る