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公開番号2024164911
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080632
出願日2023-05-16
発明の名称衣類乾燥機
出願人リンナイ株式会社
代理人個人,個人
主分類D06F 58/38 20200101AFI20241121BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】回転ドラム内に設置された静止棚上に被乾燥物を載置して乾燥させるのに好適な衣類乾燥機を提供する。
【解決手段】回転ドラム3と、給排気ファン21と、加熱部9と、回転ドラム3内に被乾燥物Dを載置する静止棚500が設置されているかどうかを検知する棚検知部50と、乾燥運転を制御する制御部Cとを備える。棚検知部50からの出力に基づき回転ドラム3内に静止棚500が設置されているかどうかが判定され、回転ドラム3内に静止棚500が設置されている場合、静止棚500上で被乾燥物Dを乾燥するための所定の棚コース用乾燥条件で乾燥運転が実行される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転ドラムと、
前記回転ドラムに対する給気と排気とを行う給排気ファンと、
前記回転ドラムに供給される空気を加熱する加熱部と、
前記回転ドラム内に被乾燥物を載置する静止棚が設置されているかどうかを検知する棚検知部と、
乾燥運転を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記棚検知部からの出力に基づき前記回転ドラム内に前記静止棚が設置されているかどうかを判定し、
前記回転ドラム内に前記静止棚が設置されていると判定すると、前記静止棚上で前記被乾燥物を乾燥するための所定の棚コース用乾燥条件で前記乾燥運転を実行する衣類乾燥機。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の衣類乾燥機において、
前記棚検知部は、一対の電極間の抵抗変化を検知する電極センサを有し、
前記電極センサは、前記静止棚上に載置された前記被乾燥物が接触しない前記回転ドラム内の所定位置に設けられており、
前記制御部は、前記電極センサからの出力に基づき前記回転ドラム内に前記静止棚が設置されているかどうかを判定する衣類乾燥機。
【請求項3】
請求項1または2に記載の衣類乾燥機において、
前記乾燥運転を制御するための制御温度を検知する温度検知部を有し、
前記制御部は、前記棚検知部からの前記出力に基づき前記回転ドラム内に前記静止棚が設置されていないと判定すると、前記回転ドラム内で前記被乾燥物を撹拌しながら乾燥するための所定の標準コース用乾燥条件で前記乾燥運転を実行し、
前記標準コース用乾燥条件で乾燥運転中、所定の設定加熱量で前記加熱部を作動させているときに前記温度検知部で検知される前記制御温度が所定の標準コース用温調温度に到達すると、前記加熱部の加熱量を減少させる標準コース用温調制御を実行し、
前記棚コース用乾燥条件で乾燥運転中、前記標準コース用温調制御の前記設定加熱量と同一の設定加熱量で前記加熱部を作動させているときに前記温度検知部で検知される前記制御温度が前記標準コース用温調温度より低い所定の棚コース用温調温度に到達すると、前記加熱部の加熱量を減少させる棚コース用温調制御を実行する衣類乾燥機。
【請求項4】
請求項3に記載の衣類乾燥機において、
前記制御部は、前記乾燥運転の開始前に前記棚検知部からの前記出力に基づき前記回転ドラム内に前記静止棚が設置されているかどうかを初期判定し、
前記初期判定で前記回転ドラム内に前記静止棚が設置されていると判定すると、前記静止棚上で前記被乾燥物を乾燥するための前記棚コース用乾燥条件で前記乾燥運転を開始させ、
前記初期判定で前記回転ドラム内に前記静止棚が設置されていないと判定すると、前記回転ドラム内で前記被乾燥物を撹拌しながら乾燥するための前記標準コース用乾燥条件で前記乾燥運転を開始させ、
前記棚コース用乾燥条件で前記乾燥運転を開始させた後、所定の再判定時間内に、前記棚検知部からの前記出力に基づき前記回転ドラム内に前記静止棚が設置されているかどうかを再判定し、
前記再判定で前記回転ドラム内に前記静止棚が設置されていないと判定すると、前記標準コース用乾燥条件に変更して前記乾燥運転を継続させる衣類乾燥機。
【請求項5】
請求項3に記載の衣類乾燥機において、
前記制御部は、前記標準コース用乾燥条件で前記乾燥運転を開始させる場合、所定の標準コース用初期設定加熱量で前記加熱部を作動させ、
前記棚コース用乾燥条件で前記乾燥運転を開始させる場合、前記標準コース用初期設定加熱量よりも低い所定の棚コース用初期設定加熱量で前記加熱部を作動させる衣類乾燥機。
【請求項6】
請求項3に記載の衣類乾燥機において、
前記制御部は、前記標準コース用乾燥条件で前記乾燥運転が終了した場合、前記加熱部の作動を停止させた状態で、前記給排気ファンを所定の標準コース用送風時間、作動させて、前記回転ドラム内に冷却空気を供給し、
前記棚コース用乾燥条件で前記乾燥運転が終了した場合、前記加熱部の作動を停止させた状態で、前記給排気ファンを前記標準コース用送風時間よりも長い所定の棚コース用送風時間、作動させて、前記回転ドラム内に冷却空気を供給する衣類乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類乾燥機に関する。特に、本発明は、回転ドラム内に設置した静止棚上で被乾燥物を乾燥させることができる衣類乾燥機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
回転ドラムを回転させつつ、給排気ファン及び加熱手段を作動させることにより、回転ドラム内に温風を供給して衣類などの被乾燥物を乾燥する衣類乾燥機がある。この種の衣類乾燥機では、回転ドラム内で被乾燥物が撹拌されるため、デリケートな衣類や、靴、ぬいぐるみなどの被乾燥物を乾燥させると、被乾燥物に型崩れや縮み、傷みが生じやすい。そのため、回転ドラム内で被乾燥物を撹拌しながら回転ドラム内に高温の温風を供給して乾燥させる標準乾燥コース以外に、回転ドラム内に静止棚を設置し、静止棚上に被乾燥物を載置して、標準コースよりも緩やかな乾燥条件で被乾燥物を乾燥させるドライ乾燥コースをユーザが選択可能な衣類乾燥機が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
ところで、特許文献1の衣類乾燥機では、ユーザが所望の乾燥コースを選択できるように、複数の操作スイッチを有する操作部が設けられているが、回転ドラム内に静止棚が設置されているかどうかはユーザが判断する。そのため、ユーザが乾燥コースの選択を誤ると、静止棚が設置されていない状態でドライ乾燥コースでの乾燥運転が行われたり、静止棚が設置されている状態で標準乾燥コースでの乾燥運転が行われたりする。その結果、被乾燥物が適切に乾燥されないという問題がある。特に、後者の場合、回転ドラム内に高温の温風が供給されるため、被乾燥物が加熱され過ぎる虞がある。さらに、ドライ乾燥コース専用の操作スイッチを選択可能な操作部を有していない衣類乾燥機でも、ユーザが静止棚を利用した乾燥運転を望む場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-43499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、回転ドラム内に設置された静止棚上に被乾燥物を載置して乾燥させるのに好適な衣類乾燥機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様によれば、
回転ドラムと、
前記回転ドラムに対する給気と排気とを行う給排気ファンと、
前記回転ドラムに供給される空気を加熱する加熱部と、
前記回転ドラム内に被乾燥物を載置する静止棚が設置されているかどうかを検知する棚検知部と、
乾燥運転を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記棚検知部からの出力に基づき前記回転ドラム内に前記静止棚が設置されているかどうかを判定し、
前記回転ドラム内に前記静止棚が設置されていると判定すると、前記静止棚上で前記被乾燥物を乾燥するための所定の棚コース用乾燥条件で前記乾燥運転を実行する衣類乾燥機が提供される。
【0007】
上記第1の態様によれば、回転ドラム内に被乾燥物を載置する静止棚が設置されているかどうかを検知する棚検知部が設けられているから、ユーザは回転ドラム内に静止棚が設置されているかどうかを判断する必要がない。そして、回転ドラム内に静止棚が設置されていると判定されると、棚コース用乾燥条件で乾燥運転を実行するから、適切な乾燥条件で被乾燥物を乾燥させることができる。
【0008】
本技術の第2の態様によれば、上記第1の態様の衣類乾燥機において、
前記棚検知部は、一対の電極間の抵抗変化を検知する電極センサを有し、
前記電極センサは、前記静止棚上に載置された前記被乾燥物が接触しない前記回転ドラム内の所定位置に設けられており、
前記制御部は、前記電極センサからの出力に基づき前記回転ドラム内に前記静止棚が設置されているかどうかを判定する。
【0009】
回転ドラム内に静止棚が設置されておらず、回転ドラム内で被乾燥物を撹拌しながら乾燥運転が行われる場合、電極センサに被乾燥物が接触して、抵抗が変化する。従って、静止棚上に載置された被乾燥物が接触しない回転ドラム内の所定位置に電極センサを設けることにより、回転ドラム内に静止棚が設置されているかどうかを判定することができる。また、回転ドラム内で被乾燥物を撹拌しながら乾燥運転が行われる場合、新たな部品を追加することなく、被乾燥物の乾燥度合いを電極センサからの出力で判断することができる。
【0010】
本技術の第3の態様によれば、上記第1または第2の態様の衣類乾燥機において、
前記乾燥運転を制御するための制御温度を検知する温度検知部を有し、
前記制御部は、前記棚検知部からの前記出力に基づき前記回転ドラム内に前記静止棚が設置されていないと判定すると、前記回転ドラム内で前記被乾燥物を撹拌しながら乾燥するための所定の標準コース用乾燥条件で前記乾燥運転を実行し、
前記標準コース用乾燥条件で乾燥運転中、所定の設定加熱量で前記加熱部を作動させているときに前記温度検知部で検知される前記制御温度が所定の標準コース用温調温度に到達すると、前記加熱部の加熱量を減少させる標準コース用温調制御を実行し、
前記棚コース用乾燥条件で乾燥運転中、前記標準コース用温調制御の前記設定加熱量と同一の設定加熱量で前記加熱部を作動させているときに前記温度検知部で検知される前記制御温度が前記標準コース用温調温度より低い所定の棚コース用温調温度に到達すると、前記加熱部の加熱量を減少させる棚コース用温調制御を実行する。
(【0011】以降は省略されています)

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