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公開番号
2024158816
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074367
出願日
2023-04-28
発明の名称
洗濯機
出願人
シャープ株式会社
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
D06F
33/37 20200101AFI20241031BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】液剤の基準量設定を適切なタイミングでユーザに促す洗濯機を提供する。
【解決手段】液剤の自動投入機能を有する洗濯機は、液剤を収容する液剤タンクを備え、洗濯機の電源ON時に、液剤の基準量の設定操作をユーザに対して促す基準量設定通知を所定の頻度にて発生させる。また、洗濯機は、液剤タンクへの液剤補充において、液剤タンクが空になってから別種の液剤が補充されている可能性を判定し、別種の液剤が補充されている可能性がある場合には、基準量設定通知の発生頻度を高くする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
液剤の自動投入機能を有する洗濯機であって、
液剤を収容する液剤タンクを備え、
当該洗濯機の電源ON時に、液剤の基準量の設定操作をユーザに対して促す基準量設定通知を所定の頻度にて発生させるものであり、
前記液剤タンクへの液剤補充において、前記液剤タンクが空になってから別種の液剤が補充されている可能性を判定し、
別種の液剤が補充されている可能性がある場合には、前記基準量設定通知の発生頻度を高くすることを特徴とする洗濯機。
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【請求項2】
請求項1に記載の洗濯機であって、
前記液剤タンクへの液剤補充において、前回と同種の液剤が補充されている可能性を判定し、
同種の液剤が補充されている可能性がある場合には、前記基準量設定通知の発生頻度を低くすることを特徴とする洗濯機。
【請求項3】
請求項1に記載の洗濯機であって、
前回運転時に、前記液剤タンクから洗濯槽への液剤投入を行うための供給経路を洗浄する経路洗浄が行われているか否かを判定し、
前回運転時に経路洗浄が行われていると判定した場合には、前記基準量設定通知を行うことを特徴とする洗濯機。
【請求項4】
請求項1に記載の洗濯機であって、
前記液剤タンクの残量検知において、前回の検知結果が「なし」であり、今回の検知結果が「あり」の場合に、別種の液剤が補充されている可能性があると判定することを特徴とする洗濯機。
【請求項5】
請求項4に記載の洗濯機であって、
前記液剤タンクの残量検知において、前回の検知結果が「少量」であり、今回の検知結果が「あり」の場合に、同種の液剤が補充されている可能性があると判定し、
同種の液剤が補充されている可能性がある場合には、前記基準量設定通知の発生頻度を低くすることを特徴とする洗濯機。
【請求項6】
請求項1に記載の洗濯機であって、
ネットワークに接続可能であり、当該洗濯機と所定の端末機器とを対応付けて記憶するサーバと前記ネットワークを介して通信可能であり、
ユーザが前記端末機器から前記ネットワークを介して液剤の購入を行ったときに、液剤購入済フラグをONとし、かつ、今回購入した液剤が前回購入した液剤または現在登録されている液剤と同種であるか否かを確認可能であり、
当該洗濯機の電源ON時に、液剤購入済フラグがONである場合、
今回購入した液剤が前回購入した液剤または現在登録されている液剤と別種であれば、前記基準量設定通知の発生頻度を高くすることを特徴とする洗濯機。
【請求項7】
請求項6に記載の洗濯機であって、
今回購入した液剤が前回購入した液剤または現在登録されている液剤と同種であれば、前記基準量設定通知の発生頻度を低くすることを特徴とする洗濯機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液剤の自動投入機能を有する洗濯機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
全自動洗濯機において、洗濯槽への液剤(液体洗剤や柔軟剤等)の自動投入機能が一般的となっている。液剤の自動投入機能では、
・洗濯槽に投入された洗濯物の重量計測
・洗濯物の重量に基づく投入水量の決定
・投入水量に基づく液剤投入量の決定
・液剤タンクからの液剤の自動計量および自動投入
といった手順で液剤の自動投入が行われる。
【0003】
ここで、洗濯槽への液剤投入量の決定には、洗濯機において、液剤の基準量(通常、水30Lに対する使用量)が設定されている必要がある。但し、液剤の基準量は、製品ごとに異なる。例えば、液剤洗剤では、洗剤成分の濃い製品があり、そのような製品は(洗剤成分の薄い)他の製品に比べて基準量は少なくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-224486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザが液剤タンクに入れる液剤を変え、これによって基準量が変化する場合には、洗濯機において液剤の基準量を設定しなおす必要がある。しかしながら実際には、ユーザが液剤の基準量設定を忘れる場合もある。
【0006】
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであり、液剤の基準量設定を適切なタイミングでユーザに促す洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本開示の洗濯機は、液剤の自動投入機能を有する洗濯機であって、液剤を収容する液剤タンクを備え、当該洗濯機の電源ON時に、液剤の基準量の設定操作をユーザに対して促す基準量設定通知を所定の頻度にて発生させるものであり、前記液剤タンクへの液剤補充において、前記液剤タンクが空になってから別種の液剤が補充されている可能性を判定し、別種の液剤が補充されている可能性がある場合には、前記基準量設定通知の発生頻度を高くすることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本開示の洗濯機は、液剤タンクに対してこれまでとは別種の液剤が補充される場合、基準量設定通知の発生頻度を高くすることで液剤の基準量設定を適切なタイミングでユーザに促すことができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の洗濯機の外観例を示す斜視図である。
洗濯機における小蓋を開いて液剤タンクを取り出した状態を示す部分斜視図である。
第1実施形態の洗濯機における基準量設定通知の制御フローを示すフローチャートである。
洗濯機を含むネットワーク構成を説明するブロック図である。
第2実施形態の洗濯機における基準量設定通知の制御フローを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔第1実施形態〕
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。尚、本発明において、「洗濯機」とは、被洗濯物に対して洗濯等の各種処理を行う機器全般を意味する。洗濯機は、被洗濯物の処理としては、例えば、洗いや乾燥、脱臭、除菌等が挙げられる。被洗濯物は、特に限定されない。被洗濯物としては、例えば、布製品が挙げられる。被洗濯物の具体例としては、例えば、衣服な、帽子、手袋等の衣類、靴、カバン、ハンカチ、タオル等の持ち物、カーテン、毛布、タオルケット、布団カバー等の寝具、カーペト、ぬいぐるみ等が挙げられる。また、図1では、縦型洗濯機を例示しているが、液剤の自動投入機能を有する全自動洗濯機であれば、本発明における洗濯機の種類は特に限定されるものではない。例えば、本発明の洗濯機は、ドラム式洗濯機であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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