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公開番号
2025159740
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2022150164
出願日
2022-09-21
発明の名称
端末装置、および、基地局装置
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04W
72/20 20230101AFI20251015BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】効率的に通信を行う端末装置、基地局装置及びそれらに用いられる通信方法を提供する。
【解決手段】無線通信システムにおいて、端末装置は、第一のDCIが配置される第一のPDCCHと、少なくとも1つのCORESETにおいて第二のPDCCHと、を受信する受信部と、第二のPDCCHに配置される第二のDCIによってスケジューリングされるPUSCHを送信する送信部と、を備え、第二のPDCCHのためにSFN手法及び探索領域リンクを適用する。第一のDCIは、第一のTCI上態と第二のTCI状態を指示し、第一のTCI状態と第二のTCI状態の一方を1つのCORESETに適用する場合、探索領域リンクを適用し、かつ、SFN手法は適用せず、第一のTCI上態と第二のTCI上態の両方を1つのCORESETに適用する場合、SFN手法を適用し、かつ、探索領域リンクを適用しない。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
第一のDCIが配置される第一のPDCCHと、少なくとも1つのCORESETにおいて第二のPDCCH
と、を受信する受信部と、
前記第二のPDCCHに配置される第二のDCIによってスケジューリングされるPUSCHを送信
する送信部と、を備え、
前記第二のPDCCHのためにSFN手法が適用されることが設定され、
前記第二のPDCCHのために探索領域リンクが適用されることが設定され、
前記第一のDCIは、第一のTCI状態と第二のTCI状態を指示し、
前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の一方が前記1つのCORESETに適用される場合、前記探索領域リンクが適用され、かつ、前記SFN手法が適用されず、
前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用される場合、前記SFN手法が適用され、かつ、前記探索領域リンクが適用されない
端末装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
第一のDCIが配置される第一のPDCCHと、少なくとも1つのCORESETにおいて第二のPDCCH
と、を受信する受信部と、
前記第二のPDCCHに配置される第二のDCIによってスケジューリングされるPUSCHを送信
する送信部と、を備え、
前記第一のDCIは、第一のTCI状態と第二のTCI状態を指示し、
前記第二のPDCCHのためにSFN手法が適用されることが設定される場合、前記第一のTCI
状態と前記第二のTCI状態の一方が前記1つのCORESETに適用されることは期待されず、
前記SFN手法が適用されることが設定されない場合、かつ、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の一方が前記1つのCORESETに適用される場合、前記第二のPDCCHのDMRSポートは前記一方のDL-RSとQCLであり、
前記SFN手法が適用されることが設定される場合、かつ、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用される場合、前記DMRSポートは前記両方のDL-RSとQCLであり、
前記SFN手法が適用されることが設定されない場合、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用されることは期待されない
端末装置。
【請求項3】
前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の一方または両方が前記1つのCORESETに適用されることは、上位層パラメータに基づいて決定され、
前記上位層パラメータが第一の指示を示す場合、前記第一のTCI状態が前記1つのCORESETに適用され、
前記上位層パラメータが第二の指示を示す場合、前記第二のTCI状態が前記1つのCORESETに適用され、
前記上位層パラメータが第三の指示を示す場合、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用される
請求項1、または、請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
第一のDCIが配置される第一のPDCCHと、少なくとも1つのCORESETにおいて第二のPDCCH
と、を送信する送信部と、
前記第二のPDCCHに配置される第二のDCIによってスケジューリングされるPUSCHを受信
する受信部と、を備え、
前記第一のDCIは、第一のTCI状態と第二のTCI状態を指示し、
前記第二のPDCCHのためにSFN手法が適用されることが設定される場合、前記第一のTCI
状態と前記第二のTCI状態の一方が前記1つのCORESETに適用されることは期待されず、
前記SFN手法が適用されることが設定されない場合、かつ、前記第一のTCI状態と前記第
二のTCI状態の一方が前記1つのCORESETに適用される場合、前記第二のPDCCHのDMRSポートは前記一方のDL-RSとQCLであり、
前記SFN手法が適用されることが設定される場合、かつ、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用される場合、前記DMRSポートは前記両方のDL-RSとQCLであり、
前記SFN手法が適用されることが設定されない場合、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用されることは期待されない
基地局装置。
【請求項5】
前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の一方または両方が前記1つのCORESETに適用されることは、上位層パラメータに基づいて決定され、
前記上位層パラメータが第一の指示を示す場合、前記第一のTCI状態が前記1つのCORESETに適用され、
前記上位層パラメータが第二の指示を示す場合、前記第二のTCI状態が前記1つのCORESETに適用され、
前記上位層パラメータが第三の指示を示す場合、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用される
請求項4に記載の基地局装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置、および、基地局装置に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution (LTE)」、または、「EUTRA:Evolved Universal Terrestrial Radio Access」とも呼称される)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3
rd
Generation Partnership Project)において検討されている。LTEにおいて、基地局装置はeNodeB(evolved NodeB)、端末装置はUE(User Equipment)とも呼称される。LTEは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラー通信システムである。単一の基地局装置は複数のサービングセルを管理してもよい。
【0003】
3GPPでは、国際電気通信連合(ITU:International Telecommunication Union)が策定する次世代移動通信システムの規格であるIMT(International Mobile Telecommunication)―2020に提案するため、次世代規格(NR: New Radio)の検討が行われている(非特許文献1)。NRは、単一の技術の枠組みにおいて、eMBB(enhanced Mobile BroadBand
)、mMTC(massive Machine Type Communication)、URLLC(Ultra Reliable and Low Latency Communication)の3つのシナリオを想定した要求を満たすことが求められている
。
【0004】
3GPPにおいて、NRによってサポートされるサービスの拡張の検討が行われている(非
特許文献2)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
"New SID proposal: Study on New Radio Access Technology", RP-160671, NTT docomo, 3GPP TSG RAN Meeting #71, Goteborg, Sweden, 7th ― 10th March, 2016.
“Release 17 package for RAN”, RP-193216, RAN chairman, RAN1 chairman, RAN2 chairman, RAN3 chairman, 3GPP TSG RAN Meeting #86, Sitges, Spain, 9th ― 12th December, 2019
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、効率的に通信を行う端末装置、該端末装置に用いられる通信方法、効率的に通信を行う基地局装置、該基地局装置に用いられる通信方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明の第1の態様は、端末装置であって、第一のDCIが配置される第一のPDCCHと、少なくとも1つのCORESETにおいて第二のPDCCHと、を受信する受信部と、前記第二のPDCCHに配置される第二のDCIによってスケジューリングされるPUSCHを送信する送信部と、を備え、前記第二のPDCCHのためにSFN手法が適用されることが設定され、前記第二のPDCCHのために探索領域リンクが適用されることが設定され、前記第一のDCIは、第一のTCI状
態と第二のTCI状態を指示し、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の一方が前記1つのCORESETに適用される場合、前記探索領域リンクが適用され、かつ、前記SFN手法が適用されず、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用される場合、前記SFN手法が適用され、かつ、前記探索領域リンクが適用されない。前記第一のTCI
状態と前記第二のTCI状態の一方または両方が前記1つのCORESETに適用されることは、上
位層パラメータに基づいて決定され、前記上位層パラメータが第一の指示を示す場合、前記第一のTCI状態が前記1つのCORESETに適用され、前記上位層パラメータが第二の指示を
示す場合、前記第二のTCI状態が前記1つのCORESETに適用され、前記上位層パラメータが第三の指示を示す場合、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用される。
【0008】
(2)本発明の第2の態様は、端末装置であって、第一のDCIが配置される第一のPDCCHと、少なくとも1つのCORESETにおいて第二のPDCCHと、を受信する受信部と、前記第二のPDCCHに配置される第二のDCIによってスケジューリングされるPUSCHを送信する送信部と、を備え、前記第一のDCIは、第一のTCI状態と第二のTCI状態を指示し、前記第二のPDCCHのためにSFN手法が適用されることが設定される場合、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI
状態の一方が前記1つのCORESETに適用されることは期待されず、前記SFN手法が適用され
ることが設定されない場合、かつ、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の一方が前記1つのCORESETに適用される場合、前記第二のPDCCHのDMRSポートは前記一方のDL-RSとQCL
であり、前記SFN手法が適用されることが設定される場合、かつ、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用される場合、前記DMRSポートは前記両
方のDL-RSとQCLであり、前記SFN手法が適用されることが設定されない場合、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用されることは期待されない
。前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の一方または両方が前記1つのCORESETに適用されることは、上位層パラメータに基づいて決定され、前記上位層パラメータが第一の指示を示す場合、前記第一のTCI状態が前記1つのCORESETに適用され、前記上位層パラメータ
が第二の指示を示す場合、前記第二のTCI状態が前記1つのCORESETに適用され、前記上位層パラメータが第三の指示を示す場合、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用される。
【0009】
(3)また、本発明の第3の態様は、基地局装置であって、第一のDCIが配置される第
一のPDCCHと、少なくとも1つのCORESETにおいて第二のPDCCHと、を送信する送信部と、前記第二のPDCCHに配置される第二のDCIによってスケジューリングされるPUSCHを受信する
受信部と、を備え、前記第一のDCIは、第一のTCI状態と第二のTCI状態を指示し、前記第
二のPDCCHのためにSFN手法が適用されることが設定される場合、前記第一のTCI状態と前
記第二のTCI状態の一方が前記1つのCORESETに適用されることは期待されず、前記SFN手法が適用されることが設定されない場合、かつ、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の一方が前記1つのCORESETに適用される場合、前記第二のPDCCHのDMRSポートは前記一方のDL-RSとQCLであり、前記SFN手法が適用されることが設定される場合、かつ、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用される場合、前記DMRSポートは前記両方のDL-RSとQCLであり、前記SFN手法が適用されることが設定されない場合、前
記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用されることは期待されない。前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の一方または両方が前記1つのCORESETに適用されることは、上位層パラメータに基づいて決定され、前記上位層パラメータが第一の指示を示す場合、前記第一のTCI状態が前記1つのCORESETに適用され、前記上位層パ
ラメータが第二の指示を示す場合、前記第二のTCI状態が前記1つのCORESETに適用され、前記上位層パラメータが第三の指示を示す場合、前記第一のTCI状態と前記第二のTCI状態の両方が前記1つのCORESETに適用される。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、端末装置は効率的に通信を行うことができる。また、基地局装置は効率的に通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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