TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025157731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2024059930
出願日2024-04-03
発明の名称定着装置および画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類G03G 15/20 20060101AFI20251008BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】潤滑剤の漏れを抑制することができる定着装置を提供する。
【解決手段】定着装置1は、無端状の定着ベルト31と、定着ベルト31の外側から加圧する加圧ローラ32と、定着ベルト31の内側に設けられ、加圧ローラ32と共にニップ部Nを形成するニップ形成部材(基部41および伝熱板42)と、ニップ形成部材に固定された摺動シート50とを備える。摺動シート50は、潤滑剤が含浸されており、定着ベルト31の内側と摺動する。ニップ形成部材は、ニップ部Nを通る用紙Pの搬送方向Sでの端部に、複数の溝部(上流側溝部42aおよび下流側溝部42b)が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトの外側から加圧する加圧部材と、
前記定着ベルトの内側に設けられ、前記加圧部材と共にニップ部を形成するニップ形成部材と、
前記ニップ形成部材に固定された摺動シートとを備える定着装置であって、
前記摺動シートは、潤滑剤が含浸されており、前記定着ベルトの内側と摺動し、
前記ニップ形成部材は、前記ニップ部を通る用紙の搬送方向での端部に、複数の溝部が形成されていること
を特徴とする定着装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
請求項1に記載の定着装置であって、
前記溝部は、前記搬送方向における上流側の端部と下流側の端部とであって、前記ニップ部の外側にそれぞれ形成されていること
を特徴とする定着装置。
【請求項3】
請求項1に記載の定着装置であって、
前記ニップ形成部材は、前記定着ベルトの内側に面するニップ面と、前記ニップ面の縁と繋がり、前記定着ベルトから離間する方向へ延びた部材側面とを有し、
前記溝部は、前記ニップ面と前記部材側面とに跨って形成されていること
を特徴とする定着装置。
【請求項4】
請求項1に記載の定着装置であって、
前記ニップ形成部材は、基部と、前記基部の表面を覆う伝熱板とで形成されていること
を特徴とする定着装置。
【請求項5】
請求項4に記載の定着装置であって、
前記溝部は、前記伝熱板の一部を切り欠いて形成されていること
を特徴とする定着装置。
【請求項6】
請求項4に記載の定着装置であって、
前記溝部は、前記伝熱板を凹ませて形成されていること
を特徴とする定着装置。
【請求項7】
請求項1に記載の定着装置であって、
前記溝部は、前記搬送方向に沿って延伸されていること
を特徴とする定着装置。
【請求項8】
請求項1に記載の定着装置であって、
前記溝部は、前記搬送方向に対して傾斜するように延伸されていること
を特徴とする定着装置。
【請求項9】
請求項1に記載の定着装置であって、
前記複数の溝部は、それぞれの形状が同じであること
を特徴とする定着装置。
【請求項10】
請求項1に記載の定着装置であって、
前記複数の溝部は、それぞれの形状が異なること
を特徴とする定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、用紙に画像を定着させる定着装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複写機、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置では、未定着のトナー像が形成された用紙を加圧および加熱することで、トナー像の定着が行われる。近年では、無端状の定着ベルトを用いた定着装置が提案されている。このような定着装置では、無端状の定着ベルトの内側にニップ形成部材を配置し、定着ベルトを介して加圧ローラをニップ形成部材に押し付けてニップ部を形成している。ニップ部では、定着ベルトの内周面とニップ形成部材との間の摩擦抵抗を低減するために、潤滑剤を含浸させた摺動シートが設けられている。また、摺動シートを設ける換わりに、ニップ形成部材の表面に摺動性を有するコーティングを直接施す方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-197669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の定着装置は、回転可能に設けられた無端状の第1部材と、第1部材を加熱する熱源と、第1部材の外側に設けられ、第1部材に対向する第2部材と、第1部材の内側に設けられ、第1部材と第2部材との間にニップ部を形成するニップ形成部材と、ニップ形成部材の第1部材に対向する面を覆い、第1部材の長手方向に熱を移動する均熱部材とを備え、第1部材の内周面に対向する均熱部材の表面に複数の凹部が形成され、複数の凹部のそれぞれは、均熱部材の長手方向に延びる第1中心線、および第1部材の進行方向の断面における第2中心線に対し、略線対称な形状を有し、均熱部材と第1部材の内周面との間に、潤滑剤が塗布されている。
【0005】
上述した定着装置では、均熱部材において、ニップ部に対向する表面に凹部が形成されているので、凹部による凹凸によって、用紙への圧力にばらつきが生じ、画質が低下する虞がある。
【0006】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、潤滑剤の漏れを抑制することができる定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る定着装置は、無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの外側から加圧する加圧部材と、前記定着ベルトの内側に設けられ、前記加圧部材と共にニップ部を形成するニップ形成部材と、前記ニップ形成部材に固定された摺動シートとを備える定着装置であって、前記摺動シートは、潤滑剤が含浸されており、前記定着ベルトの内側と摺動し、前記ニップ形成部材は、前記ニップ部を通る用紙の搬送方向での端部に、複数の溝部が形成されていることを特徴とする。
【0008】
本開示に係る定着装置では、前記溝部は、前記搬送方向における上流側の端部と下流側の端部とであって、前記ニップ部の外側にそれぞれ形成されている構成としてもよい。
【0009】
本開示に係る定着装置では、前記ニップ形成部材は、前記定着ベルトの内側に面するニップ面と、前記ニップ面の縁と繋がり、前記定着ベルトから離間する方向へ延びた部材側面とを有し、前記溝部は、前記ニップ面と前記部材側面とに跨って形成されている構成としてもよい。
【0010】
本開示に係る定着装置では、前記ニップ形成部材は、基部と、前記基部の表面を覆う伝熱板とで形成されている構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
表示装置
1か月前
個人
雨用レンズカバー
1か月前
日本精機株式会社
車両用投射装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
5日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
19日前
株式会社リコー
画像形成装置
28日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
アイホン株式会社
カメラシステム
1か月前
キヤノン株式会社
現像装置
1か月前
キヤノン株式会社
レンズキャップ
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
レーザーテック株式会社
光源装置
21日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
古野電気株式会社
装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
28日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
コニカミノルタ株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
二成分現像剤
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
19日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
19日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
19日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
シャープ株式会社
画像形成装置
1か月前
続きを見る