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公開番号2024040071
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2022144916
出願日2022-09-12
発明の名称造花の作製方法
出願人個人
代理人個人
主分類A41G 1/00 20060101AFI20240315BHJP(衣類)
要約【課題】生花の花芯部に相当する部分を容易且つ優雅に形成することができる造花の作製方法を提供する。
【解決手段】テープ状の熱可塑性発泡樹脂シート2の一方の長辺側に、他方の長辺側を支持されて熱可塑性発泡樹脂シート2の長手方向(X方向)と交差する方向に変位可能な複数の突状片4を並列状に形成する工程と、熱可塑性発泡樹脂シート2を左右の手H1、H2で持ってその一面側を長手方向に沿って動かしながらロウソク10の炎10aにかざして複数の突状片4をカールさせる工程と、熱可塑性発泡樹脂シート2を同心円状に巻回して生花の花芯部に相当する部分を形成する工程と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
テープ状の熱可塑性発泡樹脂シートの一方の長辺側に、他方の長辺側を支持されて前記熱可塑性発泡樹脂シートの長手方向と交差する方向に変位可能な複数の突状片を並列状に形成する工程と、
前記熱可塑性発泡樹脂シートを手で持ってその一面側を前記長手方向に沿って動かしながら炎にかざして前記複数の突状片をカールさせる工程と、
前記熱可塑性発泡樹脂シートを同心円状に巻回して生花の花芯部に相当する部分を形成する工程と、
を含むことを特徴とする造花の作製方法。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記炎として、ロウソク、アルコールランプ、オイルランプまたはガスランプの炎を用いることを特徴とする請求項1に記載の造花の作製方法。
【請求項3】
前記複数の突状片をその先端部が尖った形状に形成することを特徴とする請求項2に記載の造花の作製方法。
【請求項4】
前記各突状片の先端部を前記炎の熱で溶融させて表面性状を変化させることを特徴とする請求項3に記載の造花の作製方法。
【請求項5】
前記複数の突状片をカールさせる工程において、前記同心円状の中心側に比べて外側ではカールの度合いが大きくなるようにすることを特徴とする請求項2に記載の造花の作製方法。
【請求項6】
前記生花の花芯部に相当する部分を形成する際に、前記生花のめしべに相当するベップを挟んで巻回することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の造花の作製方法。
【請求項7】
熱可塑性発泡樹脂シートから前記生花の花びらに相当する部分を複数枚形成し、該複数枚の花びらに相当する部分を前記炎で加熱して変形させ、その後前記花芯部に相当する部分の下面に固定することを特徴とする請求項6に記載の造花の作製方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱可塑性発泡樹脂シートを用いた造花の作製方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、造花の材料には紙や布が用いられているが、耐水性、耐候性等の観点から屋外や浴室での使用が制限される等の問題があるため、プラスチックも採用されるようになっている。しかしながら、プラスチックは透光性が低いために見栄えが良くなく、生花の質感との間には大きな隔たりがあることを否めない。
【0003】
この問題に対処すべく、特許文献1には、熱可塑性発泡樹脂シートからなる複数の花びらを備えた造花が開示されている。熱可塑性発泡樹脂シートは気泡を含んでいるため良好な透光性を有し、プラスチックが持つ生花との質感の隔たりを低減するのに寄与している。また、熱可塑性発泡樹脂シートは加熱して軟らかくした状態で指等によりランダムに変形させることができ、生花の自然形状に近付けることができるという利点も有している。特許文献1ではその図3に示すように、熱可塑性発泡樹脂シートから切り出した花びら用片をヒートガンを用いて加熱した後、うねらせたり湾曲させて花びらを形成するようになっている。
【0004】
なお、透光性の良いプラスチックを用いた造花自体は目新しいものではなく古くから知られている。例えば特許文献2には、帯状の気泡性合成樹脂薄板の一方の長辺側に複数の切り込みを入れ、切り込み間に位置する各細条片の先端部を三角形状に尖らせたものを同心円状に巻回してなる造花が開示されている。巻回した後、根元を紐や針金で縛ることにより多数の細条片を広げてボリューム感を出す構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-8690号公報
実公昭37-5566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、花芯部に相当する部分は電球とこれを覆う筐体とからなる機械的構成で、その周りを熱可塑性発泡樹脂シートで形成した花びらで覆うようになっており、花芯部に相当する部位の造花構成については開示がない。
【0007】
特許文献2には、気泡性合成樹脂薄板を用いた花芯部に相当する構成が開示されているといえるが、上記のように生花の花芯部の自然な広がり感(ボリューム感)は単に根元を縛ることにより機械的になされており、造花とは言え、生花との間には優雅さの観点から大きな隔たりがある。
【0008】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、生花の花芯部に相当する部分を容易且つ優雅に形成することができる造花の作製方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の造花の作製方法は、テープ状の熱可塑性発泡樹脂シート(2)の一方の長辺(2a)側に、他方の長辺(2b)側を支持されて熱可塑性発泡樹脂シート(2)の長手方向(X方向)と交差する方向(Z方向)に変位可能な複数の突状片(4)を並列状に形成する工程と、熱可塑性発泡樹脂シート(2)を手(H1、H2)で持ってその一面側を長手方向(X方向)に沿って動かしながら炎(10a)にかざして複数の突状片(4)をカールさせる工程と、熱可塑性発泡樹脂シート(2)を同心円状に巻回して生花の花芯部に相当する部分(16)を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
【0010】
本発明に係る造花の作製方法によれば、位置固定された炎に熱可塑性発泡樹脂シートを手に持ってかざしながら動かすことで容易に突状片をカールさせることができ、カール形成後に熱可塑性発泡樹脂シートを同心円状に巻回することで滑らかに湾曲した突状片によるボリューム感と優雅さを有する花芯相当部を形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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