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公開番号
2024141359
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023052958
出願日
2023-03-29
発明の名称
男性用下着
出願人
株式会社永冨
代理人
個人
,
個人
主分類
A41B
9/02 20060101AFI20241003BHJP(衣類)
要約
【課題】外見上は通常の男性用下着でありながら、陰嚢部を露出させることができ、かつ、ぽっちゃり型の男性をはじめとする成人男性にとって、或いは、皮膚が弱い成人男性の双方にとって、履き心地のよい男性用下着を提供する。
【解決手段】本発明は、肌側に配置される肌側前身頃と表側に配置される表側前身頃との一対の前身頃、右側に配置される右側後身頃と左側に配置される左側後身頃との一対の後身頃、右側に配置される右側ウエスト布と左側に配置される左側ウエスト布との一対のウエスト布、及び股下布と、を互いに逢着してなる男性用下着であって、肌側前身頃と、表側前身頃とは、両下端縁部同士が縫着された縫着部を有し、肌側前身頃と、表側前身頃とが重なる重なり部を備え、かつ、縫着部と股下布とから形成される開き部を備える男性用下着である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
肌側に配置される肌側前身頃と表側に配置される表側前身頃との一対の前身頃、
右側に配置される右側後身頃と左側に配置される左側後身頃との一対の後身頃、
右側に配置される右側ウエスト布と左側に配置される左側ウエスト布との一対のウエスト布、及び
股下布と、を互いに逢着してなる男性用下着であって、
前記肌側前身頃と、前記表側前身頃とは、両下端縁部同士が縫着された縫着部を有し、
前記右側後身頃の上端部と、前記右側ウエスト布の下端部、前記左側後身頃の上端部と、前記左側ウエスト布の下端部、及び、右側後身頃の背面部、右側ウエスト布の背面部と、左後身頃の背面部、左側ウエスト布の背面部とがそれぞれ縫着され、
前記左側ウエスト布の右端部、前記肌側前身頃の左端部、前記表側前身頃の左端部及び左側後身頃の右端部と、股下布の左端部とが、前記股下布が肌側となるように縫合され、かつ、前記右側ウエスト布の左端部、前記肌側前身頃の右端部、前記表側前身頃の右端部、右側後身頃の左端部と、股下布の右端部とが、前記股下布が肌側となるように縫合されることにより、
前記肌側前身頃と、前記表側前身頃とが重なる重なり部を備え、かつ、前記縫着部と前記股下布とから形成される開き部を備える男性用下着。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
肌側に配置される肌側前身頃と表側に配置される表側前身頃との一対の前身頃、
右側に配置される右側後身頃と左側に配置される左側後身頃との一対の後身頃、
右側に配置される右側後身頃脇と左側に配置される左側後身頃脇との一対の後身頃脇、
右側に配置される右側ウエスト布と左側に配置される左側ウエスト布との一対のウエスト布、及び
股下布と、を互いに逢着してなる男性用下着であって、
前記肌側前身頃と、前記表側前身頃とは、両下端縁部同士が縫着された縫着部を有し、
前記右側後身頃の左端部と、前記右側後身頃脇の右端部、及び、前記左側後身頃の右端部と、前記左側後身頃脇の左端部とがそれぞれ縫着され、
前記右側後身頃の上端部と、前記右側ウエスト布の下端部、前記左側後身頃の上端部と、前記左側ウエスト布の下端部、及び、右側後身頃の背面部、右側ウエスト布の背面部と、左後身頃の背面部、左側ウエスト布の背面部とがそれぞれ縫着され、
前記左側ウエスト布の右端部、前記肌側前身頃の左端部、前記表側前身頃の左端部、左側後身頃脇の右端部と、股下布の左端部とが、前記股下布が肌側となるように縫合され、かつ、前記右側ウエスト布の左端部、前記肌側前身頃の右端部、前記表側前身頃の右端部、右側後身頃脇の左端部と、股下布の右端部とが、前記股下布が肌側となるように縫合されることにより、
前記肌側前身頃と、前記表側前身頃とが重なる重なり部を備え、かつ、前記縫着部と前記股下布から形成される開き部を備える男性用下着。
【請求項3】
前記前身頃上端部の交点と、前記ウエスト布の背面部の交点との距離が、10~15cmである、
請求項1又は請求項2に記載の男性用下着。
【請求項4】
以下の工程を有する男性用下着の製造方法。
工程A:表側前身頃の下端縁部と肌側前身頃の下端縁部とを、縫着して前身頃としたものと、股下布とを縫い合わせる工程
工程B-1:左側ウエスト布の背面部と、右側ウエスト布の背面部とを立体的に縫い合わせて、ウエスト布を製作する工程
工程B-2:左側後身頃の切り欠き部及び右側後身頃の切り欠き部と、左側後身頃脇及び右側後身頃脇の円弧部とをそれぞれ立体的に縫い合わせる工程
工程B-3:左側後身頃の背面部と、右側後身頃の背面部とを立体的に縫い合わせて後身頃とする工程
工程B-4:ウエスト布の下端部と、後身頃の上端部とを縫い合わせる工程
工程C:工程Aで得られた前身頃と股下布とを縫い合わせた物と、工程Bで得られた後身頃とウエスト布とからなる物とを縫い合わせる工程
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、成人男性の加齢等に伴う身体的特徴等を総合的に考慮し、これを反映させた男性用下着に関するものである。
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【背景技術】
【0002】
近年における出生率の低下は、人口減少を招いており、出生率の低下の要因として、成年男子の精子の減少が挙げられることがある。精巣を包む陰嚢は、皮膚と筋肉から成る袋状の器官であり、精巣を精子の形成に適切な温度である、約34~35℃に維持する機能を備えている。係る機能により精巣は、陰嚢で冷やされる。しかしながら、下着の形状や種類によっては、精巣の温度を約2~3℃上昇させてしまい、精子形成が障害され、男性不妊をもたらす一因となると考えられている。
【0003】
一方、男性は加齢に伴い、下腹部が前に出てきてしまう(いわゆるぽっこり体型、ぽっちゃり体型等と称呼される体型)者が多くなる傾向がある。そうすると、通常の腰ゴムで締めるタイプの男性用下着は、必要以上に下腹部が締め付けられ、皮膚が炎症を起こしてしまう場合がある。
【0004】
そこで、特許文献1には、陰嚢が容易に延展/収縮し、精巣の放熱を促進/抑止させることを目的とした男性用下着が開示されている。
また、特許文献2には、ぽっちゃり型の男性が着用しても、股間や股下の蒸れが生じにくいこと、及びお腹が圧迫されたり、本来の着用位置からズレ下がってきたりしにくい男性用下着が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-064165号公報
特開2021-080589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の男性用下着は、下着本体に男性器が通される男性器用開口を有しているため、陰嚢及び陰茎を外部に連通させることが可能となるため有益である。しかしながら、係る男性用下着は、一般的には馴染みのない形状である。そのため、その効果は認めるものの、銭湯やサウナ等の公衆浴場等における着用は、他人からの視線を気にしてしまい、着用をためらう者がいる可能性がある。
【0007】
また、特許文献2に記載の男性用下着は、前身頃に設けられる腰ゴムの設置ラインが、両側脇部から前身頃中央に向けて下向き凸の湾曲ラインに設定されているため、ぽっちゃり型の男性にとっては、有益である。しかしながら、一体となった腰ゴムを使用しているため、皮膚が弱い方にとっては、下腹部にゴム跡がついたり、かぶれたりするおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、外見上は通常の男性用下着でありながら、陰嚢部を露出させることができ、かつ、ぽっちゃり型の男性をはじめとする成人男性にとって、或いは、皮膚が弱い成人男性の双方にとって、履き心地のよい男性用下着を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、腰ゴムを使用せずに、複数の伸縮性を有する生地を用いて、これらを陰茎において、たすき掛け、下腹を支えるような構造とすることによって、係る課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0010】
すなわち、本発明は、肌側に配置される肌側前身頃と表側に配置される表側前身頃との一対の前身頃、右側に配置される右側後身頃と左側に配置される左側後身頃との一対の後身頃、右側に配置される右側ウエスト布と左側に配置される左側ウエスト布との一対のウエスト布、及び股下布と、を互いに逢着してなる男性用下着であって、前記肌側前身頃と、前記表側前身頃とは、両下端縁部同士が縫着された縫着部を有し、前記右側後身頃の上端部と、前記右側ウエスト布の下端部、前記左側後身頃の上端部と、前記左側ウエスト布の下端部、及び、右側後身頃の背面部、右側ウエスト布の背面部と、左後身頃の背面部、左側ウエスト布の背面部とがそれぞれ縫着され、前記左側ウエスト布の右端部、前記肌側前身頃の左端部、前記表側前身頃の左端部及び左側後身頃の右端部と、股下布の左端部とが、前記股下布が肌側となるように縫合され、かつ、前記右側ウエスト布の左端部、前記肌側前身頃の右端部、前記表側前身頃の右端部、右側後身頃の左端部と、股下布の右端部とが、前記股下布が肌側となるように縫合されることにより、前記肌側前身頃と、前記表側前身頃とが重なる重なり部を備え、かつ、前記縫着部と前記股下布とから形成される開き部を備える男性用下着である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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