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公開番号2024178892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2024042539
出願日2024-03-18
発明の名称冷却衣服
出願人山真製鋸株式会社
代理人個人,個人
主分類A41D 13/005 20060101AFI20241218BHJP(衣類)
要約【課題】面倒な作業を必要とせずに、持続可能な冷却効果や衛生面での問題をクリアできる、新規且つ有用な冷却衣服を提供する。
【解決手段】衣服本体に一片の冷却裏地47をスナップボタンで取り付ける。冷却裏地は、2枚の同じサイズ及び形状の防水性で柔軟な合成樹脂シートが、ヒートシールにより接合されて一体化されている。ほぼ平行に2本のシール線53、53が延びており、その2本のシール線に挟まれて細長い空間ができている。この空間で流路55が構成されている。冷却裏地を衣服本体から取り外して、押し潰して流路を扁平にすれば、流路に残っていた水の殆どを抜くことができる。後は、吊り下げて干しておいたりすれば残りも自然に抜け、水垢等の汚れは付き難くなる。また、冷却裏地表面は拭くことで汚れを落とすことができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
上半身を包む衣服本体と、前記衣服本体の内面側に着脱自在に取付けられ、前記衣服本体と相似状の一片の冷却裏地を有する冷却衣服において、
前記冷却裏地は、2枚の防水性シートが接合されて一体化されたものであり、
前記2枚の防水性シートの間で接合されずに残された空間を冷却流体の循環経路の一部を構成する流路としたことを特徴とする冷却衣服。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
請求項1に記載した冷却衣服において、
衣服本体と冷却裏地は肩部分で後身ごろと前身ごろが連なっていることを特徴とする冷却衣服。
【請求項3】
請求項2に記載した冷却衣服において、
流路は蛇行部分を有して一筆書き状に連なっていることを特徴とする冷却衣服。
【請求項4】
請求項3に記載した冷却衣服において、
流路の両端部は冷却裏地の後身ごろの下端側の衣服本体と合わせられる面で開口して、冷却流体の冷却部と、可撓性チューブを介して着脱自在に接続されて密閉された循環経路が形成されることを特徴とする冷却衣服。
【請求項5】
請求項4に記載した冷却衣服において、
冷却裏地はスナップボタンで衣服本体の内面側に着脱自在に取付けられることを特徴とする冷却衣服。
【請求項6】
請求項4に記載した冷却衣服において、
冷却裏地は面ファスナで衣服本体の内面側に着脱自在に取付けられることを特徴とする冷却衣服。
【請求項7】
請求項4に記載した冷却衣服において、
冷却部は冷却流体が溜められ、且つ冷却材が出し入れ自在に収容される防水性の袋体で構成されていることを特徴とする冷却衣服。
【請求項8】
請求項7に記載した冷却衣服において、
袋体は冷却材としての凍結可能な液体が封入されたペットボトルやプラスチック容器が出し入れ自在に収容可能になっていることを特徴とする冷却衣服。
【請求項9】
請求項8に記載した冷却衣服において、
冷却部は衣服本体側に設けられていることを特徴とする冷却衣服。
【請求項10】
請求項8に記載した冷却衣服において、
冷却部は腰ベルトに取付けられていることを特徴とする冷却衣服。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高温環境の作業現場等での使用に適した冷却衣服に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
夏場等の高温環境下での作業に対応するため、特許文献1に記載のように、衣服本体にチューブを取付け、そのチューブに冷却液を循環させて冷却する液体循環式冷却衣服が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-11483号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷却効果を高めるためにはできるだけチューブどうしの間の隙間を小さくして衣服本体に取付ける必要があり、特許文献1ではチューブをかなりの数の挿通型ガイド部に順次挿通させて蛇行状に這い回した状態で衣服本体に取り付けている。
ところで、冷却液として通常は手軽な水道水を使用しているため、ある程度の期間使用されると、チューブに常時水が入った状態になっていることもあって、水垢等が付着して汚れてくるので、衛生上の問題が出てくる。更に、そのまま放置すれば、詰まって水が循環し難くなり、冷却効果にも悪影響が出てくる。
しかしながら、チューブは上記したようにかなりの数の挿通型ガイド部に挿通されているのでチューブを衣服本体から取り外したり再び装着したりするのはかなり面倒な作業になっている。
【0005】
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、面倒な作業を必要とせずに、持続可能な冷却効果や衛生面での問題をクリアできる、新規且つ有用な冷却衣服の提供を、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記課題を解決するために為されたものであり、上半身を包む衣服本体と、前記衣服本体の内面側に着脱自在に取付けられ、前記衣服本体と相似状の一片の冷却裏地を有する冷却衣服において、前記冷却裏地は、2枚の防水性シートが接合されて一体化されたものであり、前記2枚の防水性シートの間で接合されずに残された空間を冷却流体の循環経路の一部を構成する流路としたことを特徴とする冷却衣服である。
【0007】
好ましくは、衣服本体と冷却裏地は肩部分で後身ごろと前身ごろが連なっている。
好ましくは、流路は蛇行部分を有して一筆書き状に連なっている。
好ましくは、流路の両端部は冷却裏地の後身ごろの下端側の衣服本体と合わせられる面で開口して、冷却流体の冷却部と、可撓性チューブを介して着脱自在に接続されて密閉された循環経路が形成される。
好ましくは、冷却裏地はスナップボタンで衣服本体の内面側に着脱自在に取付けられる。
好ましくは、冷却裏地は面ファスナで衣服本体の内面側に着脱自在に取付けられる。
好ましくは、冷却部は冷却流体が溜められ、且つ冷却材が出し入れ自在に収容される防水性の袋体で構成されている。
好ましくは、袋体は冷却材としての凍結可能な液体が封入されたペットボトルやプラスチック容器が出し入れ自在に収容可能になっている。
【0008】
ある態様では、冷却部は衣服本体側に設けられており、別の態様では、冷却部は腰ベルトに取付けられている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の冷却衣服は、面倒な作業を必要とせずに、持続可能な冷却効果や衛生面での問題をクリアできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施の形態に係る冷却ベストの前身ごろを開いて、平面状に展開した状態の正面図である。
図1の背面図である。
図2の冷却裏地を取り外した状態の背面図である。
図2の冷却裏地の平面図である。
図1の冷却ベストの分解斜視図である。
図1の冷却ベストの着用状態を示す図である。
本発明の第2の実施の形態に係る冷却ベストの正面図である。
図7の冷却ベストの着用状態を示す図である。
本発明の第3実施の形態に係る冷却ベストの斜視図である。
図9の冷却ベストの前身ごろを開いて、平面状に展開した状態の正面図である。
図10の背面図である。
図11の冷却裏地を取り外した状態の背面図である。
図11の冷却裏地の平面図である。
図10の袋体に容器を入れた状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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