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公開番号2025016238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119378
出願日2023-07-21
発明の名称首冷却具
出願人山真製鋸株式会社
代理人個人,個人
主分類A41D 13/005 20060101AFI20250124BHJP(衣類)
要約【課題】冷却衣服の冷却効果を低下させるおそれのない首冷却具を提供する。
【解決手段】首冷却部1は、隣り合う収容部13、13が隙間15を介して周方向に間隔をあけながら配置されているので、首Nを、圧迫感を感じさせない程度に優しく包み込むことができる。従って、収容部13a、13b、13b、13c、13c、……のそれぞれの天面14a、14b、14b、14c、14c、……は首の後側と左右の両側の部分で広い面積で接触することになる。この装着状態において、収容部13に封入されたた相変化部材21は首Nから熱を吸収して、融解する。首冷却具1を装着する者が、冷却衣服23を着ていた場合には、襟側の周囲から出た気流は隣り合う収容部13、13どうしの隙間15を通って上方に抜けていく。衣服本体25の襟側から抜け出た空気が更に上方に抜けて身体から離れるので、冷却衣服23の冷却効果が低下するのが阻止される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
曲げ弾性を有する帯板状素材がC形に湾曲してなる保形部と、
前記保形部の曲げ内面側に着脱自在に当てられて沿わされる帯状の冷却部を有し、
前記冷却部は、熱を吸収して固相から液相に変化する相変化部材を封入した収容部が長さ方向に断続的に複数配置されており、前記保形部に沿わされると、前記複数の収容部は前記保形部の周方向に隙間をあけながら、内方に突設することを特徴とする首冷却具。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1に記載した首冷却具において、
収容部は角形ブロック状になっており、長さ方向で隣り合う収容部どうしは対向する側面が凹面と凸面となって隙間を介して凹凸相対していることを特徴とする首冷却具。
【請求項3】
請求項1に記載した首冷却具において、
冷却部に複数の通しループが設けられており、その通しループに保形部が差し込まれて、前記冷却部は前記保形部に対して一体化されることを特徴とする首冷却具。
【請求項4】
請求項1に記載した首冷却具において、
冷却部は2枚の帯状のフィルムの幅方向両端側の縁と長さ方向に交差する複数の方向でシールされて一体化し、幅方向と長さ方向のシール部で囲まれた部位が収容部となっており、
一方のフィルム側が平坦で保形部に沿わされる部位となり、他方のフィルム側が断続的に隆起して突設していることを特徴とする首冷却具。
【請求項5】
請求項4に記載した首冷却具において、
フィルムに、テープの両端側がシールされて形成された通しループが複数設けられており、その通しループに保形部が差し込まれて、前記冷却部は前記保形部に対して一体化されることを特徴とする首冷却具。
【請求項6】
請求項1に記載した首冷却具において、
保形部は遮光性素材で構成されていることを特徴とする首冷却具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は首冷却具に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、特許文献1に示すような冷却衣服が実用化されている。この冷却衣服は、送風手段を用いて、外から衣服本体と身体側との間に取り込まれ、その間を流通した後に外に抜ける空気の流れを強制的に作り出し、人体から出た汗の蒸発をその空気によって促進させることで、身体側を積極的に冷やすようになっており、空気は、衣服本体の開放された縁側である袖や襟側から外に抜ける。
【0003】
また、 特許文献2に示すような首冷却具も実用化されている。この首冷却具は、熱を吸収して固相から液相に変化する相変化部材が封入されたチューブにより構成されている。このチューブは、首に沿って湾曲しており、その両端側を拡げて、その拡がった隙間に首を通して首に巻回して用いるようになっている。相変化部材が首から熱を吸収し融解して液相に変化する。
【0004】
高温環境下において作業を行う場合には、空調服を着て、首冷却具を装着することが少なくない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-54299号公報
特許第6895671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、首冷却具が襟部の周囲を殆ど閉鎖することになるので、冷却衣服側の空気の抜けが阻止されることで、空気の流れが淀んで冷却効果を低下させてしまうおそれがある。
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、冷却衣服の冷却効果を低下させるおそれのない首冷却具の提供を、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、曲げ弾性を有する帯板状素材がC形に湾曲してなる保形部と、前記保形部の曲げ内面側に着脱自在に当てられて沿わされる帯状の冷却部を有し、前記冷却部は、熱を吸収して固相から液相に変化する相変化部材を封入した収容部が長さ方向に断続的に複数配置されており、前記保形部に沿わされると、前記複数の収容部は前記保形部の周方向に隙間をあけながら、内方に突設することを特徴とする首冷却具である。
【0008】
好ましくは、収容部は角形ブロック状になっており、長さ方向で隣り合う収容部どうしは対向する側面が凹面と凸面となって隙間を介して凹凸相対している。
【0009】
好ましくは、冷却部に複数の通しループが設けられており、その通しループに保形部が差し込まれて、前記冷却部は前記保形部に対して一体化される。
【0010】
好ましくは、冷却部は2枚の帯状のフィルムの幅方向両端側の縁と長さ方向に交差する複数の方向でシールされて一体化し、幅方向と長さ方向のシール部で囲まれた部位が収容部となっており、一方のフィルム側が平坦で保形部に沿わされる部位となり、他方のフィルム側が断続的に隆起して突設している。
より好ましくは、フィルムに、テープの両端側がシールされて形成された通しループが複数設けられており、その通しループに保形部が差し込まれて、前記冷却部は前記保形部に対して一体化される。
(【0011】以降は省略されています)

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