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公開番号
2025073795
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184867
出願日
2023-10-27
発明の名称
冷却衣服
出願人
山真製鋸株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A41D
13/005 20060101AFI20250502BHJP(衣類)
要約
【課題】着用しても、背中側の面が膨出せず、壁や椅子の背もたれに背中側を付けて楽な姿勢を取ったり、また、高所作業用のハーネス型安全帯も安定した状態で装着することができる、冷却衣服の提供。
【解決手段】平袋体35は凍結可能な液体(L)が封入された容器43を保冷体として収容する。容器43は、剛性のプラスチック製(例えば、ポリエチレン(PE)製)で、扁平な四角形の箱状に薄肉で成形されており、大きな面積の一対の主面部43a、43aが横方向を向いて立たせた姿勢で収容される。好ましくは、容器43の上部は、左右両側が中央よりも上方に四角箱状に隆起している。液体(L)を入れたときにそこは液体(L)が満たされずに空気が入った状態となるので、液体(L)が凍結膨張してもそこに誘導されるので、容器43は膨出しない。また、好ましくは、補強部53が設けられている。この補強部53により容器43は反り難くなっている。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
衣服本体と、
前記衣服本体の後身ごろに設けられたポケットと、前記ポケット内に備えられ保冷体が出し入れ自在に収容される収容部と、前記衣服本体の内面側に露出して両端側が前記収容部にチューブ接続された流路と、前記チューブに取り付けられたポンプを備え、前記ポンプの作動により、前記チューブの一端側から前記収容部に流入してきた冷却流体が前記保冷体により冷却された上で前記チューブの他端側に戻されて前記流路を流通する冷却流体循環経路が構成されている冷却衣服において、
前記保冷体は凍結可能な液体が封入された容器によって構成され、
前記収容部は上側が開口する平袋状に構成され、前記保冷体は前記収容部に相似した平板状の扁平体で構成されて前記収容部に立ち姿勢で出し入れ自在に収容され、前記収容部の開口が閉止手段により閉止されることで、前記収容部と前記チューブが液密に連通した閉鎖状態になることを特徴とする冷却衣服。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載した冷却衣服において、
保冷体の容器は剛性のプラスチックで扁平な四角形の箱状に成形されて一対の対向する主面部と四方の側面部を備え、
立ち姿勢になったときに上部にくる前記側面部に口筒部が設けられ、前記側面部には更に前記口筒部の基端よりも上方に隆起した空き室部が連設されており、
前記容器に封入された液体が凍結膨張しても前記空き室部に膨張分が誘導されて前記主面部の反りによる膨出が阻止されることを特徴とする冷却衣服。
【請求項3】
請求項2に記載した冷却衣服において、
容器の空き室部は口筒部を挟んだ両側に設けられていることを特徴とする冷却衣服。
【請求項4】
請求項3に記載した冷却衣服において、
口筒部の外周面にねじが形成されており、更に、口内に嵌込まれる中蓋部と、前記口筒部に被せて螺合させるねじが内周面に形成された被せ蓋部を備えて、前記口筒部の開口が前記中蓋部と前記被せ蓋部により液密に閉じられることを特徴とする冷却衣服。
【請求項5】
請求項2から4のいずれかに記載した冷却衣服において、
保冷体の容器の内部には一対の主面部に直交する方向に延びる外形板状の補強部が板面を左右方向に向けた状態で左右方向に間隔をあけて一対設けられ、前記補強部の上下方向の端のそれぞれ上側と下側で前記補強部の左右両側が連通していることを特徴とする冷却衣服。
【請求項6】
請求項5に記載した冷却衣服において、
補強部は対向する主面部からそれぞれ容器内方へ凹む凹溝状をなす縦リブが繋がって構成されていることを特徴とする冷却衣服。
【請求項7】
請求項6に記載した冷却衣服において、
容器の左右の補強部の間に、前記容器の内部に向かって凹んだ凹条部が設けられていることを特徴とする冷却衣服。
【請求項8】
請求項1に記載して冷却衣服において、
ポケットは後ろ身ごろ側のポケット本体と、前記ポケット本体に連設され、前記ポケット本体側と縁部どうしが合わされて閉じられるフラップ状蓋部とで構成されており、前記ポケット状本体には収容部を囲んで、その周囲の隙間に首冷却具用の保形部に着脱自在に取り付けられる折り曲げ可能な帯状の冷却体が折り畳まれた状態で収納可能になっていることを特徴とする冷却衣服。
【請求項9】
請求項1に記載した冷却衣服において、
フラップ状蓋部には内ポケットが設けられており、帯状の冷却体や保冷剤が収納可能になっていることを特徴とする冷却衣服。
【請求項10】
請求項1に記載した冷却衣服の収容部に出し入れ自在に収容される保冷体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高温環境の作業現場等での使用に適した冷却衣服に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
夏場等の高温環境下での作業において作業者の負担を軽減すべく、特許文献1に記載の冷却衣服が提案されている。
この冷却衣服の衣服本体の後身ごろ側に設けられた収容部に凍結したペットボトルが収容されている。また、衣服本体の内面には、チューブが露出した状態で這わされており、このチューブの両端部は収容部に接続されて連通している。ポンプの作動を利用して、収容部内でペットボトルにより冷やされた水がチューブに流入し、チューブ内を衣服本体の内面に沿って流通した後に、収容部に戻って再び冷やされるようになっており、チューブ内を循環する水によって冷却衣服を着る者の体が冷やされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-11483号公報
特開2022-187111号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の冷却衣服では、収容部にペットボトルを収めているので、後身ごろの外面が曲面状に膨出することになる。従って、冷却衣服を装着する者の背中側に外面が曲面状の膨出部が形成されることになり、壁や椅子の背もたれに背中を付ける場合などにおいて邪魔になるという問題がある。
また、後身ごろに外面が曲面状の膨出部が形成されていると、冷却衣服を着用した状態で、例えば特許文献2に記載の高所作業用のハーネス型安全帯を装着しようとすると、安全帯のベルトや金具が曲面状の膨出部上に重なることになるため、高所作業用のハーネス型安全帯が不安定になり、安全面から不安が出る。
【0005】
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、普通の衣服のようで、壁や椅子の背もたれに背中側を付けても違和感が無く、また、高所作業用のハーネス型安全帯も安定した状態で装着することができる、新規且つ有用な冷却衣服の提供を、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記課題を解決するために為されたものであり、衣服本体と、前記衣服本体の後身ごろに設けられたポケットと、前記ポケット内に備えられ保冷体が出し入れ自在に収容される収容部と、前記衣服本体の内面側に露出して両端側が前記収容部にチューブ接続された流路と、前記チューブに取り付けられたポンプを備え、前記ポンプの作動により、前記チューブの一端側から前記収容部に流入してきた冷却流体が前記保冷体により冷却された上で前記チューブの他端側に戻されて前記流路を流通する冷却流体循環経路が構成されている冷却衣服において、前記保冷体は凍結可能な液体が封入された容器によって構成され、前記収容部は上側が開口する平袋状に構成され、前記保冷体は前記収容部に相似した平板状の扁平体で構成されて前記収容部に立ち姿勢で出し入れ自在に収容され、前記収容部の開口が閉止手段により閉止されることで、前記収容部と前記チューブが液密に連通した閉鎖状態になることを特徴とする冷却衣服である。
【0007】
好ましくは、保冷体の容器は剛性のプラスチックで扁平な四角形の箱状に成形されて一対の対向する主面部と四方の側面部を備え、立ち姿勢になったときに上部にくる前記側面部に口筒部が設けられ、前記側面部には更に前記口筒部の基端よりも上方に隆起した空き室部が連設されており、前記容器に封入された液体が凍結膨張しても前記空き室部に膨張分が誘導されて前記主面部の反りによる膨出が阻止される。
好ましくは、容器の空き室部は口筒部を挟んだ両側に設けられている。
好ましくは、口筒部の外周面にねじが形成されており、更に、口内に嵌込まれる中蓋部と、前記口筒部に被せて螺合させるねじが内周面に形成された被せ蓋部を備えて、前記口筒部の開口が前記中蓋部と前記被せ蓋部により液密に閉じられる。
【0008】
好ましくは、保冷体の容器の内部には一対の主面部に直交する方向に延びる外形板状の補強部が板面を左右方向に向けた状態で左右方向に間隔をあけて一対設けられ、前記補強部の上下方向の端のそれぞれ上側と下側で前記補強部の左右両側が連通している。
好ましくは、補強部は対向する主面部からそれぞれ容器内方へ凹む凹溝状をなす縦リブが繋がって構成されていることを特徴とする冷却衣服。
好ましくは、容器の左右の補強部の間に、前記容器の内部に向かって凹んだ凹条部が設けられている。
【0009】
好ましくは、ポケットは後身ごろ側のポケット本体と、前記ポケット本体に連設され、前記ポケット本体側と縁部どうしが合わされて閉じられるフラップ状蓋部とで構成されており、前記ポケット状本体には収容部を囲んで、その周囲の隙間に首冷却具用の保形部に着脱自在に取り付けられる折り曲げ可能な帯状の冷却体が折り畳まれた状態で収納可能になっている。
好ましくは、フラップ状蓋部には内ポケットが設けられており、帯状の冷却体や保冷剤が収納可能になっている。
【0010】
本発明の冷却衣服の収容部に出し入れ自在に収容される保冷体は単体として提供可能になっている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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